ジガンスクード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/20 05:23 UTC 版)
「ヒリュウ級汎用戦闘母艦」の記事における「ジガンスクード」の解説
【Giganscudo = 伊語で「巨大な盾」】 対異星人戦闘・戦艦防衛用の大型機動兵器。「最強の盾」「地球圏の番人」の異名を持つ。元はNID4運動(コロニー独立運動)の鎮圧を目的とした拠点防衛用兵器で、本機の存在がホープ事件の原因となったため、コロニー居住者には忌み嫌われている。後に戦艦防衛用兵器としてヒリュウに搭載されるが、冥王星軌道外宙域でエアロゲイターの機動兵器群から攻撃を受けて大破。それまで超大型戦闘艇のような形状であったが、イカロス基地で修復された際に四肢を持つ人型機動兵器となった。ラングレー基地での改修時にはテスラ・ドライブを搭載され飛行能力を得た。 PTや特機の技術が確立する以前の旧式機であるため、後発機より総合性能や安定性で劣るが、近接戦闘能力と装甲防御力は高く防御フィールドの展開も可能。全高・重量とも連邦軍所属の人型機動兵器では最大である。アニメ版ではコックピットが複座式になっていたが、これは砲台だった時の名残。後にPTと同様のモジュールに換装されている。 デザイナーはリオンシリーズも担当した小野聖二。そのためかリオン系に似た形状を持つ。機体色は赤系をベースとし各部が白・黄色。 両腕部に装備したシーズシールド・ユニットが特徴的。大型の方形盾のような形状をしているが、打撃や放電による攻撃にも使用されるデバイスである。 武装 G・サークルブラスター (Giga Burst) 自機の周囲に熱線を投射するMAP兵器。Gは「ギガ」の略。『OGs』では両肩・両膝部から円環状のエネルギーを放つ描写あり。 ギガントナックル (Giga Knuckle) シーズシールド・ユニットで目標を打突する。 シーズサンダー (Sheath Thunder) シーズシールド・ユニットで挟み込んだ目標に放電でダメージを与える。GBA版ではシールドを叩きつけるように攻撃、『OGs』ではユニット先端部を掌状に展開し、目標を掴み上げて放電する。 ギガ・ワイドブラスター (Giga Blaster) 胸部に装備する熱線砲。射程が非常に長いが近距離の目標には使用不可。『OGs』では全体攻撃属性。 必殺技 ジガンテ・ウラガーノ (Giga Uragano) フィールドを展開して突撃し、機体の大質量と併せて目標を粉砕する。名称は伊語で「巨大な暴風雨」。メインパイロットのタスクは「大暴風」と呼ぶことも多い。『Record of ATX』では海が割れるほどのフィールドを展開した。 劇中での活躍 OG ヒリュウと本機がエアロゲイターに襲撃される場面がプロローグとなっている。『OGs』ではMAP上のアイコンで改修前の形状(戦闘艇型)が確認できる。当時のパイロットは不明。 DC戦争時、ラングレー基地で改修を受ける。当時整備士だったタスク・シングウジはこの時点で本機に目をつけていた。その後ヒリュウ改に搬入され、宇宙に上がった直後の戦闘でグルンガスト零式の攻撃から艦を守るためタスクが独断で起動させ出撃。損傷を受けつつも斬艦刀を刃こぼれさせ堅牢性を見せる。以降はハガネ・ヒリュウ隊の戦力としてL5戦役まで使用された。バリアはABフィールド。 OG2 後述のジガンスクード・ドゥロに改修済。『OGs』では1マップのみ改修途中の姿として登場する。 DW コロニー統合軍への強襲時にヒリュウ改の前方で盾の役割を担ったが、グルンガスト零式の攻撃で弾き飛ばされる。そのため統合軍やDCとの決戦には不参加。後に戦線復帰し、DC残党軍のヴァルシオン改を撃破する戦果を挙げる。 Record of ATX 本作では月のマオ・インダストリーで改修された後にヒリュウ改へ搬入される。当初は無人で弾除け用として甲板上に配置されたが、戦闘中にタスクが乗り込んで艦を防衛した。統合軍やDCとの決戦にも参加している。
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