2022年のオールスターゲーム は、2022年 7月 に行われた日本プロ野球 のオールスターゲーム 。
概要
2017年から引き続き、マイナビ の特別協賛により、「マイナビオールスターゲーム2022 」として開催された。本年は例年と異なり火・水曜日の開催となる。
前年同様2試合の開催。また、全試合DH 制を採用。
新型コロナウイルス 感染拡大防止のため、前年 は観客の入場制限を実施していたが、本年度は2019年 以来、3年ぶりに観客の入場制限を実施せずに開催された[ 1] 。
アトラクション
第1戦
髙津臣吾 、山本昌
那須雄登 (美 少年 )[ 2]
ポルテベースボールクラブ福岡所属選手
主導:ファイターズガール
みきゃん
第2戦
秋川雅史
中村舞 (STU48 )
ボーイズリーグ愛媛支部所属選手
松山聖陵高等学校 ダンス部、hibiki (lol )、moca(lol)[ 3]
出場者
太字 はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、☆印はプラスワン投票による出場。▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による出場。
数字は選抜回数。カッコ内数字は上記回数中故障等のため不出場の回数。
欠場した選手は、野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録が出来ないが、2022年は、オールスター特例2022として新型コロナウイルス感染症の影響により出場辞退した場合は出場停止の対象外となる[ 10] 。
[ 11]
^ a b c d e f 新型コロナウイルス感染のため。特例2022により出場停止の対象外となる。代わりに岩崎、伊藤将司、森下、長岡、小園、小深田、ウォーカーを選出。
^ 仙腸関節 炎のため[ 5] 。
^ 右足骨折のため。代わりにモイネロを選出[ 6] 。
^ 新型コロナウイルス感染のため。特例2022により出場停止の対象外となる。代わりに小野を選出[ 7] 。
^ 新型コロナウイルス感染のため。特例2022により出場停止の対象外となる。代わりに本田を選出[ 8] 。
^ 左膝蓋骨 骨折のため[ 9] 。代わりに髙部を選出。
^ 新型コロナウイルス感染のため。代わりに巨人三軍監督の駒田がコーチとなる[ 4] 。
試合結果
第1戦
スコア
出場選手
打順
セントラル・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 席
得 点
安 打
打 点
盗 塁
犠 打
四 死 球
三 振
1
(中)
塩見泰隆
4
1
1
0
1
0
0
1
2
(左)
近本光司
3
0
2
0
1
0
0
1
左
A.ウォーカー
1
0
0
0
0
0
0
0
3
(二)
牧秀悟
2
0
0
1
0
0
0
1
打二
山田哲人
2
0
0
0
0
0
0
1
4
(三)
村上宗隆
2
0
0
0
0
0
0
1
打三
小園海斗
2
0
0
0
0
0
0
0
5
(右)
佐藤輝明
2
0
0
0
0
0
0
1
打右
大山悠輔
2
0
0
0
0
0
0
1
6
(一)
D.ビシエド
2
1
2
1
0
0
0
0
一
坂倉将吾
1
0
0
0
0
0
0
0
7
(指)
佐野恵太
2
0
0
0
0
0
0
0
打指
中村悠平
1
0
0
0
0
0
0
0
8
(捕)
木下拓哉
2
0
0
0
0
0
0
1
捕
小林誠司
1
0
0
0
0
0
0
1
9
(遊)
中野拓夢
2
0
0
0
0
0
0
1
遊
長岡秀樹
1
0
0
0
0
0
0
0
パシフィック・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 席
得 点
安 打
打 点
盗 塁
犠 打
四 死 球
三 振
1
(右)
柳田悠岐
3
0
0
0
0
0
0
1
右
島内宏明
2
0
1
0
0
0
0
0
2
