メタルギアソリッド ポータブル・オプス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 14:03 UTC 版)
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ジャンル | 戦略諜報アクションゲーム |
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対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | 小島プロダクション |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
プロデューサー | 小島秀夫 岡村憲明 |
ディレクター | 山本真裕 |
シナリオ | 三雲岳斗 平野聡 |
プログラマー | 友澤真央 園山誠人 |
音楽 | 日比野則彦 イズタニタカヒロ 鈴木克崇 陣内一真 戸田信子 本田晃弘 |
美術 | 新川洋司 アシュレイ・ウッド |
シリーズ | メタルギアシリーズ |
人数 | 1人(通信対戦=最大6人) |
メディア | UMD ダウンロード |
発売日 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) ESRB:M(17歳以上) BBFC:12 PEGI:16 |
デバイス | メモリースティックDuo(192KB以上) GPSレシーバー対応 |
売上本数 | 35万8277本[1] |
その他 | 無線LAN対応(インフラストラクチャー、アドホック) ゲームシェアリング対応(最大4人) 型番:VP029-J1(ULJM 05193) |

『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』(METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS、略称:MPO)は、小島プロダクションが制作し、コナミより発売されたPlayStation Portable(以下、PSP)用ゲームソフト。
概要
本作は、コナミより発売されているゲーム「メタルギアシリーズ」の一つで、タイトル中の“OPS”とは、"Operations"の略で「軍事行動」を意味する。
PSP向けに発売された『メタルギアアシッド』シリーズとは異なり、「メタルギアシリーズ」本編の時系列に連なる正統続編として制作された。時代設定は、シリーズ中最古のエピソードを描いた『メタルギアソリッド3』からメタルギアシリーズ第1作であるMSX版『メタルギア』の合間にあたるそれまで語られていなかった空白の期間で、主人公は『MGS3』と同じくネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)である。物語は「アウターヘブンにつながるミッシングリンク」とのことで、スネーク(ビッグ・ボス)が悪魔の兵器「メタルギア」と出会い、伝説の傭兵部隊「FOXHOUND」と戦士の楽園「OUTER HEAVEN」を作るようになったきっかけや、「ビッグ・ボスは、何故一度救った世界を危機に晒したのか? 」という理由の一端が描かれている。その為、ストーリー的には本作および『ピースウォーカー』『メタルギアソリッドV』によって『MGS3』~『MG』の空白が埋められ、『MGS3』から『メタルギアソリッド2』までの時系列が一本の線で繋がることになる。
しかし小島秀夫はプロデュース・原案としての参加となっており監督は務めていないため、本作は正史シリーズ「メタルギア・サーガ」には含まれていない。小島が自ら監督・脚本を手掛けた『MGSPW』の発売後は『MGS3』後のミッシングリンクという役割はそちらが担うようになり、本作はシリーズ20周年『メタルギア 20thアニバーサリー メタルギアソリッド コレクション』には収録されていたが25周年記念『メタルギア ソリッド レガシーコレクション』には『MGSPW』と入れ替わる形で収録されなかった。『MGSV:TPP』の年表にも本作品で語られるサンヒエロニモ半島事件は掲載されていない。一方、『MGSPW』のゲームと小説にてサンヒエロニモ半島事件に少しだけ触れられている。また、2023年に発売された『メタルギア ソリッド:マスターコレクション Vol.1』に付属しているデジタルマスターブックでは本作は「正史につながる出来事を描いたスピンオフ作品」とされ、年表にもサンヒエロニモ半島事件が記載されている。
ゲームシステムも、従来のメタルギアシリーズの流れを汲む「戦略諜報アクションゲーム」となっているが、本作ではそれに加えて敵兵を拉致して味方にし、スネーク以外のキャラクターに交代してプレイヤーとして使用したり、サポート部隊を編成できる新システムが導入されている。これらは同じくビッグボスの時代を描いた『MGSPW』『MGSV』にもより発展させて受け継がれていく。また、他のゲームプレイヤーとのコミュニケーションを活発化させるために無線LAN機能を特徴的に使っており、当時新しく搭載されていまPSPの機能を最大限に生かしたソフトといえる。ゲーム内のイベント演出面においては、リアルタイムポリゴンデモは用いられず、『メタルギアソリッド バンドデシネ』のようにアシュレイ・ウッドによるコミック形式の絵でストーリーが展開されていく。
「ファミ通ゲームアワード2006・ポータブル賞」受賞作品。
2007年9月20日、拡張ソフトウェアである『メタルギアソリッド ポータブル・オプス+』が発売された。本作のセーブデータを引き継いで遊ぶことも可能となっている。
