京都・大阪2010とは? わかりやすく解説

京都・大阪2010

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:45 UTC 版)

ミシュランガイド」の記事における「京都・大阪2010」の解説

東京香港・マカオに次ぐアジアにおける3地域目として、『ミシュランガイド京都・大阪2010』(英語版日本語版)が2009年平成21年10月16日出版された。レストラン3つ星7軒、2つ星24軒、1つ星116軒の評価を受け、また、東京版同じく掲載レストラン147軒すべてに星が与えられた。掲載店はほとんどが日本食レストランで、京都市では97%大阪市では82%と、東京の7割弱に比べてかなり高い割合となっている。 これに加えホテル34軒、さらに日本ならではの宿として、旅館22軒(うち3軒(2つ星1軒、1つ星2軒)が料理評価され星も獲得)、合計203軒が掲載された。旅館評価マークにも独自のもの用いられた。ミシュランガイド責任者ジャン=リュック・ナレは、京都では伝統受け継ぎ発展させてきた料理店数多く選ばれ大阪では才能溢れ新進気鋭シェフたちの創造性と、独創性溢れ料理評価した語っている。 調査 2007年平成19年)秋より、調査員によって調査開始された。調査対象は約1,000軒。 掲載拒否論争 当初京都では多く老舗料理店掲載拒否していると新聞や雑誌などで報じられた。20軒(京都15軒、大阪5軒)が掲載拒否したが、ミシュラン掲載強行店舗写真掲載されず、写真省かれたり、あまり関係のない写真添付された例もあった。 一方、『週刊文春』にミシュランへの掲載拒否するとのコメント掲載された「菊乃井店主村田吉弘は、「週刊文春記事はまった本意ではなく掲載大歓迎であり、掲載されることによって起こるかも知れない心配面の部分だけを誇張して書かれた」と発言している。また、掲載拒否と噂の流れた京都吉兆総料理長徳岡邦夫は「オファーがあったときに断ったのは事実だが、それは吉兆グループ不祥事理由であって掲載拒否ではない。次にオファーがあったときはぜひとも受けたい」と発言している。一方、「瓢亭当主高橋英一は「星の数の増減で店が左右されるのは心配だ」とミシュランへの掲載断っているが、3つ星掲載されている。 ナレ会見にて、掲載拒否表明している店に対して「店の売り上げ伸びるのに残念なことだ。評価されたくなければ違う仕事をすべきだ」と批判している。 2010年平成22年3月3つ星認定され割烹料理店ノロウイルスによる食中毒発生した日本ミシュランタイヤ広報部によると、評価対象店が食中毒起こしたことがあるかどうか把握しておらず、2011年版該当店を掲載するかどうかについては、店の対応と監督官庁判断見たうえで決定するとしている。ただし、基本的にガイド掲載店翌年追跡調査されるの慣例で、これまで3つ星取った店が翌年の号から消えたことは休業以外にはなく、考えられないとしている。

※この「京都・大阪2010」の解説は、「ミシュランガイド」の解説の一部です。
「京都・大阪2010」を含む「ミシュランガイド」の記事については、「ミシュランガイド」の概要を参照ください。

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