(二)
浅村栄斗
3
0
0
0
0
0
1
2
左
清宮幸太郎
2
1
1
1
0
0
1
0
3
(左)
吉田正尚
3
0
1
0
0
0
1
0
走二遊
小深田大翔
1
1
0
0
0
0
0
0
4
(一)
山川穂高
4
1
2
1
0
0
0
0
5
(捕)
森友哉
3
0
1
0
0
0
0
2
捕
松川虎生
1
0
0
0
0
0
0
0
6
(指)
Y.グラシアル
3
0
0
0
0
0
1
0
打指
B.レアード
1
0
1
0
0
0
0
0
7
(三)
宗佑磨
4
0
1
1
0
0
0
0
8
(遊)
今宮健太
3
0
1
0
0
0
0
1
打二
牧原大成
1
0
0
0
0
0
0
0
9
(中)
髙部瑛斗
4
0
0
0
0
0
0
0
投手
セントラル・リーグ
選 手
打 者
投 球 回
被 安 打
被 本 塁 打
与 四 球
与 死 球
奪 三 振
失 点
自 責 点
青柳晃洋
7
2.0
1
1
1
0
2
1
1
戸郷翔征
9
2.0
2
0
0
0
2
0
0
高橋奎二
3
1.0
1
0
0
0
0
0
0
伊勢大夢
7
1.0
2
0
1
1
2
1
1
湯浅京己
5
1.0
1
0
1
0
0
0
0
森下暢仁
7
1.2
2
1
0
0
0
1
1
パシフィック・リーグ
選 手
打 者
投 球 回
被 安 打
被 本 塁 打
与 四 球
与 死 球
奪 三 振
失 点
自 責 点
大関友久
5
1.0
2
0
0
0
0
1
1
山岡泰輔
4
1.0
1
1
0
0
1
1
1
則本昂大
4
1.0
1
0
0
0
2
0
0
本田圭佑
4
1.0
1
0
0
0
1
0
0
小野郁
3
1.0
0
0
0
0
3
0
0
平良海馬
3
1.0
0
0
0
0
2
0
0
益田直也
3
1.0
0
0
0
0
1
0
0
L.モイネロ
3
1.0
0
0
0
0
0
0
0
松井裕樹
3
1.0
0
0
0
0
0
0
0
表彰
MVP
清宮幸太郎(日本ハム)
9回裏2死からサヨナラ本塁打を放った。日本ハムの選手によるMVPは2016年 第2戦の大谷翔平 以来8人目11度目[ 13] [ 14] 。オールスターゲームでのサヨナラ本塁打は1986年 第3戦の吉村禎章 (当時巨人)以来、36年ぶり7本目、9回打ち切りとなった1992年 以降、及び9回2死からのサヨナラ本塁打はともにオールスターゲーム史上初の快挙となった[ 15] 。また、初出場の試合で放ったのは1974年 第1戦の高井保弘 (当時阪急)以来、48年ぶり史上2人目[ 15] 。パ・リーグの選手によるサヨナラ本塁打も高井に次いで史上2人目であり、23歳2か月は吉村に並びオールスターでのサヨナラ本塁打最年少記録となった[ 14] 。
敢闘選手賞
山川穂高(西武)
2点を追う2回無死から、左越えソロ本塁打を放った[ 16] 。
D.ビシエド(中日)
2回に右越ソロ本塁打を放った[ 17] 。
宗佑磨(オリックス)
1点を追う6回2死満塁から、中前適時打を放った[ 18] 。
マイナビ賞
山川穂高(西武)
試合開始前のメンバー紹介で馬マスクを被って登場して爆笑を誘い、フリップ芸で達筆を披露しつつ、佐々木朗希 の前で「白井 球審と仲直りして」や[ 注 3] 、TBS「音楽の日 2022」で佐々木朗希とあいみょん が対談した企画に触れて、「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」と挑発し、そして11月5日に阪神甲子園球場 で開催された弾き語りライブ「サーチライト」のPRを行い、「12球団 全チームのユニフォーム着て集合」とファンに呼びかけ、お茶の間を沸かせた[ 19] 。
ちなみに、試合前のライブ配信で浅村栄斗 が、「アグー(山川)、ソフトバンク行くらしいよ」と発言したことで物議を醸したが、2023年のシーズン終了後にFAでソフトバンクへの移籍が決定、結果的に浅村の発言が現実となった。
第2戦
スコア
出場選手
打順
