太陽花学運
別名:太陽花學運、ひまわり学運、ヒマワリ学運、台湾ひまわり学運、台湾ヒマワリ学運、ひまわり学生運動、ヒマワリ学生運動、318公民運動、三一八公民運動
2014年3月に台湾で行われた学生運動のこと。前年の2013年6月に中国と台湾の間で調印された「海峡両岸サービス貿易協定」の、立法院による承認を阻止する目的で行われた。
海峡両岸サービス貿易協定は、台湾と中国の間で、医療、金融、印刷、出版などのサービス産業の自由化を目指して締結された協定である。馬英九率いる国民党政権は、海峡両岸サービス貿易協定は、台湾の経済競争力を向上させる、台湾にとって有利な協定だと強調してきた。一方、野党の民主進歩党は、協定締結により台湾の経済が中国資本に支配され、中小企業が脅威に晒されるおそれがあるとして反対し、協定を「密室協定」と呼んで批判していた。台湾の学生の多くは、台湾の独立にも中国との統一にも反対の立場を取り、現状維持を望んでいるとされており、そのような学生は民主進歩党の主張に同調し、デモに参加する姿勢を示した。
2014年3月17日に、国民党の立法委員が時間切れを理由として、海峡両岸サービス貿易協定承認に関する審議の打ち切りを発表すると、多数の学生が台北の立法院(国会)周辺で「退回服貿」、すなわち「サービス貿易協定を撤回せよ」をスローガンとしてデモを行い、デモ隊の一部が建物内に侵入して議場を占拠した。その後、学生は行政院(内閣)も占拠し、台湾の歴史上初めて、立法院や行政院が民衆により占拠される事態となった。警官隊との衝突で、学生の中に数人の負傷者や数十人の逮捕者が出た。3月25日に馬英九は、学生代表との会談の席を設けることを提案し、学生側はその提案を受け入れた。
なお、台湾では1990年3月の野百合学運(三月学運)、2008年11月の野草莓学運など、植物の名を冠した学生運動が行われてきたが、2014年3月の学生運動は「太陽花学運」の名称が定着した。学生の行動に共感した花屋がヒマワリ(太陽花)をデモ参加者に配ったことに由来し、デモ参加者がヒマワリを手にして行進するなど、ヒマワリが運動のシンボルとなった。
ひまわり学生運動
(ひまわり学運 から転送)
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ひまわり学生運動(ひまわりがくせいうんどう、中国語: 太陽花學運、318學運)は、2014年3月18日に、中華民国(台湾)の学生と市民らが、立法院(日本の国会議事堂にあたる)を占拠した学生運動から始まった社会運動。
註釈
出典
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- 1 ひまわり学生運動とは
- 2 ひまわり学生運動の概要
- 3 過程
- 4 サービス貿易協定
- 5 脚注
- ひまわり学運のページへのリンク