統一発票
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 08:54 UTC 版)
統一発票(とういつはっぴょう)は台湾において民間営利団体または公共事業機構が商品またはサービスを提供した後、売主と買主の双方で保存されるインボイス制度に基づいた公的な領収書。レシート発行習慣もなく、営業税(台湾における消費税)の脱税が多かった台湾において1951年1月1日から「統一発票」という名で宝くじ付きで導入され、営業税における脱税多発問題を改善させた[1][2][3][4]。統一発票と企業番号(統一番号、統一編号。企業版個人番号)のおかげで、台湾政府は企業の売上・仕入れおよび損金をオンラインでデジタル管理出来ていることで他国とは異なり、虚偽の売上や経費による利益操作を困難にしている[5]。
- ^ “税収は2倍以上なのに消費者大喜び――「レシート宝くじ」の秘密を台湾・財務部に聞いてみた”. ITmedia エンタープライズ (2010年3月31日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ Lee, Seok Hwai (6 August 2010). "Odds of a jackpot hit just got better". Straits Times. p. B1.
- ^ “JAPANDESK”. www.japandesk.com.tw. 2023年9月23日閲覧。
- ^ “台湾の領収書(統一発票)の仕組みを教えてほしい!”. gerbera partners (2019年8月29日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ “「文房具店で売っている領収書」が、台湾では絶対に許されない理由”. ダイヤモンド・オンライン (2020年11月12日). 2023年9月23日閲覧。
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