パシフィック・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 席
得 点
安 打
打 点
盗 塁
犠 打
四 死 球
三 振
1
(三一左)
清宮幸太郎
4
0
1
0
0
0
0
2
2
(左)
Y.グラシアル
3
0
0
0
0
0
0
0
三
山川穂高
0
0
0
0
0
0
0
0
三
宗佑磨
1
0
0
0
0
0
0
0
3
(指)
柳田悠岐
3
1
2
1
0
0
0
0
打指
吉田正尚
1
0
1
0
0
0
0
0
4
(一)
B.レアード
3
0
0
0
0
0
0
0
遊
今宮健太
1
0
0
0
0
0
0
0
5
(右)
島内宏明
4
1
1
0
0
0
0
1
6
(二左)
牧原大成
3
0
2
0
0
0
0
0
一
浅村栄斗
1
0
0
0
0
0
0
0
7
(中)
髙部瑛斗
4
0
1
0
1
0
0
0
8
(捕)
松川虎生
3
0
1
1
0
0
0
1
捕
森友哉
0
0
0
0
0
0
0
0
9
(遊二)
小深田大翔
3
0
0
0
0
0
0
0
セントラル・リーグ
打 順
守 備
選 手
打 席
得 点
安 打
打 点
盗 塁
犠 打
四 死 球
三 振
1
(中)
塩見泰隆
3
0
0
0
0
0
0
1
中
近本光司
2
0
2
0
0
0
0
0
2
(左)
A.ウォーカー
3
1
1
0
0
0
0
1
左
佐野恵太
2
0
1
0
0
0
0
0
3
(指)
山田哲人
3
0
1
0
0
0
0
0
打指
木下拓哉
1
0
0
0
0
0
0
1
4
(三)
村上宗隆
2
0
2
0
0
0
0
0
三
坂倉将吾
2
0
0
0
0
0
0
0
5
(右)
佐藤輝明
4
0
0
1
0
0
0
3
6
(一)
大山悠輔
2
0
0
0
0
0
0
0
一
D.ビシエド
2
0
1
0
0
0
0
0
7
(捕)
中村悠平
2
0
0
0
0
0
0
0
捕
小林誠司
2
0
0
0
0
0
0
1
8
(遊)
長岡秀樹
2
0
1
0
0
0
0
0
遊
中野拓夢
2
0
0
0
0
0
0
1
9
(二)
小園海斗
2
0
0
0
0
0
0
0
二
牧秀悟
2
0
1
0
0
0
0
0
投手
パシフィック・リーグ
選 手
打 者
投 球 回
被 安 打
被 本 塁 打
与 四 球
与 死 球
奪 三 振
失 点
自 責 点
佐々木朗希
6
1.0
3
0
0
0
0
1
1
本田圭佑
4
1.0
1
0
0
0
1
0
0
山本由伸
5
1.0
1
0
0
0
1
0
0
東浜巨
3
1.0
0
0
0
0
0
0
0
小野郁
3
1.0
0
0
0
0
1
0
0
水上由伸
4
1.0
1
0
0
0
1
0
0
岸孝之
5
1.0
2
0
0
0
1
0
0
伊藤大海
3
1.0
0
0
0
0
1
0
0
L.モイネロ
1
0.1
0
0
0
0
1
0
0
松井裕樹
1
0.1
0
0
0
0
1
0
0
益田直也
3
0.1
2
0
0
0
0
0
0
セントラル・リーグ
選 手
打 者
投 球 回
被 安 打
被 本 塁 打
与 四 球
与 死 球
奪 三 振
失 点
自 責 点
床田寛樹
10
2.0
5
0
0
0
1
1
1
大野雄大
6
2.0
0
0
0
0
0
0
0
伊藤将司
3
1.0
0
0
0
0
1
0
0
岩崎優
4
1.0
1
1
0
0
0
1
1
栗林良吏
4
1.0
2
0
0
0
0
0
0
R.マルティネス
4
1.0
1
0
0
0
1
0
0
S.マクガフ
3
1.0
0
0
0
0
1
0
0
表彰
MVP
柳田悠岐(ソフトバンク)
同点の6回表1死から勝ち越し本塁打を放った[ 22] 。ソフトバンクの選手がMVPを受賞するのは2017年 第2戦のアルフレド・デスパイネ 以来[ 22] 。また、2014年 第2戦以来、自身2度目のMVP受賞となった[ 22] 。
敢闘選手賞
松川虎生(ロッテ)
