behemoth
「behemoth」の意味・「behemoth」とは
「behemoth」は英語の単語で、巨大なものや組織、力を指す言葉である。特に、その規模や力が圧倒的であることを強調する際に用いられる。例えば、巨大企業や大国を指す際に「behemoth」と表現することがある。また、古代の巨大な生物や神話上の巨大な存在を指す際にも使われる。「behemoth」の発音・読み方
「behemoth」の発音は、IPA表記では/bɪˈhiːməθ/となる。カタカナ表記では「ビヒーモス」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「ビヒーモス」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「behemoth」の定義を英語で解説
「behemoth」は、"a huge or monstrous creature"または"something enormous, especially a big and powerful organization"と定義される。つまり、巨大な生物や組織を指す言葉である。特に、その規模や力が圧倒的であることを強調する際に用いられる。「behemoth」の類語
「behemoth」の類語としては、「giant」、「monster」、「leviathan」などがある。これらの単語も「behemoth」と同様に、規模や力が大きいものを指す際に用いられる。「behemoth」に関連する用語・表現
「behemoth」に関連する用語としては、「gargantuan」、「colossal」、「titanic」などがある。これらの単語も「behemoth」と同様に、規模や力が大きいものを指す際に用いられる。「behemoth」の例文
1. The company has grown into a behemoth in the tech industry.(その会社はテクノロジー業界の巨大企業に成長した。)2. The new shopping mall is a behemoth compared to the old one.(新しいショッピングモールは古いものに比べて巨大である。)
3. The behemoth of a tree towered over the other trees in the forest.(その巨大な木は森の他の木々を見下ろしていた。)
4. The government is often seen as a behemoth that is slow to change.(政府は変化が遅い巨大な存在としてよく見られる。)
5. The ship was a behemoth, the largest ever built.(その船は巨大で、これまでに建造された中で最大のものだった。)
6. The mountain is a behemoth that towers over the town.(その山は町を見下ろす巨大な存在である。)
7. The new stadium is a behemoth that can hold over 100,000 people.(新しいスタジアムは10万人以上を収容できる巨大なものである。)
8. The project was a behemoth that took five years to complete.(そのプロジェクトは完成までに5年を要する巨大なものだった。)
9. The factory is a behemoth that employs thousands of people.(その工場は数千人を雇用する巨大なものである。)
10. The ancient behemoth was believed to have roamed the earth millions of years ago.(その古代の巨大生物は数百万年前に地球を徘徊していたと信じられている。)
ベヒモス
(ビヒーモス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 16:22 UTC 版)

ベヒモス(英語: behemoth、ヘブライ語: בְּהֵמוֹת bəhēmōṯ )は、『旧約聖書』の『ヨブ記』で語られる獣。同じく『ヨブ記』で語られるレヴィアタンと対比され、海と関連付けられるレヴィアタンに対して、陸の獣であるとされる。
その名前は「動物」と言う意味のヘブライ語「בְּהֵמָה behemah」の複数形であり[1](聖書においても『ヨブ記』40章を除いてはその意味で使われており、野獣(beasts)などと訳される)、その巨大さからの、偉大なものや強大なものを単数であっても複数形で表す尊厳の複数(Pluralis excellentiae)の表現であると考えられている[2]。
日本語では「ベヒーモス」「ベヘモト」「ビヒーモス」「ビヒモス」「ベエマス」など様々なカナ表記が見られる。
一説には古代の豊穣のシンボルと関係があり[1]、また中世には悪魔と見なされることもあった。
イスラームの伝承に登場する巨大な魚バハムート[3]およびその上に乗ったウシのクユーサーはベヒモスの影響を受けていると言われる。
『旧約聖書』のベヒモス

