ノロウイルスによる食中毒
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2007年(平成19年)11月・12月埼玉県上尾市谷津の居酒屋「和民」上尾モンシェリー店で、11月30日および12月1日に飲食した客33名(5グループ)が、下痢や嘔吐などの体調不良を訴えた。鴻巣保健所の立ち入り検査および病院の検査において、一部の客と従業員3名からノロウイルスの陽性反応が検出されたことから、同店は12月12日から3日間の営業停止処分となった。 2009年(平成21年)4月・5月介護付有料老人ホーム「レストヴィラ町田小野路」で、4月29日より入居者・職員らに下痢や嘔吐などの症状があり、5月1日までに男性10人、女性18人の合計28人が発症した。東京都町田保健所の立ち入り検査の結果、4人からノロウイルスの陽性反応が検出された。東京都福祉保健局より、5月3日から7日間の給食提供業務停止の行政処分となった。 2010年(平成22年)1月・2月広島県東広島市西条本町の居酒屋「語らい処 坐・和民」広島西条駅前店で、2月18日夜に飲食した22歳から60歳の客の男女14人が嘔吐や下痢を訴え、西部東保健所は集団食中毒と断定した。同店は、2月22日夜から当分の間、営業禁止処分となった。また、兵庫県神戸市中央区の居酒屋「語らい処 坐・和民 」JR三宮高架下店において、1月18日にも14人の集団食中毒を出した。 2010年(平成22年)9月東京世田谷区内の「語らい処 坐・和民」三軒茶屋駅前店。世田谷保健所の生活保健課によると、2010年9月10日に出された宴会料理が原因で、ノロウイルスによる食中毒の症状を訴えた客が20人いた。同13日の立ち入り検査では店内から検出できなかったが、複数の食事グループから同じ遺伝子配列のウイルスを検出した為、同30日から7日間の営業停止処分にした。ワタミの公式サイト上では、同日付で世田谷区からの行政処分についての文書を出し、店名を挙げた上で処分を厳粛に受け止め、再発防止などに努めることを明らかにしている。なお店舗は処分を受けた事実を公表せず、休業理由を「店内改装のため」と偽っていた。桑原社長、渡邉会長とも「詳細の公表はしない」、理由も「一切回答出来ない」。 2011年(平成23年)1月25日静岡県東部保健所は25日、沼津市大手町の飲食店「炭火焼だいにんぐ わたみん家」沼津店で会食した、2組計18人が嘔吐や下痢、発熱などの症状を訴え、ノロウイルスによる食中毒と診断されたと発表。同保健所は25日から当分の間、同店を営業禁止にした。同保健所によると、患者や従業員の便から、ノロウイルスが検出された。患者は、それぞれ22人、6人のグループで、1月15日に食事し、翌16日夜から症状が現れた。 2012年(平成24年)12月5日〜6日東京都千代田区保健福祉部・千代田保健所生活衛生課は、ワタミフードサービスが営業するわたみん家「水道橋西口東京ドーム口店」においてノロウイルスによる集団食中毒が発生したことを、2012年12月13日に公表した。同保健所は、同日より同店に対して、施設およびその取り扱いを改善するよう命じ、衛生上の危害が除去され安全が確認されるまで営業を禁じる処分を下した。発症が確認されたのは、12月5日から6日にかけて同店より提供された食事を摂った、21歳から59歳までの大学生および会社員の男女にて構成される四団体。東京都によると、両日の利用客は、合計で約400人であった。ワタミフードサービスは、同店においてノロウイルスによる食中毒症状や体調不良が生じ、千代田区から行政処分を受けたことを認め、「水道橋西口東京ドーム口店」の店舗ページには「都合により一時休業中」との一文を掲載し、同月10日より営業を自粛した。 2015年(平成27年)10月17日神奈川県相模原市中央区淵野辺の居酒屋「和民」淵野辺北口駅前店 においてノロウイルスによる集団食中毒が発生したことを、相模原市保健所が2015年10月30日に公表した。10月17日に飲食した客18名が、下痢や嘔吐などの体調不良を訴えた。相模原市保健所の立ち入り検査および病院の検査において、一部の客と従業員2名からノロウイルスの陽性反応が検出されたことから、同店は10月30日から2日間の営業停止処分となった。
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