1点を追う2回表に同点適時打を放った[ 23] 。高卒新人が安打を放ったのは史上5人目、18歳9か月で記録したのは1966年 第3戦の鈴木啓示 に並び史上最年少タイ[ 23] 。高卒新人で打点を記録したのは史上3人目、18歳9か月で記録したのは1986年 第2戦の清原和博 (18歳11か月)を下回り、史上最年少[ 23] 。
大野雄大(中日)
3回裏から2番手で登板し、2回を1人の走者も許さず無失点に抑えた[ 24] 。
村上宗隆(ヤクルト)
2打席に立ち、この年にノーヒットノーランを記録した佐々木朗希 と山本由伸 から[ 注 5] 1安打ずつ放った[ 25] 。
マイナビ賞
村上宗隆(ヤクルト)
ホームランダービー
1回戦
準決勝
決勝
第1試合(7月26日)
牧秀悟
1
第3試合(7月26日)
柳田悠岐
2
柳田悠岐
7
第2試合(7月26日)
山川穂高
3
大山悠輔
4
第7試合(7月27日)
山川穂高
6
柳田悠岐
3
第4試合(7月27日)
レアード
4
佐藤輝明
1
第6試合(7月27日)
浅村栄斗 [ 注 6]
2
浅村栄斗
2
第5試合(7月27日)
レアード
3
村上宗隆
2
レアード
3
優勝
B.レアード(ロッテ)
日産サクラ賞(平均打球速度最速選手)
山川穂高(西武)
記録:187Km/h[ 27]
[ 28]
記録
第1戦
第2戦
テレビ中継
テレビ番組・中継内での各種情報 (終了した番組・中継を含みます)は、
DVDやBlu-rayなど での販売や公式な
ネット配信 、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、
出典として用いないで下さい 。
検証可能性 に基づき除去される場合があります。
第1戦
テレビ朝日 (EX)≪テレビ朝日系列 ≫
放送時間:19:00 - 21:48(延長対応なし)
BS朝日
放送時間:17:55 - 19:00(ホームランダービー)
放送時間:21:46 - 試合終了(リレー中継)
テレ朝チャンネル2 (テレビ朝日と同時ネットだが、副音声なし)
第2戦
テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
放送時間:18:30 - 20:54(延長対応なし)
BS朝日
放送時間:17:25 - 18:30(ホームランダービー)
放送時間:20:52 - 試合終了(リレー中継)
テレ朝チャンネル2(テレビ朝日と同時ネット)
視聴率
今大会のテレビ中継における平均視聴率については以下の通り[ 30] [ 31] (いずれもビデオリサーチ調べ)
ラジオ中継
開催曜日が例年と異なるため、一部の放送局ではネットワークの組み合わせが変更される。
第1戦
第2戦
ニッポン放送(LF)≪NRN…水曜ナイターネット局[ 注 7] ≫
文化放送(QR)≪非NRN扱い…HBC・CBC・ABC・RKB≫
インターネット配信
第1戦
ABEMA
17:55 - 23:30(ホームランダービーから配信)
第2戦
AbemaTV
17:25 - 23:30(ホームランダービーから配信)
脚注
注釈
^ 2020年 に第1戦で開催予定だったが、新型コロナウイルス 感染拡大の影響で中止となったため、カウントされない。
^ 東京ヤクルトの主管としては2回目。2002年第2戦 開催時の主管は広島東洋。
^ 2022年4月24日の登板で、球審を務めた白井一行が佐々木朗希に詰め寄ったことで物議を醸した出来事を指す。
^ 11人での継投はオールスター史上最多[ 20] 。
^ 佐々木朗は完全試合。
^ 当初は吉田正尚が出場予定だったが、左ハムストリング 筋損傷のため欠場し、代わりにファン投票で次点の浅村が選出された[ 26] 。
^ 地元局である南海放送 (RNB)は、同年時点で金曜日のみのネットのため、放送なし。
出典
関連項目
外部リンク
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代