2011年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
(マツダオールスターゲーム2011 から転送)
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マツダオールスターゲーム2011 | |||
ゲームデータ | |||
スポンサー | マツダ | ||
セ監督 | 落合博満 | ||
パ監督 | 秋山幸二 | ||
セ投票最多 | 青木宣親 | ||
パ投票最多 | 井口資仁 | ||
第1戦 | |||
日程 | 7月22日 | ||
開催地 | ナゴヤドーム | ||
スコア | パ・リーグ | 4-9 | セ・リーグ |
MVP | 畠山和洋 | ||
第2戦 | |||
日程 | 7月23日 | ||
開催地 | QVCマリンフィールド | ||
スコア | セ・リーグ | 3-4 | パ・リーグ |
MVP | 中村剛也 | ||
第3戦 | |||
日程 | 7月24日 | ||
開催地 | 日本製紙クリネックススタジアム宮城 | ||
スコア | セ・リーグ | 0-5 | パ・リーグ |
MVP | 稲葉篤紀 | ||
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2011年のオールスターゲームは、2011年(平成23年)7月に行われた同年度の日本プロ野球オールスターゲームである。
概要
2008年から引き続きマツダの特別協賛を受け、「マツダオールスターゲーム2011」として開催される。
選手年金制度の財源確保[1]など、日本野球機構(NPB)の収益強化を目的として2001年以来10年ぶりとなる3試合での開催となった[2][3][4]。
NPBでは、「日本体育協会・日本オリンピック委員会の創立100周年記念事業」としている[4]。
日程
- 第1戦 7月22日 ナゴヤドーム 18時29分[5]開始(セ・リーグホーム扱い)
- 第2戦 7月23日 QVCマリンフィールド 14時04分開始(パ・リーグホーム扱い)
- 第3戦 7月24日 日本製紙クリネックススタジアム宮城 12時37分開始(同上)
当初は第1戦がナゴヤドーム、第2戦は東京ドーム(以上2試合セ・リーグホーム扱い)、第3戦はQVCマリンフィールド(パ・リーグホーム扱い)とする予定だった。しかし、3月11日の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故からの復興を願って、東京ドームでの開催を変更し、宮城県高等学校野球連盟など各関係機関と交渉し、全国高等学校野球選手権宮城大会が予定されていた仙台で開催することを決めた。
この移動スケジュールの関係上、QVCマリンでの試合は第2戦に繰り上げて、第3戦を仙台・クリネックスに球場を変更する処置を取った。第2戦・第3戦は中継テレビ局の都合によりデーゲームとなったため、第1戦終了後深夜に一部選手を除き中部空港から羽田空港までチャーター機での移動となった。また雨天中止となった場合、リーグ戦が7月25日から再開されることから、順延(予備日)は設定せずその球場の試合は開催中止とすることとなっていたが3試合とも予定通り実施された。
アトラクション
- 本塁打競争(第1・2試合のみ)
- 震災復興支援イベント(第3試合のみ)
- 野球殿堂表彰式(第1試合途中) 落合博満、皆川睦雄(落合はセ・リーグ監督として指揮を執るため、ユニフォーム姿で表彰を受けた。皆川は故人のため遺族が出席)
出場者
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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監督 | 落合博満 | 中日 | 監督 | 秋山幸二 | ソフトバンク | ||
コーチ | 真弓明信 | 阪神 | コーチ | 渡辺久信 | 西武 | ||
原辰徳 | 巨人 | 西村徳文 | ロッテ | ||||
先発投手 | 由規 | ヤクルト | 2 | 先発投手 | ダルビッシュ有※ | 日本ハム | 5 |
中継投手 | 浅尾拓也 | 中日 | 2 | 中継投手 | 森福允彦 | ソフトバンク | 初 |
抑え投手 | 藤川球児 | 阪神 | 7 | 抑え投手 | |||
投手 | 内海哲也※ | 巨人 | 4 | 投手 | 和田毅 | ソフトバンク | 4 |
岩瀬仁紀 | 中日 | 8 | 杉内俊哉 | ソフトバンク | 6 | ||
吉見一起 | 中日 | 4(1) | 攝津正 | ソフトバンク | 2 | ||
榎田大樹 | 阪神 | 初 | 牧田和久 | 西武 | 初 | ||
久保裕也 | 巨人 | 2 | 唐川侑己 | ロッテ | 初 | ||
