イディクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:35 UTC 版)
「スーパーロボット大戦K」の記事における「イディクス」の解説
幹部クラスの戦闘BGMは「Edax-滅呼-」。 イスペイル 最初に登場したイディクス幹部で一人称は「私」。他の二人と違い「欠片」の密度が薄い。そのためル=コボルに対する忠誠心はなく、叛意を見せている。科学者の悪意による「欠片」から構成されている。ヴェリニー曰く「小悪党の集合体」。アトリームでの戦いでは前線指揮を執っていた。「クリスタル・ハート」を手に入れようと策を巡らせ、自身の搭乗機エンダークにエルリックのレヴリアスに搭載されていたクリスタル・ハートを搭載し、レヴリアスとミストを狙う。彼の宿っている体は機械の異形となっている。 ミストが飛ばされた地球に目を着けてたどり着いた際、地球を取り巻くマイナスエネルギーの多さに驚き、それを増大させ利用するためにダリウス軍や邪魔大王国に手を貸し地球の混乱を拡大させた。 バーチャロイドの面々やギル・バーグを利用していたつもりだったが、彼らの思惑と行動力を読みきれず裏をかかれることとなる。またKの時間軸におけるタングラムを入手し、ゲート発生装置の拡張機として利用していたが、背後にいるダイモンのコントロールには気付かず、その力を掌握することは全く適っていなかった。 クリスタル・ハートの出力上昇を「怒り」によるものと分析、ミストを執拗に挑発して怒りを誘ったが、クリスタル・ハート本来の性能を発揮させたレヴリアスの一撃を受け、爆散した。 ヴェリニー イディクス幹部の紅一点で一人称は「私」(稀に「アタシ」の場合もある)。ベザードを滅ぼした部隊を指揮していたが、ミストたちとは当時会っていない。劇中では、物語の開始前にギル・バーグが残党を集め旗揚げした新生バンカーを壊滅させたらしいが、それがのちにギル・バーグという不確定要素に寝首をかかれる結末に繋がる。獣耳をもった女性の憑代に宿っており、かなり短気かつ好戦的な性格。女性や動物の悪意による「欠片」から構成されている。イスペイルとは仲が悪い。 もう一つの地球にたどり着いたのち、カギ爪の男とディガルド武国の裏で暗躍しつつ幸せの時計画のシステムに目を着け、プラネット・クライシスに必要なエネルギーを幸せの時計画のシステム応用でまかなえないかと考えた。 初遭遇時に乗機ビクトーラに傷をつけたレヴリアスを執拗に狙い、ガズムの作戦に便乗する形で襲撃してくることもあった。その時は初合体のソルヴリアスに撃退され、帰還先ではガズムにあたり散らしていた。 最後にはミストたちに撃破され、撤退しようとしたところでギル・バーグの罠にかかり、隙をついたソルヴリアスの一撃に散った。面倒見の良い性格らしく、多くの部下が彼女の死を悲しみ、ガズムに改めて目的を達成させる決意をさせた。 ガズム イスペイルに続いて登場したイディクス幹部で一人称は「俺」(ただし、後述するル=コボルに対しては一人称が「私」になる)。宿っている体はレム、もしくはエルリック。立場・存在的にはル=コボルに次ぎ、忠誠心は相当に高い。 メックスブルートのオーバースキルで部隊の面々を混乱させたり、プレイヤー部隊が和解した勢力の機体を差し向けて動揺を誘おうとする等搦め手を好む。しかし人類に対する認識が甘く、効果が薄い場合がほとんどで、カガリからは「イスペイルの方が自分達を理解していた」とまで言われてしまう。パートナーがアンジェリカならレム、シェルディアならエルリックの体を乗っ取り、意識を消滅させて「欠片」を得ようと考えていたが思うように同化が進まず、ときおり現れる憑代本人の意識に抗う場面が見られた。ヴェリニーとは気が合うらしく、劇中では組んで行動することが多かったが、短気な彼女には手を焼いていた。 レムに憑依している場合ファサリナに驚かれる場面がある。 最後にはソルヴリアスの「リグレット・バスター」で体から追い出されたが、搭乗機ゼナディーエに精神を宿して抵抗。しかし続けて放たれた第二撃が直撃し、ゼナディーエもろとも宇宙のチリと消えた。その記憶はレム、もしくはエルリックに受け継がれ、対イディクスの突破口を開いた。 前述の理由からカットインは二種ある。 ル=コボル イディクスの統率者。一人称は「私」。他のメンバー同様憑代によって体を得ている精神生命体。アルケウスに搭載された「クリシュナ・ハート」の力で一つとなった惑星クルスの人間の悪しき心の集合体がその正体で、宇宙そのものの破壊が目的である。エンダーク、ゼナディーエ、ビクトーラの特徴を併せ持った機体、グスタティオを駆る。本来はアルケウスに乗り込む一介のパイロットに過ぎなかったが、「クリシュナ・ハート」の暴走で周囲の生物の悪意を吸収していった結果、破壊衝動の塊となった。1年前にアトリームを襲い、滅ぼした張本人。エルリック、もしくはレムの体に憑依しており、ガズムと異なりその記憶も支配している。初登場時にはそれを利用してミストとアンジェリカ、もしくはシェルディアにゆさぶりをかけ、一度はリグレット・バスターさえも破る実力を見せた。2000年前に同胞(当時闘っていた「クリスタル・ハート」陣営とアルケウスが配備されていた「クリシュナ・ハート」陣営が急きょ結成した連合軍)と敵対し敗北、その結果惑星ごと砕けてしまった。しかしその欠片は生物の心に寄生し、やがて彼らは星々に移民を開始。それを集めるために作られたのがイディクスである。 最終決戦でミストたちに敗れ、憑代から引きはがされた後、精神のみとなってもなお、かつての搭乗機・アルケウスに融合して抵抗するが、二つの地球に住む人々の思いもあわせたリグレット・バスターの直撃を受けて完全に消滅した。なお、「欠片」を全て取り込んで完全体になると、「クリシュナ・ハート」を意図的に暴走させることが可能になる。 ガズム同様の理由でカットインは二種。アルケウス搭乗時の専用BGMは「Krishna-魂喰-」。
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