ブースター接種
英語:booster vaccination
すでにワクチン接種を済ませた人が、免疫の強化あるいは維持のために、追加で接種を行うこと。新型コロナウイルスのワクチン接種においては、十分な効果を得るために2回にわたる接種が必要とされており、この2回1セットの接種に追加で3回目のワクチン接種を行うことが「ブースター接種」と呼ばれている。
新型コロナウイルスのワクチンはファイザー製やモデルナ製が主であるが、いずれも2回の接種が基本的に必要とされている。2回にわたり接種を行うことで初めて十分な抗体が得られるという理由による。とはいえ2回接種すれば完璧に安全というわけではない。時間経過に伴う抗体の減少の可能性や、あらたな変異株の出現などによるブレークスルー感染の恐れもある。そうした事情を踏まえて、所定の2回接種を多くの人が受け終えた頃から追加接種=ブースター接種を行うことが検討されている。
ワクチン接種は、基本的には、1回目も2回目も同じ銘柄のワクチンを接種する。3回目のブースター接種でも、やはり同じ銘柄のワクチンを打つことが基本と考えられる。ただし同じ銘柄でなければ無意味とか逆効果というわけではない。複数種類の抗体を投与してワクチンの効果を高める「抗体カクテル」の考え方もある。
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