キョウリュウバイオレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:03 UTC 版)
「獣電戦隊キョウリュウジャー」の記事における「キョウリュウバイオレット」の解説
獣電竜プレズオンをパートナーに持つ海の勇者。弥生が変身したものはスカートを着用している。一部の資料では、ドクターが変身したものをキョウリュウバイオレット(ドクター)と表記している。 アームド・オンを行うことはできない。 デザインを担当したプレックスの田中宗二郎は男性キャラクターと想定していたが、大森と三条からの女性キャラクターにしたいという要望を受けて男女2種類のデザインが用意された。三条は、女性メンバーが少ないという坂本の強い主張により女性キャラクターになったことを証言している。また、バイオレットのバトンタッチを描いたことで他のスピリットレンジャーも代替わりさせることを発想したという。 海の恐竜がモチーフであることから、名乗りのポーズは海のようにしている。 ドクター・ウルシェード ブレイブ21から登場。獣電戦隊が結成される前のキョウリュウジャーの1人で、スピリットレンジャーとは違い存命中。既に孫娘の弥生がいる高齢の男性であり、彼女が幼少のころからキョウリュウバイオレットとして戦っている。 半年前にダイゴを除く初期メンバー4人がキョウリュウジャーになった後、デーボス細胞の破壊プログラムを開発するためにプレズオンとともに宇宙探索の旅に出ていたが、地球帰還後に加齢から第一線を退き、サポート役になることを決意する。ダイゴたちが使う各種装備の開発や量産化を手掛け、獣電戦隊結成の礎を作った天才科学者でもあり、ガブリボルバーなどの作動音の一部には自身にそっくりな声が入力されている。 テンションが常に高く声が異様に大きい目立ちたがり屋で調子に乗りすぎることがある。また、弥生以外の人物を呼ぶ場合は名前に「〜っち」と付けるクセがある。豪快な性格で、気が合うダイゴに対しては「最も日が浅いキョウリュウジャー」として興味を持っている。一人称は「ワシ」。 ブレイブ21にてダイゴにプレズオンを託し、ブレイブ24では戦士としての地位を弥生に受け継がせ、同時に自身が所持していた装備であるプレズオン獣電池3本とガブリボルバー、ガブリカリバーを彼女に渡す。その後、弥生のキョウリュウジャーとしての育成も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。それ以降は登場していなかったが、最終決戦では戦士として一時復帰し、初代バイオレットとして参戦する。単身でプレズオーに乗り込み、巨大化したキルボレロと交戦するが、再びぎっくり腰になりすぐ弥生にバトンタッチする。その際にダンテツとは旧友であることを明かしており、「キングっち」と呼んでいる。ドクター・ウルシェードの人物像は、演じた千葉繁が顔出しでのオファーの際に要望した役柄がそのまま採用されている。千葉は役作りはせず、自身のキャラクターそのままであったと述べている。一方で自身が得意とするアドリブは用いていない。ブレイブ21・22を監督した加藤弘之も千葉自身のキャラクターを発揮させることのみを考えたと述べている。名乗りシーンの背景には千葉がナレーターほかを担当した『北斗の拳』の死兆星が描かれている。 他作品への登場 『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER』 2114年のスピリットベース内の記念写真での登場。その写真で、獣電池がセットされたチャージボックスが隠されていた。 弥生 ウルシェード(やよい ウルシェード) ブレイブ21から登場。ドクター・ウルシェードの孫娘で、プレズオン・ラボでプレズオンの発進オペレーターも務める才女。20歳。ドクター共々、キョウリュウジャーの知識が豊富だが、特にダイゴに恋愛感情に近い好意を寄せているため、彼のデータを多く収集している。そのため、同じ女性でダイゴといつも一緒にいるアミィや美琴をライバル視している。彼女らはそのことに気づいていないが、ダイゴ以外の仲間はそのことに気づいている。なお、キョウリュウジャーとの初対面時にはイアンに口説かれるも、軽くあしらった。かけている眼鏡はデータ管理用の端末で、スイッチを入れることで内蔵されている映像を映し出すことが可能。レンズに度は入っておらず、裸眼でも差し障りはないため、変身時には外している。 ブレイブ23では、自らプレズオンの口に飛び込みブレイブを注ぎ込むことでプレズオンを起動させてキョウリュウジャーの勝利に貢献し、この一件を知ったドクターからバイオレットの新たなる後継者として獣電池などの装備を譲渡されるが、その後はなぜかブレイブを獣電池に注ぎ込めずに落ち込む。そして再生されたヒョーガッキに人質にされてしまうが、アミィの叱責と助言によって自身の幼少時代からの憧れであったキョウリュウジャーになりたいという思いからブレイブインに成功、バイオレットに変身する。 武器の性能と身軽さを最大限に生かした攻撃を得意とし、主にガブリキャノンの刃を出した状態の銃剣モードを武器に戦う。 ヒョーガッキとの激戦後はドクターと共に修行も兼ねて建造中の第2ラボへ戻る。その後も、作製した獣電池をダイゴたちの元へ届けたり、助っ人として参戦するなど、キョウリュウジャーを全面的にサポートしている。最終決戦ではデーボス軍を倒すべく、新たにキョウリュウジャーになったダンテツ、優子、真也と共闘し、カオスに苦戦するも戦い抜く。決戦から離脱した後はドクターの代わりにプレズオーを操縦し、キルボレロを撤退させる。また、ダイゴが最終決戦に挑む直前、アミィたちと共に真の地球のメロディを歌い援護する。 最終決戦後、旅立つダンテツをドクターと共に見送った後、宇宙から帰還したダイゴと獣電竜たちを出迎える。その際、ダイゴとアミィが抱き合う姿を見て、失恋の涙を流しつつも笑顔で2人を見守る。出身についての設定は設けられていないが、ブレイブ23・24を監督した渡辺勝也はウルシェードという姓から推測してロシアのイメージで幼少期のシーンを撮影している。 他作品への登場 『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER』 2014年に現れたアースレバンをキョウリュウバイオレットとしてプレズオーで迎え撃つ。アースレバンをダイゴたちが2114年に送り返したあと、ダイゴの曾孫(ダイくん)の顔を解析してダイゴの結婚相手を割り出そうとしていた。
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