ブーゲンビリアの花言葉
ブーゲンビリアの花言葉は、南国の真っ青な海や空にも似つかわしい、ポジティブで力強い言葉や、愛にあふれるロマンティックな言葉ばかりである。大切な人への気持ちを花言葉に託す意味でも、ブーゲンビリアは贈り物に選びやすい。
ブーゲンビリア花言葉の由来
#原産地や開花時期が由来となっている説ブーゲンビリアはの原産地は、中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林である。そのため、ブーゲンビリアの「情熱」「熱心」「魅力」といった花言葉は、原産地の南国の雰囲気にちなんで、太陽の光に照らされた明るいイメージからつけられたものだと言われている。また、多くのブーゲンビリアの開花時期が5月から10月頃となっているため、夏の暑い時期にたくさんの花を咲かせるパワフルな様子から、情熱的な花言葉が託されたという説もある。
#印象的な花姿が由来となっている説
ブーゲンビリアといえば、色鮮やかな花がこぼれんばかりに咲き誇る独特の花姿が印象的である。ブーゲンビリアの花姿は、ひと目見ただけで心に深く残り、魂を揺さぶられるような魅力を感じさせることから、「魂の花」と呼ばれることもある。このように人々の心を動かすブーゲンビリアの花姿から、「秘められた想い」「私はあなたを信じます」「ドラマチックな恋」といった心の情景を表す花言葉に結びついたとも考えられている。
#豊富な品種が由来となっている説
ブーゲンビリアは、赤、ピンク、白をはじめとするさまざまな花色があり、品種も豊富である。一重咲きや八重咲きのもののほか、葉っぱが斑模様であったり、中央の筒状の花がなかったりと形状もバラエティに富んでいる。そのため、たくさんの品種で人々を魅了するブーゲンビリアの多面的な魅力を表すことで、「「あなたは魅力に満ちている」という花言葉が生まれたとも言われている。
ブーゲンビリアの英語の花言葉
ブーゲンビリアの英語の花言葉は、「passion(情熱)」である。ブーゲンビリアは原産地の中南米をはじめ、アジアやヨーロッパなど世界各地に広く分布していて、品種改良や変異が繰り返されている。海外ではシンボルツリーや庭木としても人気で、家の外壁がブーゲンビリアで色鮮やかに覆われているという光景もよく目にする。「passion(情熱)」という英語の花言葉からは、見ているだけで元気や力をもらえる強く美しい花として、ブーゲンビリアが世界中の多くの人々から愛されていることが伝わってくる。ブーゲンビリア色別の花言葉の解説
#赤色のブーゲンビリアの花言葉赤色のブーゲンビリアの花言葉は、「情熱」「あなたしか見えない」である。赤色の品種としては「ミセスバッド」や「サンディエゴレッド」などがあり、南国の青い空のもとでブーゲンビリアの鮮やかな赤色が揺らめく炎のように見えることから、「情熱」の花言葉がつけられたと言われている。また、「あなたしか見えない」は、開花の時期になると枝いっぱいに咲きみだれる花姿が、人々の目を惹くことや目が離せなくなる様子を表している。
#ピンク色のブーゲンビリアの花言葉
ピンク色のブーゲンビリアの花言葉は、「魅力がいっぱい」である。ピンク色の品種としては「ピンクシャンペン」や「ピンクレディ」などが人気で、トロピカルなピンク色の花がたくさん咲く様子が活気にあふれていることや、品種ごとの独特の花の形状が魅力的であることからついた花言葉だとされている。また、ブーゲンビリアのつるがあちらこちらに巻き付いたり、しなやかに枝を伸ばして自由に成長していく様子を表しているという説や、ピンク色の花が満開になった時の美しくボリューム感のある情景からつけられたという説もある。
#白色のブーゲンビリアの花言葉
白色のブーゲンビリアの花言葉は、「熱心」「あなたは素敵」である。白色の品種としては「シンガポールホワイト」や「サンデリアナホワイト」などが人気で、いずれの花言葉も白色が持つ誠実なイメージと、小さな花が南国の太陽にも負けずに咲き誇る様子を表しているものだとされている。白色のブーゲンビリアは、赤やピンクのブーゲンビリアが放つ情熱的なイメージとは一線を画すため、清らかでまじめな気持ちを伝えたい時に選ぶとよい花色である。
ブーゲンビリア本数別の花言葉の解説
ブーゲンビリア独自の本数別の独自の花言葉は特にない。ブーゲンビリアは、オシロイバナ科の常緑のつる性の低木である。贈答品としてのブーゲンビリアも、基本的には切り花ではなく鉢植えのまま扱われる。そのため本数を気にする場面が少ないわけである。
もちろんブーゲンビリアは切り花でも十分に美しく、複数本まとめれば華やかな花束となる。
ブーゲンビリアに固有の「本数別の花言葉」は特にないが、すべての花に共通して適用される「本数に応じた花言葉」はある。
花の本数に応じた花言葉:
- 1本「あなたが運命の人です」
- 3本「あなたを愛しています」
- 4本「あなたを一生愛し続けます」
- 6本「あなたに夢中です」
- 8本「あなたの思いやりに感謝します」
- 9本「いつも一緒にいましょう」
- 11本「あなたは最愛の人です」
- 12本「奥さんになってください」
ブーゲンビリアの怖い花言葉
#「悪魔の花」と呼ばれることもあるブーゲンビリアの花言葉に特に怖い要素はない。しいて言えば、ブーゲンビリアは「悪魔の花」の異名を持つ。これはハワイ語における呼び名「Pua Kepalo」が、「Pua=花」「Kepalo=悪魔」ということで、ハワイ語の名称を直訳すると「悪魔の花」と解釈できるためである。
ブーゲンビリアは、生長の過程で花芽がトゲに変化するため、手入れを怠ると低木全体がトゲだらけになってしまう。トゲを有する植物に馴染みの薄かったハワイの人々が、このトゲに驚くあまり「悪魔の花」と名付けたのでは、という説がある。
「ブーゲンビリア=悪魔の花」というとネガティブに聞こえるが、名称の由来は単にトゲがあるというだけのことである。
#「薄情」はネガティブな花言葉かもしれない
ブーゲンビリアの花言葉の大半は、情熱的でポジティブなものばかりだが、中には「薄情」というネガティブな印象の花言葉もある。これは、ブーゲンビリアの美しい花びらに見える部分が、全て「包葉(ほうよう)」と呼ばれる葉の一部であることに由来する。花びらのように見せかけている包葉がペラペラで薄紙のような質感であることや、包葉の中で小さな花が隠れるように咲いている様子などから、「薄情」という花言葉がつけられたのである。
また、赤色のブーゲンビリアに託されている「あなたしか見えない」という花言葉は、想いが通じ合っている相手であれば問題はないが、一方的に想いを寄せる相手であれば、かえって怖がらせてしまう可能性もある。贈る相手が深読みして語回しかねない状況が危惧される場合は、本当に伝えたい気持ちや花言葉を別途明かしたりカードに書いて添えたりするとよいだろう。
※ 花言葉の内容は諸説あります。
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