ソルジャーレギオン(小型レギオン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 05:08 UTC 版)
「レギオン (架空の怪獣)」の記事における「ソルジャーレギオン(小型レギオン)」の解説
マザーレギオンによって生み出される兵隊。ケイ素を主成分とする結晶構造の硬質の外殻で全身を覆われている(劇中で撮影された体組織の電子顕微鏡写真は帯津から「半導体の構造に酷似している」と表現されている)。劇中では「ソルジャーレギオン」の名称は登場せず、「小型レギオン」と呼称される。別称は「群体レギオン」。また、成長して飛翔する能力を持ったソルジャーレギオンは「翔レギオン(はねレギオン)」と呼称される。飛行速度は劇中の自衛隊の報告によると150 km/h(81 kt)。 胴体中央に大きな1つの眼を持ち、その両端に小さい眼が2つずつ、計5つの眼を持つ。攻撃的な性格で自分達と異なる周波数の電波を発する生物・物体に対して苛烈に攻撃を加える性質を持つ他、マザーレギオンから発せられる特殊な電磁波がフェロモンのように作用し、名前の通り統率の取れた軍隊の如く集団で対象に襲いかかる。マザーレギオンのように光線状のマイクロ波を撃つことはできないが、近距離にマイクロ波による加熱攻撃と鋭い脚による刺突を用いて対象を攻撃する。あらゆる電磁波を視覚として認識可能。ただし電波が発生するもの・電磁波を帯びるものを持っていなければ敵性存在と判断されず、自分から襲うことはない。草体活性化時には活動しない特徴があり、その死骸が発見された場所にはほぼ確実に草体が繁殖している。 劇中ではケイ素を摂取するためにキリンビール千歳工場で出荷前の1万ダース分のビール瓶を集団で食い荒らした後、自身らが発する電波と異なる電波が多く飛び交う札幌市内に侵入。その際に札幌市南部一帯の光ファイバーケーブル網を食い荒らし、深刻な通信障害を発生させている。その後札幌市営地下鉄に侵入し、坑内を採掘でズタズタにした後にその区画に運悪く進入してきた車両を攻撃。車両の運転席のガラスを吸収し、鋭利な爪で携帯電話やラジオ、無線機を持つ車両内の乗員・乗客や駆けつけた機動隊員を殺害した。坑内では草体種子の打ち上げの起爆剤としての酸素を生成する役割も担っており、その高酸素環境を利用され自衛隊の仕掛けた爆薬による被害を草体共々受けている。草体がガメラにより破壊された際、集団でガメラに取り付きマイクロ波の加熱攻撃でガメラを戦闘不能に追い込むも、変電所から漏れる電磁波に一部個体群が反応。変電所に攻撃を加えた結果、感電死している。その後仙台市郊外のパチンコ屋のネオンサインに攻撃して感電死した個体が発見されたことでネオンサインの可視光線と電磁波に共通する一定の波長の電波で誘導可能であることが判明する。 足利市~埼玉県境にかけての首都防衛戦では、自衛隊の防衛ライン攻撃の先遣隊として羽根を開いた飛行形態で各陣営を攻撃している最中、復活したガメラが乱入。マザーからの指示で急遽ガメラを攻撃目標に変更したが、電磁波に反応する性質を逆手に取ったNTT北海道職員・帯津の機転で名崎送信所におびき寄せられ、アンテナに群がったところをAH-1S対戦車ヘリコプター部隊によるハイドラ70ロケット弾の攻撃によって一掃された。また、名崎送信所内に侵入した1体は渡良瀬が9mm拳銃の連射で駆逐した。 ソルジャーレギオンの着ぐるみは3体製作され、スタッフからキャンディーズにちなんで「ラン」「スー」「ミキ」と呼称されていた。担当は秋山がラン、渡部がスー、小林と中田がミキ。札幌でガメラに群がるシーン及びマザーから飛翔シーンはCGI、ガメラを集団で攻撃するシーンは1000個超のプロップをガメラの着ぐるみにくくりつけて撮影されている。
※この「ソルジャーレギオン(小型レギオン)」の解説は、「レギオン (架空の怪獣)」の解説の一部です。
「ソルジャーレギオン(小型レギオン)」を含む「レギオン (架空の怪獣)」の記事については、「レギオン (架空の怪獣)」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からソルジャーレギオンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からソルジャーレギオン を検索
- ソルジャーレギオンのページへのリンク