シェイターネ・バーディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/03 01:23 UTC 版)
「ブラック・ラグーン」の記事における「シェイターネ・バーディ」の解説
スタン 本名はスタニスラフ・カンディンスキー。兵役上がりの狙撃手。シベリアのヤマロ・ネネツ自治管区出身でネネツ人のクォーターで、都会出身者が多くを占める遊撃隊の中では数少ないシベリア出身者。バラライカの元部下で旧ソ連軍時代の階級は伍長。重度のヘロイン中毒者で、その風貌は死相が浮かんでいる。SVDを武器に神業級の狙撃技術を持ち、風を聞き、風を読み取り、風を扱い、人を狩るその姿から人々は彼を「悪魔の風(シェイターネ・バーディ)」と畏怖する。 ジェイク 通称「U.C.J(アルティメット・クール・J)」。殺人ブログ「デッドリー・ビズ」の管理人。MCのようなファッションで着飾った珍奇な風体の男だが、レヴィが認めるほどの腕利きの拳銃遣いでもある。 コルト・ガバメントをベースとした改造銃「UCカスタム」を愛銃としており、自身のウェブサイトにアップ用に銃口視点の画像を撮影するためにレーザーサイト型CCDカメラが装着されている。サイトは一部のマニアの間では有名であり、キャロラインもアクセスしていた。暗殺の他にネット上のアフェリエイトで収入を得ており、またネットでのファンからの喝采は彼の拠所となっている。 暗殺の仕事においては多くの仲間を引き連れて対象を消耗させて最後に自身が止めを刺す方法をとっており、その辺から他者の心を寄せつけたり集団の統率にも長けているのが伺える。基本的には調子のよい男を装う冷酷な性格だが、ヘロインの過剰摂取を行うスタンを窘める一面もある。 レヴィを気に入り、その銃撃戦の様子をサイトに載せる際、表情を弄りバストを強調するなど面白おかしく紹介したために彼女の怒りを買ってしまい、ベニーにブログをクラックされ、今までに作り上げた「U.C.J」というキャラクターを完膚なきまでに破壊されてしまう。騒動の後、茫然自失して暗路を彷徨い歩いているときにレヴィに決闘を挑まれ、ネット上の英雄ではなくガンスリンガーとしての矜持を取り戻して奮い立ち、早撃ちで対決するも敗北、最期はレヴィの女傑ぶりを讃えつつ死亡した。 キャロライン・モーガン 自称「海賊卿ヘンリー」の子孫。女海賊を気取るグラマーな女性で、前近代的な海賊衣装を身に纏い、先祖代々のサーベルを携える。実家はかなりの資産家。自身の配下を数名引き連れており、「トルチュ団」と名乗る。海賊という仕事に誇りを持っており、無駄な人殺しは外道の在り方と説いて反対するが、前近代的な海賊のイメージそのままな言動の数々に呆れたジェイクによって眉間を撃ち抜かれて死亡。配下からは金払いの良さは評価されていたものの奇人と見られており人望は全くなく、あっさりとジェイクの下についているが、全滅している。 アロンゾ、ペドロ 元・トルチュ団。キャロラインの部下だったが彼女の変人ぶりに辟易しており、死後あっさりとジェイクについた面々の生き残り。剣呑とした雰囲気のアロンゾと神経質なインテリ風の風貌のペドロからなる。ペドロはS&WオートとスタンのSVDを使用していた。 タチアナ・ヤコブレワ 「ホテル・モスクワ」タイ支部に逗留中の会計監査官。元KGB 。ごく基本的な化粧品だけで顔の印象を決定的に変化させる技術に長けている。 KGB及びGRU出身者の総意を受けて邪魔者であるバラライカを罠に陥れるべく画策し、スタン、シャドーファルコン、トルチュ団、ラグーン商会を雇い策略を弄するものの、結果的に失敗し、バラライカたちによって始末された。 アルボンディガ三兄弟 シェンホアと共に三合会に雇われたヒスパニック系の3人組。長男ウノ、二男ドス、三男トレスの3名からなる。シェンホアを「姉御」と呼んでいる。元はタンゴ歌手であったが売れないため殺し屋になった。場の空気を読まず、兄が歌うタンゴに弟が合いの手を入れるという『だんご3兄弟』を彷彿させる言動で鬱陶しがられる。ドスはストライカー自動ショットガン、トレスはモスバーグを得物としている。なお、アルボンディガとはスペイン風肉団子のことである。シャドーファルコン単独によって三人とも殺害される。 キャサリン・モーガン キャロライン・モーガンの妹。姉によく似た容姿と趣向の持ち主。ラグーン商会を姉の仇と誤解から狙うと同時にラグーンが狙っていた積み荷を強奪しようと襲いかかった。 チガーノフ アフガン時代のバラライカの部下。階級は曹長。アフガンにて戦死した。
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