なお、Wi-Fi通信を利用したオンラインサービスは2012年3月30日をもって終了している。
評価 | ||||||
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ストーリー
- サンヒエロニモ半島事件
- コロンビア中部沿岸・サンヒエロニモ半島[注釈 1]。軍事的な理由から世界地図に正確な地形が記されていない、別名「死者の半島」と呼ばれる地である。キューバ危機によって撤退した基地に代わりソ連の中距離ミサイル基地の建設が計画されていたこの土地は、東西の緊張緩和で基地の建設が放棄され、祖国に捨てられたソ連兵が存在していた。
- スネークイーター作戦から6年後の1970年11月2日。中央情報局(CIA)のある特殊部隊が軍の最高機密である新型兵器を盗み、サンヒエロニモ半島に駐留していたソ連軍部隊の指揮系統を乗っ取ると、同地を占拠した。既にFOX部隊を除隊していたネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)はこのクーデターに巻き込まれ、拘置所で捕虜尋問官を名乗る男に「賢者の遺産」の在り処を問われる。
- スネークは、かつての上官であるゼロ少佐が国家反逆罪の容疑で拘束されている事、スネーク自身が反乱の首謀者であるという容疑がかかっている事、そしてクーデターを起こした組織の名が、かつて自らも所属していた特殊部隊・FOXであることを知る。
ゲームシステム
PSPで以前に発売されていた、カードを用いた『メタルギアアシッド』シリーズとは違い、本作は『メタルギアソリッド』シリーズの流れを汲む戦略諜報アクションゲームとなっており、本作ならではの数々の新システムも導入されている。
チームでの潜入任務
最大の特徴は、今までのシリーズでは基本的に主人公のみを操作していたのに対し、本作では捕えた敵を味方にし、それらと交代して潜入任務を遂行するというシステム。ストーリーモードではマップ上にいる敵兵をCQC(近接格闘)や麻酔弾を利用して捕まえ、トラックに運ぶ事で味方にすることができる。味方になった兵士はミッション間のブリーフィング時にチームに組み込むことが可能で、潜入チームは1チーム最大4人で編成する。操作キャラの交代は危険フェイズ以外であれば任意に行うことが可能(ボス戦では不可)で、未操作のキャラは自動的にダンボールを被って隠れて待機するようになっている。
仲間にはLIFE(体力、 ゼロになると死亡。メディカルキットで回復)、STMN(スタミナ、 ゼロになると気絶。レーションで回復)、SNS(センス、 敵の位置を把握する能力)、スキル(銃器の使い方、兵器開発技術、医療レベルなどの能力)が設定されており、キャラクターによって千差万別(捕獲時に持っているアイテムである程度判別可能)。また、同じ服装の敵兵に気づかれにくくなる。例えば病院では白衣を着たタイプのキャラクターは同じ白衣を着た敵兵に気づかれにくいため、場所に応じて潜入チームを組むと敵兵に発見されずに有利に作戦を進めることができる。
また、実際に操作する潜入チームの他にも情報を集める諜報チーム、新しいアイテムを開発する技術チーム、メンバーの体力回復の促進及び医薬品の開発を行う医療チームを編成することが可能で、それによって様々な恩恵を得られるシミュレーションゲーム的な要素も入っている。
仲間兵士の収集方法は、ストーリーモード、対戦モード、WiFiトレード(すれ違いトレード、アドホックトレードの2種類)、APスキャン、パスワード、GPSスキャンと大きく6つの種類がある。
サブミッション
プレイヤーはマップ上から情報を得るために偵察部隊(諜報チーム)をマップごとに送ることができる。そして、彼らから送られてくる報告によってサブミッションができるようになる。このゲームには何十ものサブミッションがあり、それらを達成することでRPG-7やモシン・ナガンのような珍しい武器やユニークキャラクター(ストーリーに関係、または前作で登場)も手に入る。
サラウンドインジケーター
敵の位置を表示するレーダーが新たなタイプになり登場。『MGS3』は特定のアイテムを装備しなくてはならなかったが、本作では『MGS』『MGS2』のような常に表示されるタイプである。しかし、敵の位置を点で表示するソリトンレーダー(『MGS』『MGS2』に登場)と違い、どの方向で物音がしたか視覚化して表示する「サラウンドインジケーター」となっている。ソリトンレーダーとは違い、敵に発見されても表示される(ソリトンレーダーは敵に発見されると使えない)。
無線LAN機能
PSPのWi-Fi機能を使用した要素として、オンライン対戦、すれ違い通信による兵士のトレード、付近にあるアクセスポイントに接続することによって兵士をゲットできる「APスキャン」などがある。
通信対戦
最大2人から6人までの対戦が可能である。もちろん、シングルでプレイして獲得した武器や、味方の使用も可能である。
APスキャン
無線LANのアクセスポイントをサーチし、アクセスすることで兵士を入手できる。入手できる兵士はアクセスポイント毎に違い、スポットによって特殊な兵士が入手できる場合もある。
WiFiトレード
アドホックを利用して、ブリーフィング時に兵士のステータス画面からお互いに集めた兵士をトレードすることもできる。また「すれ違いトレード(TRADE SLEEP MODE)」では、あらかじめトレードに出したい兵士を選んでスリープモードにしておくと、同様にすれ違いトレードにした他プレイヤーが接近した際に自動的に通信が行われてお互いに兵士を交換する。兵士によってある程度のランクが設定されているため、ランクの違いすぎる兵士は交換されない。
GPSスキャン
