デュアルコア(でゅあるこあ)(dual core)
一般に、ひとつのパッケージに2個以上の独立したプロセッサコアを搭載するCPUはマルチコアと呼ばれている。デュアルコアはマルチコアの基本的構成をなすものだ。
基本ソフト(OS)やアプリケーションからは、あたかも2つの独立したCPUが存在しているかのように見える。
インテルやAMDなどのメーカーは、クロック周波数の増大によるCPUの性能向上には限界があると見ている。たとえ熱の発生を一定水準に抑えることができたとしても、微細加工を要する製造過程では量子効果による影響が出てくるためだ。
そこで、ひとつのパッケージに複数のプロセッサコアを搭載し、それらが並列して処理を進めることで性能の向上を目指す考えかたが有望視されている。今後は、シングルコアプロセッサのクロック周波数は上昇せず、マルチプロセッサの結合技術に力が注がれることになろう。
日本AMDは22日、報道関係者やパートナー各社に向けて、今後の主力製品として期待されるデュアルコアの Athlon64 プロセッサと Opteron プロセッサを発表した。
(2005.04.25掲載)
デュアルコア
【英】dual-core
デュアルコアとは、1つのCPUパッケージに2個のCPUコアを搭載したCPUのことである。デュアルコアでは、複数のアプリケーションを並行して動作させる場合に力を発揮すると言われている。
従来、サーバーのような高い性能が要求されるコンピュータでは、CPUを複数個搭載することで性能の向上を図っている。一方、エンドユーザーが使うクライアントのパソコンでは、クロック周波数の高いCPUを搭載することで、性能の向上を図っている。しかし、CPUから発生する熱や消費電力の増大などで、その手法は困難になってきている。
このような問題を解決する手段の一つとして、2個の演算回路を搭載して、1個のCPUでありながらも疑似的に2個のCPUを搭載しているような動作を実現するデュアルコアが利用されている。
デュアルコアは、複数のCPUコアを搭載するマルチコア技術の一つである。なお、演算回路を4個搭載することでさらに高い機能を実現するCPUはクアッドコアと呼ばれている。
マルチコア
(デュアルコア から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 22:47 UTC 版)
マルチコア (英: multiple core, multi-core) は、1つのプロセッサ・パッケージ内に複数のプロセッサ・コアを搭載する技術であり、マルチプロセッシングの一形態である。
- ^ a b インテル、メニーコア化への取り組みなど、研究活動に関する説明会を開催[リンク切れ], マイコミジャーナル, 2005年11月09日
- ^ 設計上は9コアが存在するが、うち1コアは歩留まり向上のための予備であり、出荷前に無効化されている。
- ^ Energy Aware Scheduling — The Linux Kernel documentation
- ^ ローカル・キャッシュを共有し合う機構とは、コアローカルなL2キャッシュとダイ共有のL3キャッシュの関係で、通常はスヌープしてローカルなL2キャッシュ間のコヒーレンシを確保する仕組みである。自分のコアのL2でmissして他のコアのL2にあれば、L3ではなく他のコアのL2をアクセスする仕組みを指す。コア数が増えるとダイ共有のL3では対応し切れなくなるためと推測される[独自研究?]。
- ^ 製品仕様 インテル® Xeon Phi™ プロセッサー
デュアルコア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:33 UTC 版)
ユニオンコアの中でも一部のコアのみが有している二重構造を持つコア。このデュアルコアの性質を持ったユニオンコアを有するのは、イ400型の3名、超戦艦ヤマト。アニメ版ではイ401のコアが本来のイ401としてものとヤマトからコアを譲渡されていたことによる二重構造のデュアルコアと化していた。
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