ホルモン焼き
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ホルモン焼き(ホルモンやき)とは、内臓肉(もつ)を焼く料理。明治維新後も庶民が肉を食べるのはそれほど簡単なことではなかった。大阪を中心に日本に残っていた在日韓国・朝鮮人が食べていくために日本人が当時は食べなかった牛と豚の内臓を持ってきて焼いて食べ、また売ることもあったのがホルモン焼きの始まりである。安い価格でたっぷり食べられるという点で労働者の酒席のつまみとして人気を集め始め、次第に日本全域に広がっていった[1]。
- ^ “월간 ANDA - 뉴스핌”. monthly.newspim.com. 2023年11月22日閲覧。
- ^ ヒョンミのおいしい焼肉 三河島と焼肉・在日「当時の日本人にとって食習慣のない地場産業の副産物といえる屠殺場から排出される豚の耳、しっぽ、内臓等は在日にとっては、思いもかけぬ貴重な食材だった」
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 17』講談社、2006年。
- ^ 『畜産副生物の知識』(3)食肉消費の歴史と畜産複製物, pp.30
- ^ 商標出願・登録情報検索(詳細画面) 北∞ホルモン
- ^ 柴崎友香『よそ見津々』(日本経済新聞出版社、2010年)p.124の「ローカルフード」によれば、ホルモンとキモの2種類があり、当時一本20円で、"『じゃりン子チエ』にも出てくるし、大阪中どこにでもあるのかと思ったら違った。高校に入ったら隣の区の人にさえ「そんなんない」と言われた"という。
- ^ 【ご当地 食の旅】ホルモン天ぷら(広島市)コリコリ 衣はふんわり『日本経済新聞』2020年10月24日・土曜朝刊別刷り「日経+1」9面
- ^ 一例として、岐阜県東白川村にある焼肉料理店のホームページ白草の「けいちゃん」(2020年10月25日閲覧)。ここでは「ちゃん」の語源について、様々な食材を混ぜたちゃんぽんやチャンプルーと共通する可能性を指摘している。
- ^ 飛騨神岡とんちゃん~きのえ~ 飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」(2020年10月25日閲覧)
- ^ 『神岡とんちゃんMAP』
- ^ a b c “ときわ亭のこだわり | 0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場”. 0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 - (2020年5月21日). 2023年2月10日閲覧。
- ^ ホルモン焼き 財団法人埼玉県市町村振興協会(2020年10月25日閲覧)
- 1 ホルモン焼きとは
- 2 ホルモン焼きの概要
- 3 栄養
- 4 関連項目
「ホルモン焼き」の例文・使い方・用例・文例
- ホルモン焼きという食べ物
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