2017年のオールスターゲーム は、2017年 7月 に行われた日本プロ野球 のオールスターゲーム 。
概要
2017年 はマイナビ の特別協賛により、「マイナビオールスターゲーム2017 」として開催された[1] 。
今ゲームも2試合開催され、全試合DH 制を採用[2] 。
日程
本年度は第1戦がセ・リーグホーム扱い、一塁側(パ・リーグは三塁側・ビジター扱い)[3] 。第2戦がパ・リーグホーム扱い、一塁側(セ・リーグは三塁側・ビジター扱い)[4] 。
第2戦は雨天予備日として7月16日 (14時00分開始。雨天中止の場合打ち切り[5] )を予定していた[4] 。
アトラクション
出場者
太字 はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による出場。
数字は選抜回数。カッコ内数字は上記回数中故障等のため不出場の回数。
^ 左肩機能不全のため出場辞退。代わりに井納を選出[7] 。
^ 右肘尺骨肘頭、上腕骨滑車骨挫傷のため出場辞退。代わりに源田を選出[8] 。これに伴い、源田はフレッシュオールスターの出場を辞退。
^ 腰椎間板ヘルニアのため出場辞退。代わりに西川を選出[9] 。
なお、辞退選手は野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録が出来ない[9] [8] [7] 。
(出典:[10] [9] [8] [7] )
試合結果
試合
日付
ビジター球団(先攻)
スコア
ホーム球団(後攻)
MVP
開催球場
第1戦
7月14日
パ・リーグ
6 - 2
セ・リーグ
内川聖一
ナゴヤドーム
第2戦
7月15日
セ・リーグ
1 - 3
パ・リーグ
デスパイネ
ZOZOマリンスタジアム
第1戦
スコア
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
パシフィック
1
0
0
0
0
0
1
3
1
6
9
0
セントラル
0
0
0
1
0
1
0
0
0
2
6
0
パ:千賀、菊池、谷元、○山岡、牧田、松井裕 - 嶋、田村 セ:バルデス、田口、岡田、又吉、●マテオ、山崎康 - 梅野、戸柱 勝利 :山岡 敗戦 :マテオ 本塁打 パ:秋山1号(初回先頭打者ソロ・バルデス)、西川1号(2ラン・マテオ)、中田1号(ソロ・山崎康) セ:筒香1号(ソロ・菊池)審判 [球審]深谷 [塁審]坂井 (1B)、真鍋 (2B)、牧田 (3B) [外審]橋本 (LL)、村山 (RL)観客動員数:36,111人 試合時間:2時間25分[11]
先発オーダー
パシフィック
打順 守備 選手
1 [右] 秋山翔吾
2 [二] 浅村栄斗
3 [指] 大谷翔平
4 [中] 柳田悠岐
5 [三] 松田宣浩
6 [一] 中田翔
7 [左] 上林誠知
8 [捕] 嶋基宏
9 [遊] 今宮健太
[投] 千賀滉大
セントラル
打順 守備 選手
1 [中] 糸井嘉男
2 [三] 鳥谷敬
3 [遊] 坂本勇人
4 [左] 筒香嘉智
5 [指] ゲレーロ
6 [右] 鈴木誠也
7 [一] 新井貴浩
8 [捕] 梅野隆太郎
9 [二] 菊池涼介
[投] バルデス
先発はセ・リーグはオールスターに最年長での初選出となった中日のバルデス、パ・リーグは地元愛知県 蒲郡市 出身で、史上初めての育成出身者のソフトバンクの千賀。パ・リーグは初回に西武の秋山がレフトへの先頭打者本塁打で先制する。セ・リーグは4回裏にDeNAの筒香のソロ本塁打で同点に追いつき、6回裏には2死2塁のチャンスで中日のゲレーロの適時2塁打で勝ち越した。7回表にパ・リーグは2死一二塁のチャンスで代打・ソフトバンクのデスパイネが適時打を放ち同点に追いつく。8回表にはソフトバンクの内川の適時打で勝ち越すと、日本ハムの西川がライト5階席に飛び込む特大の2ラン本塁打で3点を追加した。セ・リーグは9回に「ヤスアキジャンプ」が流れる中、DeNAの山崎康が登板する。するとパ・リーグはこの回先頭の日本ハムの中田が自身オールスター初となるセンターへのソロ本塁打を放ちリードを4点に広げた。そしてその裏にパ・リーグは楽天の松井裕樹が登板するとセ・リーグを3者凡退に抑えゲームセット。パ・リーグは2014年の第2戦 以来3年ぶりに勝利を挙げ連敗を3で止めた。セ・リーグは3年ぶりの黒星。
表彰選手
MVP
内川聖一(ソフトバンク)
8回にマテオから勝ち越し適時打を放つなど2打数2安打の活躍。ソフトバンクの野手による受賞は2014年第2戦 での柳田悠岐 以来3年ぶりだが、内川自身は2013年第3戦 以来4年ぶり2度目。
敢闘選手賞
秋山翔吾(西武)
1回にバルデスから先頭打者ホームランを放つ。
西川遥輝(日本ハム)
8回にマテオから2ランホームランを放つ。
筒香嘉智(DeNA)
4回に菊池雄から同点ソロホームランを放つ。
第2戦
スコア
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
セントラル
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
4
0
パシフィック
0
0
0
1
1
0
1
0
X
3
9
0