別売りのGPSレシーバーを接続することで、兵士を取得できるポイントが表示され、実際にそこに移動することで兵士を取得できる。
登場人物
FOXHOUND
- スネーク(ビッグ・ボス)
- 声 - 大塚明夫
- 本作の主人公である元FOX隊員。かつてスネークイーター作戦で世界を全面核戦争の危機から救い、BIGBOSSの称号を授与された凄腕の元工作員。
- スネークイーター作戦後は部隊を除隊したが、ジーンら反乱を起こしたFOXの陰謀によって拘束され、カニンガムより賢者の遺産の在処を尋問される。本編ではその後、FOXの反乱を鎮圧した功績を讃えられ、ゼロ少佐の意志を継いでFOXHOUNDを創設した(エンディング時点ではFOXHOUNDの部隊章を付けているが、この時点で創立されていたのかは不明)。
- 前作では主に無線での会話にて、毒のある生き物の味さえも聞くなど変人ぶりを見せていたが、今作では無線の会話自体が少ない関係もあり、そのような姿はほとんど見ることができない[注釈 2]。
- ロイ・キャンベル
- 声 - 古川登志夫
- 後にFOXHOUND総司令官となり、その優れた手腕でメタルギアソリッドシリーズの主人公の一人であるソリッド・スネークを支援していく特殊部隊指揮官。本作では指揮官になる前、特殊部隊員として前線で戦っていた若き日の姿が描かれる。
- グリーンベレー隊員の一人としてサンヒエロニモ半島に派遣されたが、FOXによって部隊はキャンベルを除いて壊滅、自身も捕虜となった。その収容所でビッグ・ボスと出会い、ともに脱出を図ることとなるが、足を負傷したため戦闘には参加せずトラックを運転したり、スネークを無線でサポートしたりする。スネーク不在と言う事態に陥っても冷静に指揮をして、実際に救出に成功させるなど、晩年に見せた指揮能力の片鱗を見せている。この頃から女好きな一面があり、女性を口説くために学んだ心理学(キャンベルに何回か無線連絡すると聞ける)を活かして捕まえた敵兵の説得も担当する。
FOX
- ジーン
- 声 - 若本規夫
- FOX隊員。「ジーン(Gene)」とは「遺伝子」を意味する。
- ビッグ・ボス除隊後のFOXの中心人物で実戦部隊リーダーだったが、CIAから核兵器を盗み出してサンヒエロニモ半島を占拠し、ICBMをソ連へ発射すると脅迫する。コードネームは「ヴァイパー(毒蛇)」。強化版CQCである「CQCエンハンサー」を使う。
- その正体は最高の司令官を作り出すための「相続者計画」により産み出された兵士であり、ザ・ボスをモデルとしている。その為、彼女に直接指導を受けていたスネークとはある意味での兄弟にあたると本人は語っている。またヴォルギン大佐の凶行とザ・ボスの抹殺が、何者かにより仕組まれていたものだと語るが真相は不明。ヌルを一撃で倒すほどのESP能力者であり、兵士の心に直接語りかける圧倒的な演説力を有していた。
- 「戦場にこそ兵士の充足があり、世界を混乱に巻き込むことによって兵士の生きられる戦場が生まれる」として、形骸化していた「賢者達」への反乱の意味も込め、サンヒエロニモ半島に兵士達の楽園ともいうべき傭兵国家「アーミーズ・ヘブン」を創設することを目論んでおり、密かにそれに必要な装備や人材・資金を集めていた。最終的に弾道メタルギアの発射システムを作動させた後、自己の存在意義を懸けてスネークに戦いを挑むが敗北し、息絶える直前に先述した「アーミーズ・ヘブン」創設用のデータを収めたファイルを譲り渡した。
- 特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能。専用武器「ボウイナイフ」を持っている。
- カニンガム
- 声 - 郷里大輔
- FOX隊員。コードネームは「ボア(王蛇)」。戦闘による負傷で第一線から引退し、現在は義足である。FOXの捕虜尋問官であり、スネークから残り半分の賢者の遺産のありかを尋問する。
- FOXの母体であるCIAに恨み(彼が片足を失うことになったのはCIAのFOXへの処遇の悪さが原因)があり、現在では裏でCIAと予算の奪い合いをしている国防省と繋がり、CIAに泥を塗り国防省の権限を高めるための任務を与えられていた。目的達成後はスネークに自身が知っている情報を教え、スネークを英雄として迎えるために仲間を捨ててヘリで基地から脱出するよう促し、弾頭をソ連製核弾頭に変更したデイビークロケットで基地を消滅させるつもりだったが、スネークがそのやり方に反発したため戦闘に発展する。敗北後、「デイビークロケット」を使用しスネークを道連れにしようとしたが、直前に機体共々爆散した。特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能。専用武器「レーザー」を持っている。
- パイソン
- 声 - 屋良有作
- FOX隊員でスネークのかつての戦友。
- 北ベトナムでの秘密工作作戦時に死亡したと思われていたが、CIAによってスネークを倒すためのアンチスネーク兵士として密かに生かされていた。しかし、後遺症は残っており、体温調節機能に異常が生じているため、液体窒素を満たした特殊な冷却スーツを身に着けている。そのため常に冷気に包まれており、頭に無数の針が刺さっている。なお、ライフキルかスタミナキルかで直後のデモは変化するがその後のストーリーは変化せず、設定上生存したのか戦死したのかは不明。
- 特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能。専用武器「液体窒素グレネード」を持っている。
- ヌル
- 声 - 福山潤
- FOX隊員で「絶対兵士」と呼ばれる青年兵士であり、後のグレイ・フォックスに当たる人物。ヌルはラテン語で「無」、ドイツ語では「ゼロ」を意味している。