澤村拓一◇ | 巨人 | 初 | 武田久 | 日本ハム | 5 | ||
林昌勇 | ヤクルト | 3 | 武田勝 | 日本ハム | 初 | ||
館山昌平 | ヤクルト | 3 | 斎藤佑樹◇ | 日本ハム | 初 | ||
バリントン | 広島 | 初 | 増井浩俊▲ | 日本ハム | 初 | ||
サファテ | 広島 | 初 | 平野佳寿 | オリックス | 3 | ||
山口俊 | 横浜 | 2 | 岸田護 | オリックス | 初 | ||
江尻慎太郎 | 横浜 | 初 | 寺原隼人 | オリックス | 2 | ||
田中将大 | 楽天 | 4 | |||||
捕手 | 阿部慎之助 ※ | 巨人 | 8 | 捕手 | 嶋基宏 ※ | 楽天 | 3 |
相川亮二 | ヤクルト | 4 | 銀仁朗 | 西武 | 初 | ||
石原慶幸 | 広島 | 3 | 里崎智也 | ロッテ | 6 | ||
一塁手 | 畠山和洋 ※ | ヤクルト | 初 | 一塁手 | 山﨑武司 ※[出場選手 2] | 楽天 | 6 |
小久保裕紀 ※ | ソフトバンク | 13(2) | |||||
二塁手 | 井端弘和 | 中日 | 8 | 二塁手 | 井口資仁 | ロッテ | 7 |
平野恵一 ※ | 阪神 | 3 | 本多雄一 ※ | ソフトバンク | 初 | ||
三塁手 | 村田修一 ※ | 横浜 | 3 | 三塁手 | 松田宣浩 ※ | ソフトバンク | 初 |
遊撃手 | 坂本勇人 ※ | 巨人 | 4 | 遊撃手 | 川﨑宗則 | ソフトバンク | 8 |
中島裕之 ※ | 西武 | 7 | |||||
内野手 | 荒木雅博 | 中日 | 4 | 内野手 | 中村剛也 | 西武 | 4(1) |
宮本慎也 | ヤクルト | 6 | |||||
栗原健太 | 広島 | 4(1) | |||||
渡辺直人 | 横浜 | 初 | |||||
外野手 | 青木宣親 ※ | ヤクルト | 7 | 外野手 | 内川聖一 ※ | ソフトバンク | 3 |
バレンティン | ヤクルト | 初 | 中田翔 ※ | 日本ハム | 初 | ||
ラミレス ※ | 巨人 | 7 | T-岡田 | オリックス | 2 | ||
長野久義 ※ | 巨人 | 初 | 糸井嘉男 ※ | 日本ハム | 3 | ||
マートン | 阪神 | 2 | 坂口智隆 | オリックス | 初 | ||
指名打者 | 稲葉篤紀 | 日本ハム | 7 |
- 太字はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、◇は「マツダ・スカイアクティブ・テクノロジー プラスワンチャレンジ」投票による出場、▲は出場選手の辞退に伴う補充選手、他は監督推薦による出場。
- 数字は出場回数。カッコ内数字は上記回数中故障のため不出場の回数。
試合結果
試合 | 日付 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | MVP | 開催球場 |
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第1戦 | 7月22日 | パ・リーグ | 4 - 9 | セ・リーグ | 畠山和洋 | ナゴヤドーム |
第2戦 | 7月23日 | セ・リーグ | 3 - 4 | パ・リーグ | 中村剛也 | QVCマリンフィールド |
第3戦 | 7月24日 | セ・リーグ | 0 - 5 | パ・リーグ | 稲葉篤紀 | クリネックススタジアム宮城 |
第1戦
- MVP
-
畠山(ヤクルト)
- 5回裏、武田勝から勝利打点となる勝ち越し3ラン。
- 敢闘選手賞
-
寺原(オリックス)
- 3イニング投げ無失点。
-
バレンティン(ヤクルト)
- 2安打1本塁打3打点。
オーダー
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第2戦
- MVP
-
中村(西武)
- 2打席連続本塁打で3打点の活躍。
- 敢闘選手賞
-
坂本(巨人)
- 3安打1本塁打。
オーダー
|
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第3戦
- MVP
-
稲葉(日本ハム)
- 1回、由規から勝利打点の先制2ラン。
- 敢闘選手賞
-
渡辺(横浜)
- 2打席連続安打。
-
T-岡田(オリックス)
- 1本塁打を含む3安打の猛打賞。
- SKYACTIV TECHNOLOGY賞(3試合を通じてファンの印象に残った選手)
-
斎藤(日本ハム)
- 2試合登板し、第1戦では1回1/3を、第3戦では1回を投げ、無失点。
オーダー
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テレビ中継
