クラウン一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 00:43 UTC 版)
「息子がかわいくて仕方がない魔族の母親」の記事における「クラウン一派」の解説
クラウン 三つ目が特徴的な男性魔族で、夜明島にある魔導塊の原石を盗みに来た一派のリーダー。魔導塊を集めて魔族だけの国を作ることを企んでいる。設定した座標にあるものを空間ごと握り潰すことができる。 CATTと表面上は対立しながら裏で繋がることで組織を拡大させていったが、ビャクレンの死をきっかけにCATTと手を切り、「真の魔族の王」を探すべくゴスペルの誘拐(およびローレムの殺害)を目論んで特観を襲撃。ローレム・メリーを一時瀕死の重傷に追い込む。その後、自治区の魔族を巻き込んで魔族の国「キンドランド」の樹立を宣言するが、敵対関係に回ったCATTの軍勢およびそれに乗じて潜入したナイトメア達と戦闘となる。 ナイトメア相手には終始優勢に進めていたが、意識を取り戻したローレムがゴスペルを取り返すために参戦すると戦況が逆転。死闘の末に敗北し、部下と共に逮捕・収監される。その後の自供で、今までのCATTとの関係を全て暴露した。 逮捕された3年後に脱獄した後は魔族の国の樹立は諦め、新たに集めた同志と共に政治を陰からコントロールすべく活動を図る。 ビャクレン ケモ耳とアオザイが特徴的な魔族の女の子。11歳。ワープホールを作る能力を持っているがまだ完全には使いこなせておらず、無関係な千春たちを巻き込むなど失敗も多い。 160~161話での魔導塊奪取作戦の際に4発の銃撃を受け、帰還後にコクレンたちに看取られながら息を引き取る。その遺体は復讐に燃えるコクレンの意志で海底へ沈められるが、クラウン撃破後に引き揚げられて改めて埋葬された。 キューピー 悪魔のような外見とヘソ出しファッションが特徴的な女性魔族。26歳。ヘビースモーカーで短気な性格。矢のようなエネルギー弾を放つ特性を持っている。魔獣化すると全身が白い毛で覆われて肌の色が変わり、肌に白い模様が浮かび上がる。 若くして父親不明の子供を妊娠していたが、人間の空爆によって流産を余儀なくされた過去があり、人間に対する憎悪は深い。その一方で、生まれるはずだった子供と歳の近いビャクレン・コクレン姉弟のことは一際気にかけている。 キンドランド崩壊後は外国に逃れ、人間の街で料理屋を営みながらコクレンを見守っている。 モクギョ 動物の骸骨のような面と片言喋りが特徴的な魔族。炎を操ることができる。 最終決戦にて、対魔族爆弾の爆発からキューピーを庇い瀕死の重傷を負う。その後は刑務所に収監されていたが、5年後にコクレンの手で脱獄に成功し、キューピー達と共に暮らすことを選択する。 コクレン ビャクレンの双子の弟で、黒いアオザイを着た中性的な少年魔族。ビャクレン同様ワープホールを作る能力を持っている。魔族排斥派の人間に虐待を受けていたところをクラウンに救われ、そのまま一派入りした過去を持つ。 元々は穏やかで引っ込み思案な性格だったが、ビャクレンの死のショックで人間や人間に味方する魔族を深く憎むようになる。 最終決戦では待機を指示されていたが、クラウンとジーク・ナイトメア・ドレイクの戦闘に乱入し、ドレイクを海底に消し飛ばす。その後ジークと交戦して一時は追い詰めるが、ジークの作戦にはまって無力化される。敗北後は姉の後を追おうとビルの壁に空いた穴から身を投げるが、ビャクレンの遺髪で編んだミサンガが途中で引っかかったことで一命を取り留めた。 その後はキューピーと共に各地を転々としていたが、その途中で人間の少女・フーロンと出会ったことがきっかけで人間の街で定住する道を選び、能力を利用して鉱山で働いている。姉を殺した人間への恨みは消えてはいないが、フーロン達と触れ合うことで徐々に和らいできている模様。 ベロニカ 特殊保護観察区域の病院で働く魔族の看護師。腕が4本生えており眼鏡をかけている。触れたものを操作する能力を持っているが、質量が大きいものを操作するのは苦手。ゴスペルからは「注射のお姉さん」と認識されており、顔を合わせても避けられてしまう。 その正体はクラウン一味のスパイで、特観の設立当初から潜入して情報を逐一クラウンに流していた。ゴスペルの健康診断をきっかけとしてゴスペルの秘密を知り、クラウンの命を受けてローレムたちを魔族の国へ勧誘するが拒否される。 人間には反感を抱いているが主治医としての責務からゴスペルたちを作戦に巻き込むことには葛藤を覚えており、ローレムが襲撃を受けた際には立場を超えて命を救う助言を与えた。キンドランド崩壊後は消息不明だったが、最終話にて無事に生活していることが判明した。
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