1998年のオールスターゲーム_(日本プロ野球)

ウィキペディア

1998年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/09/19 10:25 UTC 版)

1998年のNPBオールスターゲーム
1998サンヨーオールスターゲーム
ゲームデータ
スポンサー	三洋電機
セ監督	野村克也
パ監督	東尾修
セ投票最多	松井秀喜
パ投票最多	イチロー
第1戦
日程	7月22日
開催地	ナゴヤドーム
スコア	パ・リーグ	1-4	セ・リーグ
MVP	川上憲伸
第2戦
日程	7月23日
開催地	千葉マリンスタジアム
スコア	セ・リーグ	3-3	パ・リーグ
MVP	松井秀喜
NPBオールスターゲーム « 1997 1999 » ■テンプレートを表示

1998年のオールスターゲームは、1998年7月22日・23日に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。

試合概要

前年、日本一のヤクルトスワローズ監督の野村克也が全セ（オールセントラル・リーグ）を率い、パリーグの覇者・西武ライオンズ監督の東尾修が全パ（オールパシフィック・リーグ）を率いて戦った1998年のオールスターゲーム。第1戦は前年完成したナゴヤドームでの初球宴となり、地元中日ドラゴンズのルーキー・川上憲伸が全セの先発として登板。3イニングを2安打無失点に抑え、オールスター史上4人目の投手としてのMVPに輝いた。しかも新人投手としては初めての快挙である。

続く第2戦はダブル松井が活躍。松井秀喜（巨人）が3戦連続の本塁打、松井稼頭央（西武）が出場6試合連続盗塁を決めた。試合は引き分けに終わったものの全セの松井がMVPを受賞した。

選出選手

セントラル・リーグ				パシフィック・リーグ
監督	野村克也	ヤクルト		監督	東尾修	西武
コーチ	権藤博	横浜		コーチ	仰木彬	オリックス
	三村敏之	広島			佐々木恭介	近鉄
投手	川上憲伸	中日	初	投手	大塚晶文	近鉄	初
	川崎憲次郎	ヤクルト	3		森慎二	西武	初
	川村丈夫	横浜	初		デニー	西武	初
	佐々木主浩	横浜	6		ウィン	オリックス	初
	小林幹英	広島	初		高村祐	近鉄	2
	ミンチー	広島	初		金村暁	日本ハム	初
	斎藤雅樹	巨人	7		岩本勉	日本ハム	初
	趙成珉	巨人	初		関根裕之	日本ハム	初
	川尻哲郎	阪神	初		武田一浩	ダイエー	4
	野口茂樹	中日	初		西村龍次	ダイエー	2
					小宮山悟	ロッテ	5
					黒木知宏	ロッテ	初
捕手	古田敦也	ヤクルト	9	捕手	城島健司	ダイエー	2
	谷繁元信	横浜	3		伊東勤	西武	15
	中村武志	中日	7		野口寿浩	日本ハム	初
一塁手	清原和博	巨人	13	一塁手	髙木大成	西武	2
二塁手	仁志敏久	巨人	初	二塁手	フランコ	ロッテ	2
三塁手	江藤智	広島	5	三塁手	小久保裕紀	ダイエー	4
遊撃手	元木大介	巨人	初	遊撃手	松井稼頭央	西武	2
内野手	池山隆寛	ヤクルト	8	内野手	鈴木健	西武	2
	石井琢朗	横浜	3		武藤孝司	近鉄	初
	駒田徳広	横浜	6		初芝清	ロッテ	4
	野村謙二郎	広島	8		片岡篤史	日本ハム	3
	今岡誠	阪神	初		柳田聖人▲	ダイエー	初
外野手	松井秀喜	巨人	5	外野手	イチロー	オリックス	5
	高橋由伸	巨人	初		秋山幸二	ダイエー	14
	立浪和義	中日	7		ローズ	近鉄	2
	鈴木尚典	横浜	2		大村直之	近鉄	初
	前田智徳	広島	4		平井光親	ロッテ	初
	清水隆行	巨人	初

• 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。そのほかは監督推薦。数字は出場回数。
  • 小久保裕紀は右肩痛のため出場辞退、代わりに柳田聖人が選出。

試合結果

第1戦（7月22日）

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
パシフィック	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	5	1
セントラル	1	2	0	1	0	0	0	0	X	4	11	1