- 第1戦 - TBSテレビ(TBS)≪TBS系列・中部日本放送(CBC)制作協力≫(18:00 - 21:24 試合終了まで放送)、TBSニュースバードで録画中継
- 第2戦 - テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫(13:59 - 16:55 試合終了まで放送)、スカイAで録画中継
- 第3戦 - テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列・東日本放送(KHB)制作協力≫(11:59 - 15:25 試合終了まで放送)、スカイAで録画中継
ラジオ中継
- 第1戦
- 第2戦
- 第3戦
- TBSラジオ・中国放送・琉球放送・STVラジオでは第2戦・第3戦を、東北放送では第2戦を放送しない。JRN系列局である北海道放送、中部日本放送、RKB毎日放送は3戦とも放送。また朝日放送はNRN週末ナイターを放送するが、2009年度JRN週末ナイターを放送したクロスネット各局は第3戦の東北放送を除いていずれも中継せず。また、東北放送は第3戦はJRNライン中継をするが、同局は特番の関係で人員が払底していたため、NRNラインは文化放送が代わりに担当した。
- RFラジオ日本は引き続き放送せず。
- MBSラジオは第3戦を放送せず(『サンデー競馬中継 みんなの競馬』のため)。
- NHKはラジオ、テレビを通じて2021年現在最後の生中継となっている(全国放送では、ラジオは2003年の第2戦、テレビは1978年の第3戦が最後である)。
出典
- ^ “球宴試合増も…年金財源確保策として検討”. スポーツニッポン. (2010年10月22日) 2011年7月6日閲覧。
- ^ “球宴は1増の3試合実施へ…NPBの収益増目的”. スポーツニッポン. 共同通信. (2011年1月20日) 2011年7月6日閲覧。
- ^ “球宴、今夏は3試合に NPBの収益増が目的”. 47NEWS. 共同通信. (2011年3月1日) 2011年7月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b 江尻良文 (2011年3月2日). “時代と逆行の球宴3試合 増やした理由が変わっていた”. ZAKZAK (夕刊フジ) 2011年7月6日閲覧。
- ^ 当初の予定は18時05分開始だったが、試合前のセレモニーが長引いたため、24分遅れのプレイボールとなった。
- ^ 日本製紙クリネックススタジアム宮城ではホーム・チームが3塁側を使用し、ビジター・チームが1塁側を使用する。
関連項目
外部リンク
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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優勝 | 中日ドラゴンズ | 2位 | 東京ヤクルトスワローズ | 優勝 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位 | 北海道日本ハムファイターズ |
3位 | 読売ジャイアンツ | 4位 | 阪神タイガース | 3位 | 埼玉西武ライオンズ | 4位 | オリックス・バファローズ |
5位 | 広島東洋カープ | 6位 | 横浜ベイスターズ | 5位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 6位 | 千葉ロッテマリーンズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 :CSファイナル敗退 | |||||||
マツダオールスターゲーム2011
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 21:08 UTC 版)
「2011年の埼玉西武ライオンズ」の記事における「マツダオールスターゲーム2011」の解説
詳細は「2011年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照 選出選手及びスタッフ ポジション名前選出回数投手 牧田和久 初 捕手 銀仁朗 初 内野手 中村剛也 4(1) 遊撃手 中島裕之※ 7 ※印は選手間投票による選出、他は監督推薦による選出。 数字は出場回数。カッコ内数字は上記回数中故障のため不出場の回数。
※この「マツダオールスターゲーム2011」の解説は、「2011年の埼玉西武ライオンズ」の解説の一部です。
「マツダオールスターゲーム2011」を含む「2011年の埼玉西武ライオンズ」の記事については、「2011年の埼玉西武ライオンズ」の概要を参照ください。
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