デュアルグリーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 05:40 UTC 版)
デュアルグリーン方式(英語: Dual Green、DGとも)とは、スーパーハイビジョン等で用いられる、緑用の撮像素子を2枚用意し、R・G1・G2・Bの4信号によって映像を構成する方式のこと[1]。4板画素ずらし方式や4板撮像方式、あるいは4板式とも呼ばれる。人間の視覚(輝度)に大きく影響を与える緑色について、赤・青に比べて2倍の情報を持たせることで、見かけ上全ての画素について3色の情報を持たせるフル解像度方式に近い解像度を得ることが可能となる[1]。
- ^ a b c 鹿喰善明. “スーパーハイビジョンの研究開発 (pdf)”. NHK技研 R&D. 日本放送協会 放送技術研究所. 2018年1月3日閲覧。
- ^ a b c 斉藤知弘. “多様な番組制作のための8Kスーパーハイビジョンカメラの開発 (pdf)”. NHK技研 R&D. 日本放送協会 放送技術研究所. 2018年1月3日閲覧。
- ^ 藤田欣裕, 三谷公二, 菅原正幸 ほか「デュアルグリーン方式を用いたハイビジョン2/3インチ小型CCDカメラ」『テレビジョン学会誌』第47巻第2号、映像情報メディア学会、1993年、 203-211頁。
- ^ 三谷公二「スーパーハイビジョンカメラ開発状況と実用化に向けた課題(21年度第4回研究会) セッションID:ENT2010-11」『映像情報メディア学会技術報告』第34巻第17号、映像情報メディア学会、 21-26頁、 doi:10.11485/itetr.34.17.0_21。
- ^ a b 岡野文男, 藤田欣裕, 三谷公二「2/3インチハイビジョンCCDカメラ用デュアルグリ-ン方式撮像実験」『NHK技研R&D』第19号、日本放送出版協会、1992年、 1-8頁。
- ^ 菅原正幸, 三谷公二, 齋藤 敏紀 ほか「4 板撮像方式における画素ずらし効果についての検討」『テレビジョン学会誌』第49巻第2号、映像情報メディア学会、 212-218頁、 doi:10.3169/itej1978.49.212、 NAID 110003705027、2018年1月3日閲覧。
- ^ 島本洋. “8Kスーパーハイビジョンの伝送技術 (pdf)”. NHK技研 R&D. 日本放送協会 放送技術研究所. 2018年1月3日閲覧。
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