美麗島事件とは? わかりやすく解説

美麗島事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:57 UTC 版)

美麗島事件(びれいとうじけん、高雄事件とも称す)は、1979年12月世界人権デー中華民国高雄市で行われた雑誌『美麗島』主催のデモ活動が、警官と衝突し、主催者らが投獄されるなどの言論弾圧に遭った事件である。台湾の民主化に大きな影響を与え、今日の議会制民主主義や台湾本土化へと繋がった。また江鵬堅陳水扁も、逮捕者の弁護団に参加している。




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美麗島事件(1979年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 03:07 UTC 版)

高雄の歴史」の記事における「美麗島事件(1979年)」の解説

詳細は「美麗島事件」を参照 1979年11月30日、「台湾人委員会」は世界人権デーデモを行うべく高雄市第一分局デモ申請行い12月10日午後にデモ計画したが、高雄市警察許可得られなかった。党外活動家当初の計画に基づきデモ強行することを決定、しかし12月9日国民党政府演習名目に翌10日のでも活動禁止した当時美麗島雑誌社高雄服務処が「人権座談会」を開催すべく街宣車利用した広報活動行っていたが、街宣車鼓山区にて警察によりとめられ小競り合い発生ボランティアの邱勝雄、姚国が逮捕される至った。これに対し雑誌社社員及び支持者鼓山警局に集結警察民衆の間での小規模な衝突発生した。邱勝雄と姚国は10日釈放されたが、この事件鼓山事件称す鼓山事件刺激され世界人権デーデモに本来積極的に参加する意思のなかった党外活動家次々高雄集結した12月10日午後6時デモ隊出発地点の扶輪公園を目指し移動したが、政府当局により封鎖されていたため、急遽集合地点中正新興分局前の大円環に変更しデモが行われた。 デモ隊円環集合した後、まず黄信介談話発表したデモ隊警察包囲されてしまう。これに対し総指揮施明徳姚嘉文警察との交渉開始警察側元来集合地点である扶輪公園を夜11時までの使用許可求め警察部隊も現場で治安維持に当たる条件提示したが、この要求警察側により拒否されている。午後8時半警察部隊は集会海上催涙弾発射現場に警民の衝突発生し午後10時警察応援部隊到着するとその衝突は更に大きいものとなった12月13日より台湾当局は党外活動家逮捕開始する1980年2月20日反乱罪罪状黄信介施明徳張俊宏、姚嘉文林義雄陳菊呂秀蓮弘宣などが特別法廷起訴され、その他30数名一般法廷で追訴された。張徳銘、陳継盛などの協力により弁護活動開始され最終的に15名の弁護団結成、各被告に2名の弁護士をつけての法廷闘争開始された。結果特別法廷の8名は全員有罪となり、施明徳無期懲役黄信介懲役14年、その他6人が懲役12年となった

※この「美麗島事件(1979年)」の解説は、「高雄の歴史」の解説の一部です。
「美麗島事件(1979年)」を含む「高雄の歴史」の記事については、「高雄の歴史」の概要を参照ください。

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