- 確実に任務を遂行する最強兵士として育てられ、普段は五感を遮断する棺桶状の水槽に入れられている。絶対兵士を生み出すプロジェクトの中では、彼が唯一の成功例である。卓越した身体能力を持ち、マチェット(鉈)を使った戦いを得意とする。任務を終える度に記憶と感情をリセットされていたらしいが、完全には消去できていなかった模様。少年兵として別の戦場に参加した経験があり、その際の愛称は「フランク・イェーガー(Frank Jeager)」だった。
- ビッグ・ボスとは2度に渡り争うが敗北、記憶とアイデンティティを完全に取り戻し、最終的に彼は帰国して入院した。
- 特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能。専用武器「マチェット(山鉈)」を持っている(ボス戦ではこちらの銃弾を弾いてくるが、プレイヤーキャラで使用したときには銃弾を弾くことはできない)。
- ウルスラ
- 声 - 後藤沙緒里
- 静かにジーンに付き従い、強力なESP能力を持つFOXの「少女隊員」。
- 核の被爆を受けた時に人格が2つに分かれており、医療チーフのエルザとは双子の姉妹ということになっている。冷淡な性格で、スネークが世界を滅ぼすという予知をしたためメタルギアRAXAに乗り込み、スネークを追いつめるもスネークにメタルギアRAXAを撃破され、消息不明となる。特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能だが、既にエルザがいる場合は登場しない。
- エルザとの違いは、髪の色、目つき、口調、ステータスと初期装備。
- エルザ
- 声 - 後藤沙緒里
- FOXの医療チーフでウルスラのもう一方の人格。
- スネークがメタルギアを破壊する予知を見たため、スネークの仲間になる。ウラル核惨事で被曝しており、核に対して強い嫌悪を示す。事故の影響でESP能力を身に付けた。人間の体に触れている場合に、心の中でお互いに会話が出来る。
- ウルスラに体を乗っ取られた際にRAXA共々爆死したと思われたが生存しており、自身を死んだと思い込み精神のガードが甘くなったジーンの思考を読んで、彼が本気で核を使用しようとしていることを知り、それを止めようとするが、肉体自体は生身の女性の為ジーンの速度についていけずナイフを刺される。その際にエルザとウルスラが予知したビッグ・ボスの将来や彼の子供達(ソリッド・リキッド・ソリダス)について伝えた後、息を引き取った(この際はエルザとウルスラ2つの人格が表に出ている様に見える)。特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能だが、既にウルスラがいる場合は登場しない。
アメリカ
- ゼロ少佐
- 声 - 銀河万丈
- 本名はデイビット・オウ。特殊部隊「FOX」の創設者で部隊指揮官。元SAS所属で、当時のザ・ボスの同期でもある。バーチャスミッションおよびスネークイーター作戦では作戦全体の指揮官を務めた。
- 本作における黒幕。ジーンらFOX部隊に反乱を起こされ、国家反逆罪の容疑で米軍に拘束されるが、実は裏でオセロットと共謀しており、賢者の遺産を手に入れるため暗躍していた。本編では、特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能。オセロット以外で彼の存在に気付いていたのはジーンのみである。
- パラメディック
- 声 - 桑島法子
- バーチャスミッション及びスネークイーター作戦の際にビッグ・ボスの医療サポートを務めた人物。
- 1970年にはワシントン州シアトルに米国初のパラメディック制度を導入し、自らもパラメディック部隊の設立に成功。特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能になり、無線相手のリストにも名前が載る。無線で話が聞けるが、映画オタクは相変わらず。スネークイーター作戦以来、野生動物の調理法を勉強したようであり、今回は十分な食料があると聞いた時はがっかりした所がうかがえる。
- シギント
- 声 - 藤原啓治
- 元FOX隊員で、スネークイーター作戦の際にビッグ・ボスの技術サポートを務めた。1965年にFOXからARPAへと転向し、ARPAnetの立ち上げに大きく貢献した。
- パラメディックと同じく、特定の条件を満たせばプレイヤーキャラとして使用可能、やはり無線で話も聞ける。サンヒエロニモ半島事件当時ARPAでは兵士が五日間にわたり食事を取らずに戦闘を続けられるようにする、メタボリック・ドミナンスという極秘プロジェクトが進められていた[注釈 3]。また、CIAにおいてUMA探求クラブ副会長を務める。会長はゼロ少佐。
- CIA長官
- 声 - 佐藤正治
- 前作のラストでオセロットと連絡を取っていた人物。
- ラングレー(CIA本部)が核攻撃の標的にされていると悟り、賢者のリストを持ち出して核シェルターに避難しようとしたところを待ち伏せしていたオセロットに殺害され、賢者の遺産を奪われる。同じくオセロットの根回しにより、CIA長官の死亡はメタルギア強奪事件の責任を感じての引責自殺と処理された。この後、CIA上層部にて大幅な人事入れ替えが起きた。
- ザ・ボス
- 本作では会話の中でのみ登場。スネークの師であり、戦闘技術(CQC)を教えた。作中ではジーンによって、なぜザ・ボスが国を裏切ったのか、スネークイーター作戦の真実を明かされることになる。
ソ連
- ジョナサン
- 声 - 藤本たかひろ
- 元ソ連兵。ジーンに賛同して蜂起をするがスネークとキャンベルの説得により仲間になる。ジーンの演説により暴走したソ連兵の流れ弾からスネークを庇い死亡する。どのエリアでどの敵兵を捕まえても最初の一人目は必ずジョナサンになる。