セ:菅野、秋山、●井納、小川、薮田 - 小林、梅野 パ:則本、金子、○美馬、二木、黒木、S谷元 - 田村、嶋 勝利 :美馬 セーブ :谷元 敗戦 :井納 本塁打 セ:小林1号(ソロ・金子) パ:デスパイネ1号(ソロ・秋山)、鈴木大地1号(ソロ・小川)審判 [球審]村山 [塁審]橋本(1B)、牧田(2B)、真鍋(3B) [外審]坂井(LL)、深谷(RL)観客動員数:26,407人 試合時間:2時間21分[12]
先発オーダー
セントラル
打順 守備 選手
1 [右] 糸井嘉男
2 [中] 丸佳浩
3 [三] マギー
4 [指] 筒香嘉智
5 [一] 阿部慎之助
6 [左] ゲレーロ
7 [二] 宮崎敏郎
8 [遊] 田中広輔
9 [捕] 小林誠司
[投] 菅野智之
パシフィック
打順 守備 選手
1 [右] 秋山翔吾
2 [中] 柳田悠岐
3 [一] 内川聖一
4 [指] デスパイネ
5 [三] レアード
6 [左] T-岡田
7 [二] 鈴木大地
8 [捕] 田村龍弘
9 [遊] 源田壮亮
[投] 則本昂大
パ・リーグは則本、セ・リーグは菅野の先発。則本は2回3奪三振のパーフェクトピッチング。対する菅野は糸井のミスによる安打などでピンチを迎えながらも、レアードを三振に仕留めるなどこちらも無失点。3回、シーズン本塁打0の小林が則本から代わった金子千尋からレフトへのソロ本塁打を放ちセ・リーグが先制。しかしパ・リーグは4回、菅野から代わった初出場の秋山拓巳からデスパイネが同点ソロホームラン。美馬が4回と5回をパーフェクトの後、さらにセ・リーグ3番手井納から秋山がタイムリーで勝ち越し、さらに7回に鈴木大地が4番手小川からソロを放ちダメ押し。セリーグ5番手薮田は無失点、パリーグは美馬から初出場の二木、黒木を挟んで最後は谷元がランナーを許しながらも後を絶ち、パリーグ2連勝。パリーグ2戦全勝、並びにセリーグ2戦全敗は2004年(平成16年)以来13年ぶりだった。
オールスター終了後、谷元圭介が金銭トレードで中日ドラゴンズに移籍するという異例の事態が起こった。
表彰選手
MVP
デスパイネ(ソフトバンク)
4回に秋山から同点ホームランを放つなど3安打の大活躍。前日の内川に続いて同一球団からのMVP選出となった。このケースは1991年 のヤクルト(第1戦:古田敦也 、第2戦:広沢克己 )、1995年 の巨人(第1戦:落合博満 、第2戦:松井秀喜 )に次いで3例目。
敢闘選手賞
秋山翔吾(西武)
5回に勝ち越し適時打を放つなど3安打の活躍。秋山は2戦連続の敢闘賞である。これは2014年の陽岱鋼 (当時日本ハム)以来。
鈴木大地(ロッテ)
7回に小川からソロホームランを放つ。
小林誠司(巨人)
3回に金子から全セ唯一の得点となる先制ソロホームランを放つ。初球打ちでの初打席ホームランは、1970年第1戦 での有藤道世 (ロッテ)以来47年ぶり2人目。
マイナビ賞+日産 ノート e-POWER 賞
西川遥輝(日本ハム)
第1戦の8回、マテオから2ランホームランを放つなど活躍。日本ハムの選手の受賞は2014年の陽岱鋼(現・巨人)以来通算4人目。
テレビ中継
テレビ番組・中継内での各種情報 (終了した番組・中継を含みます)は、
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ネット配信 、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、
出典として用いないで下さい 。
検証可能性 に基づき除去される場合があります。
第1戦
テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
放送時間:19:04 - 21:51(延長なし。一部地域除き、19:00 - 19:04に直前情報も別途放送)
BS朝日
放送時間:17:55 - 19:00(トップ中継=ホームランダービー)
リレー中継を行う必要があった場合には、21:51 - 22:00(延長の場合あり)に放送枠の設定があった。
第2戦
テレビ朝日(EX)≪テレビ朝日系列≫
BS朝日
放送時間:16:55 - 18:00(トップ中継=ホームランダービー)、20:54 - 21:00(リレー中継、延長の場合あり)
ラジオ中継
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CDなど での販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態の
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第2戦
JRN系列への裏送り≪JRN…HBC・CBC・RKB 制作:TBS≫
文化放送(QR)≪NRN…STV・SF・ABC・RCC・KBC他≫
ニッポン放送(LF)≪MBSとの2局ネット≫
TBSラジオ、JRNとしてのオールスターゲームの中継は、この年が最後となった。
インターネット配信
第1戦
AbemaTV (AbemaGOLDチャンネル)
配信時間 : 17:55 - 23:00(延長の場合は、Sportliveチャンネルで継続配信)
第2戦
AbemaTV(AbemaGOLDチャンネル)
配信時間 : 16:55 - 22:00(延長の場合は、Sportliveチャンネルで継続配信)
脚注
関連項目
外部リンク
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代