見よ、ベヘモットを。 お前を造ったわたしはこの獣をも造った。 これは牛のように草を食べる。
見よ、腰の力と腹筋の勢いを。
— 『ヨブ記』40章15-24節[4]
尾は杉の枝のようにたわみ 腿の筋は固く絡み合っている。
骨は青銅の管 骨組みは鋼鉄の棒を組み合わせたようだ。
これこそ神の傑作 造り主をおいて剣をそれに突きつける者はない。
山々は彼に食べ物を与える。 野のすべての獣は彼に戯れる。
彼がそてつの木の下や 浅瀬の葦の茂みに伏せると
そてつの影は彼を覆い 川辺の柳は彼を包む。
川が押し流そうとしても、彼は動じない。 ヨルダンが口に流れ込んでも、ひるまない。
まともに捕えたり 罠にかけてその鼻を貫きうるものがあろうか。
また、『詩篇』50章10節に「 בְּהֵמוֹת בְּהַרְרֵי־אָֽלֶף bᵊhēmôṯ bᵊharrê 'ālep̄ 」というフレーズがあり、欽定訳聖書などはこの בְּהֵמוֹת bᵊhēmôṯ を獣の一種として「the cattle upon a thousand hills」と訳すが、タルムードはこれを「千の山の上のベヒモス」であると解釈する(Bava Batra 74b 他)。
ベヒモスはゾウ、もしくはカバがモデルになったと考えられている[5]。日本語訳の文語訳聖書(1917)および口語訳聖書(1955)では「河馬」の語が充てられていた。その姿はカバもしくはサイに似た獣の姿で描かれることが多い。ユダヤの伝承ではウシであるとされ שור הבר shor habor[注 1](野牛)と呼称されることもある。
ベヒモスは元々はカバと同じ、あるいは数倍の大きさの生き物とされていたが、時代を経るにつれて体の大きさのイメージは巨大化していった[5][6]。
『ヨブ記』においてベヒモスの説明の次にレヴィアタンの説明が続き、この二者はユダヤ・キリストの伝承では地に住むベヒモスと海に住むレヴィアタンとして二頭一対のものとして語られる(あるいは空に住むジズを加えて三頭一鼎)。ユダヤの伝承では両者は世界の終末に際して相争って共倒れとなり、その肉は義人のための食料となるとされる。また、レヴィアタンとベヒモスはかつてはそれぞれ雌雄がいた、あるいはレヴィアタンとベヒモスが雌雄の関係であるなど、両者についてはさまざまな伝承・聖書解釈が存在する。(詳しくはレヴィアタンを参照)
悪魔としてのベヒモス

中世以降はサタンなどと同じ悪魔と見られるのが一般化した。本来のキリスト教の観念とは全く関係が無い。
悪魔としては、『旧約聖書』の内容から転じて、暴飲暴食を司り、ひいては貪欲を象徴する。なお、対のレヴィアタンが七つの大罪における「嫉妬」の対応悪魔であるため、ベヒモスが七つの大罪における「暴食」あるいは「強欲」に対応しているかのように説明されることがあるが、これは誤りである(「暴食」はベルゼブブ、「強欲」はマモン)。
中世ヨーロッパにおいては象[3]、もしくは象頭人身として描かれることが多い。
その他のベヒモス
トマス・ホッブズは『ベヒーモス』において、社会契約によって形成された理想的な国家(コモンウェルス)体制をレヴィアタンに例え[7]、対照的に、現実の清教徒革命・イングランド内戦やその下における長期議会といった混乱した国家状態をベヒモスに例えた。
関連文献
- ド・プランシー, コラン『地獄の辞典』床鍋剛彦訳、講談社、1990年6月。ISBN 978-4-06-201297-3。
- ディヴィッドスン, グスタフ『天使辞典』吉永進一監訳、創元社、2004年11月。 ISBN 978-4-422-20229-7。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 松平『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』、253-254頁
- ^ Borges, Jorge Luis (2005) "El libro de los seres imaginarios" Emece Editores pp. 48-49.
- ^ a b ローズ『世界の怪物・神獣事典』、389頁
- ^ 新共同訳
- ^ a b ボルヘス、ゲレロ『幻獣辞典』、42-43頁
- ^ アラン『世界幻想動物百科 ヴィジュアル版』、56-57頁
- ^ 『リヴァイアサン』17章
参考文献
- 松平俊久『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』蔵持不三也監修、原書房、2005年3月。 ISBN 978-4-562-03870-1。
- アラン, トニー『世界幻想動物百科 ヴィジュアル版』上原ゆうこ訳、原書房、2009年11月(原著2008年)。 ISBN 978-4-562-04530-3。
- ボルヘス, ホルヘ・ルイス、ゲレロ, マルガリータ『幻獣辞典』柳瀬尚紀訳、晶文社、1974年12月。 ISBN 978-4-7949-2286-1。
- ローズ, キャロル『世界の怪物・神獣事典』松村一男監訳、原書房〈シリーズ・ファンタジー百科〉、2004年12月。 ISBN 978-4-562-03850-3。
関連項目
ビヒーモス
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「ドラゴンクエストのモンスター一覧」の記事における「ビヒーモス」の解説
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