- 説得の際に、スネークに優秀な兵士だと褒められただけあって、全体的にスキルが高めである(スネークとほぼ同じ威力のCQCを使える)ことと、コードネームではなく固有の名前を持つ点以外の特性は声も含めて他のソ連兵と同じ。エンディングに名前は登場しない。
- スコウロンスキー大佐
- 声 - 稲田徹
- サンヒエロニモ半島の本来の司令官。逃走中の身で、第二次世界大戦中は戦闘機のパイロットだったらしく、(彼のいた輸送船内にも彼のコレクションとしてラボーチキンLa-5が保管されている)ジーン率いるFOX部隊の反乱により兵士の統率を完全に失ったことにより、狂人となる。RAXAにいつの間にか搭乗していたが、ウルスラのESPでコクピットから落とされた。作中での生死は不明だったが、METAL GEAR SOLID 4 DATABASEによれば、死亡したことになっている。
- エヴゲニー・ボリソヴィッチ・ヴォルギン
- 本作では会話の中でのみ登場。GRUの大佐。前作でソコロフ設計局にアメリカ製の核ミサイルを撃つという凶行をした。作中ではジーンによって、なぜあの凶行をしたのか、スネークイーター作戦の真実を明かされることになる。
その他
- EVA
- 声 - 渡辺美佐
- 元中国諜報機関のスパイ。EVAとは偽名であり、本名不明(本物のEVAは男性)。前作で偽の遺産データを持ち帰った[注釈 4]ためクビになり、現在はフリーの傭兵パイロットをしている。シリーズの歴史上ではハノイでスネークと再会するとされているが、今作では特定の条件を満たすことで仲間になり、プレイヤーキャラとして使用可能。その場合、騙し合った過去は水に流してパイロットとして雇うことになるが、サンヒロニモ半島に向かう途中で撃墜され、拘束・収容されていたところを救出されてスネークとの再会を果たす。
- オセロット
- 声 - 山崎たくみ
- CIA及びアメリカの賢者達のスパイ。ゼロ少佐と思われる人物が用意したメタルギアの軌道計算データをジーンに見せ、計画の為に彼を利用した。CIA本部が核攻撃の標的になっていることを知り、賢者達のリストを持ち出して核シェルターに避難しようとしたCIA長官を待ち伏せして殺害し、賢者達のリストを入手。作中の歴史では1970年内にアメリカが遺産の残りを回収し終えた事から、そこから遺産を入手していったと思われる。特定の条件を満たすことでプレイヤーキャラとして使用可能だが、サンヒエロニモ半島には訪れていないため直接合流はせず、条件を満たして連絡を取ることによって次周から使用可能になる。
- ニコライ・ステパノヴィッチ・ソコロフ
- 声 - 龍田直樹
- シャゴホッドを設計した科学者。ヴォルギン大佐の拷問で殺されたと思われていたが、命からがら生還した様である。ジーンに強制収容所から助け出され、僅かな時間ながら妻子との再会も叶ったことから彼に恩義を感じ、グラーニンが発案したメタルギアを作っていたが、計画の真意を知りスネークに対し「ゴースト」と名乗って接触。無線でサポートする(ゴースト時のソコロフは様々な博士の話をしてくる。映画オタクも垣間見える)。メタルギアRAXAが破壊されると正体を明かすが、直後のジーンの演説によって起きた惨劇の中で行方不明になる。その後、特定の条件を満たすと合流して仲間になり、プレイヤーキャラとして使用可能になるが、仲間になる条件と手順が他のキャラクターより多い。仲間にしたか否かに関わらず、最終局面ではスネークの弾道メタルギア破壊をサポートした。
- イワン・ライデノヴィッチ・ライコフ
- 声 - 堀内賢雄
- 元GRU少佐。ヴォルギン大佐死後の権力競争に敗北し、サンヒエロニモ半島に左遷されたが、そこでも相変わらず奇行が目立ったため、反乱軍に拘束されてしまう。接触することで仲間になり、プレイヤーキャラとして使用可能。
- テリコ・フリードマン
- 声 - 永島由子
- 『メタルギアアシッド』に登場。『MGA』のデータを連動させることにより使用可能になる。また特定の条件を満たすことで本編に登場。諜報ユニット曰く「奇天烈な格好」。捕獲する事でプレイヤーキャラとして使用可能になる。スネークを知っているような素振りを見せるが、彼女が言っているのは『MGA』の世界におけるソリッド・スネークの事であり、それと掛けて原作での交戦時の台詞を言う。
- ヴィナス
- 声 - 小松里歌
- 『メタルギアアシッド2』に登場。『MGA2』のデータを連動させることにより使用可能になる。また特定の条件を満たすことで本編に登場。諜報ユニット曰く「金星人としか思えない女」。捕獲する事でプレイヤーキャラとして使用可能になる。仲間にすると原作の最終ミッション時の台詞を言う。かなり冷酷で殺すことに罪の意識がない。
使用された歌曲
- 「Calling To The Night」
- 作詞:戸田信子、作曲:本田晃弘、編曲:日比野則彦/本田晃弘、唄:ナターシャ・ファロー
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも原曲で使用されている。
脚注
注釈
出典
- ^ 『ファミ通ゲーム白書2008』エンターブレイン、2008年、383頁。ISBN 978-4-7577-4272-7。
- ^ “Metal Gear Solid: Portable Ops”. All Game (2006年12月5日). 2012年8月24日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト
- 旧公式サイト - ウェイバックマシン(2013年12月29日アーカイブ分)