1. パ：高村、ウィン、金村、武田、デニー - 城島、野口
2. セ：川上、ミンチー、野口、小林、佐々木 - 古田、中村、谷繁
3. 勝利：川上  
4. セーブ：佐々木  
5. 敗戦：高村  
6. 本塁打
   セ：松井1号（1回1点）
7. 審判
   ［球審］佐藤
   ［塁審］井野・中村稔・田中
8. 試合開始:18時46分 試合時間:2時間20分（試合終了:21時6分）

オーダー

パシフィック 打順 守備 選手 1 [遊] 松井稼頭央 2 [右] イチロー 3 [三] 片岡篤史 4 [二] フランコ 5 [指] 鈴木健 6 [中] 秋山幸二 7 [左] タフィローズ 8 [捕] 城島健司 9 [一] 髙木大成 [投] 高村祐

セントラル 打順 守備 選手 1 [右] 高橋由伸 2 [遊] 野村謙二郎 3 [中] 松井秀喜 4 [指] 清原和博 5 [左] 鈴木尚典 6 [三] 江藤智 7 [一] 駒田徳広 8 [捕] 古田敦也 9 [二] 立浪和義 [投] 川上憲伸

第2戦（7月23日）

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
セントラル	0	0	2	0	0	0	0	0	1	3	8	0
パシフィック	0	0	1	0	1	1	0	0	0	3	10	2

1. （規定により引き分け）
2. セ：川村、斎藤、川崎、川尻、趙 - 谷繁、古田、中村
3. パ：小宮山、岩本、黒木、森、関根、西村、大塚 - 伊東、城島、野口
4. 本塁打
   セ：松井2号（3回2点）
   パ：大村1号（3回1点）
5. 審判
   ［球審］友寄
   ［塁審］中村稔・井野・藤本
6. 試合開始:18時37分 試合時間:3時間8分（試合終了:21時45分）

オーダー

セントラル 打順 守備 選手 1 [右] 高橋由伸 2 [遊] 石井琢朗 3 [中] 松井秀喜 4 [一] 清原和博 5 [指] 前田智徳 6 [左] 清水隆行 7 [三] 池山隆寛 8 [捕] 谷繁元信 9 [二] 仁志敏久 [投] 川村丈夫

パシフィック 打順 守備 選手 1 [遊] 松井稼頭央 2 [右] 平井光親 3 [三] 片岡篤史 4 [中] イチロー 5 [一] 鈴木健 6 [二] フランコ 7 [指] 初芝清 8 [捕] 伊東勤 9 [左] 大村直之 [投] 小宮山悟

テレビ・ラジオ中継

テレビ中継

• 第1戦:7月22日
  • 中部日本放送・TBSテレビ≪TBS系列。2局共同制作。制作協力：毎日放送≫ 実況：久野誠 解説：田淵幸一、小松辰雄 ゲスト解説：山本昌（中日） ゲスト：若乃花勝（第66代横綱） リポーター：大久保博元、松村邦洋、吉村洋子、福島弓子（TBS）
• 第2戦:7月23日
  • TBSテレビ 実況：松下賢次 解説：牛島和彦、栗山英樹 リポーター：雨宮塔子、福島弓子、進藤晶子

ラジオ中継

• 第1戦:7月22日
  • NHKラジオ第1 実況：福澤浩行　解説：山田久志、大島康徳
  • TBSラジオ（JRN／中部日本放送制作） 実況：塩見啓一 解説：牛島和彦、彦野利勝 ゲスト解説：山本昌 ゲスト：若乃花勝
  • 文化放送（ラジオ大阪制作） 実況：松本恵治 解説：黒田正宏、村田辰美　
  • ニッポン放送 実況：栗村智 解説：田尾安志、角盈男
  • 東海ラジオ（NRN） 解説：宇野勝
  • ラジオ日本（独立系） 実況：内藤博之 解説：柴田勲 ゲスト解説：宮田征典（中日投手コーチ）　
• 第2戦:7月23日
  • NHKラジオ第1 実況：齋藤洋一郎 解説：森祇晶、村田兆治
  • TBSラジオ（JRN） 実況：椎野茂 解説：有藤道世、田淵幸一
  • 文化放送（ラジオ大阪にもネット） 実況：上野智広 解説：松原誠、山崎裕之　
  • ニッポン放送（NRN） 実況：松元真一郎 解説：江本孟紀、岡崎郁
  • ラジオ日本（独立系） 実況：内藤幸位 解説：広岡達朗

関連項目

• 1998年の日本プロ野球

外部リンク

• NPB公式記録