- i-revo METAL GEAR PORTAL
メタルギアソリッド ポータブル・オプス+
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 13:08 UTC 版)
ジャンル | 戦略諜報アクションゲーム |
---|---|
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | 小島プロダクション |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
シリーズ | メタルギアシリーズ |
人数 | 1人 (通信対戦=最大6人) |
メディア | UMD1枚組(通常版) UMD2枚組(デラックスパック) ダウンロード(ダウンロード版) |
発売日 | ![]() ![]() |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
デバイス | メモリースティックDuo GPSレシーバー対応 |
その他 | 無線LAN対応(インフラストラクチャー、アドホック) ゲームシェアリング対応(最大4人) 型番:VP041-J1(ULJM 05261) |
『メタルギアソリッド ポータブル・オプス+』(メタルギアソリッド ポータブル・オプス プラス、METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS PLUS、略称: MPO+)は2007年9月20日に発売されたPlayStation Portable用ソフト。
概要
2006年12月に発売された戦略諜報アクションゲーム『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』の拡張パックであるが、本作単体での起動、使用が可能である。また、『ポータブル・オプス』のプレイデータがあればデータを引き継ぐことも可能。ただし、全体的にステータスが向上した本作の兵士と比べて『ポータブル・オプス』の兵士は相対的に能力が低くなっている。
なお、Wi-Fi通信を利用したオンラインサービスは2012年3月30日をもって終了している。
ゲームシステム
評価 | ||||||
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インフィニティミッション
本作ではストーリーモードが廃止され、新シングルモードとしてインフィニティミッションが採用されている。これは、その名の通り無限にミッションをこなしていくモードである。
- ランダムに決まったスタート地点から同様にランダムで決められたゴール地点を目指す。
- 中には見つからずにクリア、全ての敵を無力化する、一定時間危険フェイズ下で生き延びる、といった特殊なミッションが発生することもある。
- ゴール地点は音を発している(サラウンドインジゲーター上において)のでそれを頼りに目指すことになる。
- 武器、装備、道具は全て現地調達であり、持ち込むことは出来ず、兵士から奪うか拾うしかない。
- 『ポータブル・オプス』と同様、兵士を仲間にすることも出来る。
- 『ポータブル・オプス』では3つだった難易度に新たにHARDが追加された。高難易度ほどステージ数が多く、スペシャルミッションも難しいものが出現する。
- ミッション中にゲームオーバーになれば、そのミッション中に手に入れた物は全て無効となってしまう。ただしフィールド上でフルトンシステムを使用した場合と、撤収ポイントに到達した場合のみ、最終ゴールまで行かなくてもそれまで集めた兵士、武器などをすべて持ち帰ることができる。
- ミッションをクリアするごとに難易度が上がっていく。
- 兵士は最大200人まで仲間にできるようになった。
- マップの所々にレアなアイテムが隠されている。これは視認できないので、入手するためには音(ケロタンの鳴き声)を頼りに探さなければならない。隠されている場所の上をホフク(匍匐)で通過するか、武器で攻撃すると入手できる。また、地雷探知機には黄色で表示される。
- オートセーブ機能が導入されており、ミッションを終了する際に成果と失ったものが記録される。故に兵士をミッション中に失った場合はクリアする前にミッションを放棄するかクリアして成果をとるかの二択を迫られることになる。なおユニークキャラクターはミッション中に捕虜として再登場する。
ボスラッシュ
『ポータブル・オプス』に登場したボスキャラクターと対戦する新シングルアクションモード。「1回でもポータブル・オプスをクリアしたデータ」がメモリースティック内に入っていれば可能。
トレーニングモード
このモードは、主として対戦の練習用につくられたシングルプレイモードであり、あらかじめ用意された使用する武器と難易度を選択。敵兵を全員無力化すればトレーニングクリアとなる。EASYの場合敵1名 NORMALの場合敵2名 HARDの場合敵3名 EXTREMEの場合敵4名となる。CQCのトレーニングの場合だけ、EASY,NORMALが1名、HARD,EXTREMEが3名となる。(NORMAL,EXTREMEはステルス迷彩がなく、最初から危険フェイズで始まる。)
追加兵士機能
味方に出来る人数は『ポータブル・オプス』では最大100人だったが、本作は200人に拡張された。
新スキル
スキルとして、『ポータブル・オプス』では「S」が最高スキルだったが今回は「S」を超える「S2」「S3」が登場する。また、兵士ごとに称号が与えられるようになった。S3になるとHSのダメージの高威力化(RCタイムによる)、リロードが早くなるなどの効果がある。
新キャリア
対戦時、麻酔銃で味方を撃つことによって体力を回復させる「針治療師」、兵士を見るだけでその兵士の能力が分かる「人事部長」、気絶からの回復が早くなる「スタントマン」、部隊に編成することで出てくる敵兵が強くなる「囮部隊」なども追加されている。
兵士の成長
本作では、『ポータブル・オプス』から引き継いだ兵士の成長分はリセットされる。これは今回の成長システムが『ポータブル・オプス』と全く違うものになっている為である。『ポータブル・オプス』では成長するのはライフとスタミナのみで、成長の制限も一定だったが、本作ではライフ・スタミナに加えて、スキルも成長するようになり、兵士ごとに各パラメータの成長、成長のスピードも違う。兵士はミッションに出撃させることで得られる経験値によって成長する。ただし、経験値が最高になるとスキルおよびライフ・スタミナはあがらなくなる。また、スキルなどの右上に▼のマークがついている場合は、これ以上その能力が成長しないことを示している。
追加マップ
計15ステージとなった。既存のステージにも若干の調整が入り、BGMも追加されている。
- 『オンライン』よりPILLBOX PURGATORY、GHOST FACTORY、KILLHOUSE B、KILLHOUSE Cが追加。
- 『ポータブル・オプス』よりWESTERN WILDERNESS、RAVINEが追加。
- 『メタルギアソリッド』よりREX HANGARが追加。
無線LAN機能
オンライン対戦
『ポータブル・オプス』との対戦
『ポータブル・オプス』との対戦も可能である。だが、次のような制限がある。
- VR(模擬戦)モードでしか遊べない。
- 使用できるステージ、キャラクター、武器に制限がある。
- 『ポータブル・オプス』のプレイヤーがホストにならなければならない。
- チャット、キャラクターチェンジ、写真撮影、モーションは使えない。
追加ルール・機能
DM,TDM,CM,TCMに加えて、さらに2つのルールが採用された。
- 「シューティング・レンジ」(SR)は2つのチームに分かれて、ステージ上に配置された数十個のターゲットを撃ち合うルール。制限時間内にどれだけ自チーム色になったかで勝敗が決まる。ターゲットに数発ダメージを与えることで自チーム色に固定できるが、一定時間で発生するボーナスターゲットを破壊すると、敵チームのターゲットを全てリセットすることが出来る。また、敵を倒すことでも2つのターゲットのリセットが可能。
- 「チャットルーム」(CR)は戦闘を行わず勝敗はない、自由にリアルタイム入力のチャットが楽しめるルールである。このリアルタイム入力のチャットは他全ルールで使用可能である。
多くの新機能が追加された。次はその一部である。
- 「メンバーチェンジ」この機能は対戦中、いつでも他の兵士とその場で交代することができる機能である。
- 「オンライントレード」これは、希望する兵士の条件を設定し自分の持っている兵士で、交換しても良い兵士をサーバにアップロードしておくことでサーバー上でトレード処理がされ、条件があえば、トレードが成立。相手の兵士と自分の兵士の交換ができるようになるという機能である。
- 「VRでの戦績」VRでの戦績は『ポータブル・オプス』同様、ランキングには反映されないが、自分の戦績の閲覧が出来る様になった。またレイティングだけは例外で、VRでの戦績も考慮された値になる。
- 「写真撮影」対戦中、いつでも写真撮影が可能になった。またi-revoにその撮った画像をアップロードできるようになった。
初心者対策
対戦で、初心者は若葉マークが表示される。これはプレイ時間とレイティングによって初心者かどうかを判定されるシステムである。若葉マークが付くプレイヤーは被ダメージの減少などの補正がかかる。ただし、初心者同士の場合は、補正がかからない。また、若葉マークの付くプレイヤーのみ入れる初心者用ロビーが準備されており、そのロビーではVRしかできない。
リクルート
AP SCOUT
『ポータブル・オプス』のAP SCANの強化バージョン。無線LANなどのアクセスポイントを探し出して兵士を入手する、という基本的なシステムは同じだが、その兵士が出した条件を満たしていないと兵士を入手できないシステムに変更された。また、強い兵士ほど条件が厳しくなる。APスカウトで手に入るキャラの中にはライフ、スタミナともに高くすぐに実戦で使えるものもいる。
GPS SCAN
ご当地兵士はGPSレシーバーを使い、GPS SCANして目的地まで歩いていくことで入手できる、胸部分に各都道府県名、背中に各都道府県の形のマークが入ったカラフルなユニフォームを着用した兵士。全47都道府県すべてに存在し、GPS SCANの他に対戦(実戦モード)後に志願兵としてくる場合もある。APスカウトでの入手は不可である。ユニークキャラクターではなく、普通の兵士扱いになる(「都道府県兵」として)。目的地は、目印になる場所が多い。
追加キャラクター
130種類の兵士が追加され、ゲノム兵(MGS)、ゴルルコビッチ兵、ハイテク兵、SEALS隊員(公式サイトや解説書では海兵隊員とあったがこれは誤りで、SEALは海軍傘下の特殊部隊である。アメリカ軍も参照のこと)、天狗兵(MGS2)、ジョニー(MGS3)、ジョナサン(『ポータブル・オプス』)、など。他にも女山猫部隊員などが使用可能である。
ユニークキャラクターも雷電(MGS2)、オールド・スネーク(MGS4)、ロイ・キャンベル(『ポータブル・オプス』)が追加される。
また『ポータブル・オプス』からのデータを引き継ぐことで、『ポータブル・オプス』ではどちらか一方しか使えなかったウルスラ・エルザを二人とも使うことが可能になる。
さらにGPSレシーバーを使えばその県の兵士が手に入る。RC対戦でも入手できる。
オンラインモードではRCの志願兵で入手できるが、能力はGPSレシーバーで入手するより落ちる。
半袖と長袖がいるソ連兵のように、若干外見が違うものを含めて130種類である。兵士リストが追加され、捕獲した兵士の情報が確認できるようになった。
特殊兵士
パスワードで手に入れられる兵士。これはサイトを調べないと無理である。
『ポータブル・オプス』から登場している兵士
『ポータブル・オプス+』から登場した兵士
- 千葉兵士
- オンライン大会限定
- 優勝兵
- オンライン大会優勝者のみ[3]
- ファミ通兵士
- 東京ゲームショウ2007での配信及びファミ通のパスワード及び2007年12月15日に行われた全国大会決勝(東日本・西日本)&MGO体験会の中の指名手配風ポスターのパスワードでの入手限定
- 電撃PS兵士
- 「電撃PlayStation」300号のパスワード及び2007年12月15日に行われた全国大会決勝(東日本・西日本)&MGO体験会の中の指名手配風ポスターのパスワードでの入手限定
- アームズマガジン兵士
- アームズマガジンの11月号のパスワード及び2007年12月15日に行われた全国大会決勝(東日本・西日本)&MGO体験会の中の指名手配風ポスターのパスワードでの入手限定
- 麻雀格闘倶楽部兵士
- ワイヤレススポット限定兵士・奇数月
- ワイヤレススポット限定兵士・偶数月
- NTT東日本兵士
- フレッツスポット東日本または西日本に契約しないと入手できない兵士。北海道から名古屋・長野・新潟エリアまでの東日本限定。ただし、中部地方では両方入手可能
- NTT西日本兵士
- ツーハンプリンセス
- 菊地由美&井上喜久子のグループ兵士。2007年11月26日のオンライン大会放送中に発表及び2007年12月15日に行われた全国大会決勝(東日本・西日本)&MGO体験会の中のパスワードを公式サイト打ち込む限定[4]
- 大阪版東京都兵士
- 2007年12月15日に行われた全国大会決勝の西日本大会中のAPスキャン限定)[2]
- 東京版大阪府兵士
- 2007年12月15日に行われた全国大会決勝の東日本大会中のAPスキャン限定)[2]
追加装備
本作では数多くの武器やアイテムが追加され、各武器ダメージ値、ロックオン距離が変更された。
武器
アイテム
- 教本(TEXTBOOK)
- 教本の表紙に書いてあるスキルのみ、上げることができる。ただし、使う兵士の成長限界以上に上がることはない。
- 正義の心(セイギノココロ)
- ノーマルミッション以上で入手可能なペンキのようなアイテム。ゲノム兵のみに使用可能で、使用することで服装の色を変化させることができる。色を変えると声も変更され、桃色のみ女性になる。トレイラー内のゲノムレンジャーは正義の心で色をつけたゲノム兵である。
- ファッション雑誌
- ノーマルミッション以上で入手可能な雑誌。通常の雑誌と違い設置は出来ない。ブリーフィング時に使用するとオンライン対戦時に新たなモーションが追加される。一つ使うと、使った兵士が所属している部隊全員に効果がある。
その他
- 『ポータブル・オプス』と同様、本作でもゲームシェアリングは可能。
- 本作のダウンロード版は2009年11月01日に配信が開始された。※現在は配信終了(2013/6確認)
DELUXE PACK
本作と同時発売。『ポータブル・オプス』と同様と拡張パックの「プラス」の2本が同梱されている。
脚注
- ^ “Metal Gear Solid: Portable Ops Plus”. All Game (2007年11月13日). 2012年8月24日00:55閲覧。
- ^ a b c 東京都兵士は東京都内でGPSスキャンすると通常入手可能であり、大阪府兵士はGPSスキャンすると通常入手可能。なお千葉県兵士、東京都兵士、大阪府兵士を含めて全47種類の都道府県兵士がおり、各地域でのGPSスキャンすると入手可能であるが、各地域にあるアンテナショップでのAPスキャンでは入手不可。
- ^ 優勝兵はオンライン大会優勝者が[CNCM]KIDによって優勝兵を強奪されてしまったため、流布してしまったとされている。
- ^ 2007年12月17日までの限定配信。
外部リンク
- 公式サイト
- 旧公式サイト - ウェイバックマシン(2013年11月18日アーカイブ分)
- METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS ONLINE SUPPORT SITE - ウェイバックマシン(2012年1月21日アーカイブ分)
メタルギアソリッド ポータブル・オプス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:54 UTC 版)
「メタルギアシリーズの登場人物」の記事における「メタルギアソリッド ポータブル・オプス」の解説
CIA長官 声 - 佐藤正治 「MPO」終盤に登場。アメリカに向けて弾道メタルギアが発射された事を知り、『賢者達』のリストと共にシェルターに避難しようとしていたが、オセロットの待ち伏せに遭い、二人のボディーガード共々射殺される。 1964年の、スネークがBIGBOSSの称号を受けた式典に、陸軍参謀総長と共に出席している。 尚、「MGS3」のシークレットシアターでは、スネークに握手を拒否された事を根に持ち、ザ・ボスに匹敵するCQCを駆使してもスネークに握手を求めている。 エルザ 声 - 後藤沙緒里 ジョナサン 声 - 藤本たかひろ スコウロンスキー大佐 声 - 稲田徹
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