台湾海峡危機とは? わかりやすく解説

台湾海峡危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 14:50 UTC 版)

台湾海峡危機(たいわんかいきょうきき)は、1950年代から1990年代にかけて中華人民共和国中国大陸)と中華民国台湾)の間での軍事的緊張が高まった事件の総称。4度にわたり緊張が高まったが、アメリカの介入などにより全面戦争に発展することはなかった。




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台湾海峡危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:12 UTC 版)

中台関係」の記事における「台湾海峡危機」の解説

1953年7月朝鮮戦争休戦1954年第一次インドシナ戦争停戦ジュネーヴ協定)を受け、毛沢東は再び「台湾解放」を発令1954年9月人民解放軍金門馬祖への激し砲撃開始した第一次台湾海峡危機)。翌年1月には一江山島武力制圧2月には大陳島を“解放”して(大陳島撤退作戦)、戦闘終結した1951年から台湾へ軍事支援再開したアメリカは、1954年12月米華相互防衛条約締結し台湾支援本格化した。1958年8月23日人民解放軍は突然、金門島対す砲撃開始しいわゆる金門砲戦八二三砲戦)が勃発し金門島海上封鎖試みたが、アメリカ第7艦隊支援受けた中華民国国軍海上輸送作戦展開してこれを阻止した第二次台湾海峡危機)。

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台湾海峡危機

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国共内戦」の記事における「台湾海峡危機」の解説

朝鮮戦争人民義勇軍参戦した為、人民解放軍による中華民国への軍事行動1950年10月から一時的に停止した朝鮮戦争により、トルーマン同年1月発表していた台湾不介入声明撤回し同年6月台湾海峡中立化名目第七艦隊派遣した。それを受け、中華民国国軍福建省沿岸南日島戦役1952年)と東山島戦役1953年)を引き起こしたが、いずれも散発的な攻撃終わった逆に1954年9月中国人民解放軍金門島中華民国国軍対し砲撃行い九三砲戦)、中華民国への攻撃再開する同年12月にはトルーマン政権対中政策への批判掲げて米国大統領となったアイゼンハワー米華相互防衛条約締結した。そして翌1955年1月解放軍浙江省一江山島中国語版)を攻撃し、この地を占領する事に成功した一江山島戦役)。これを受け、中華民国国軍同年2月8日から2月11日にかけてアメリカ海軍護衛のもとで大陳島撤退作戦実施し、大陳島の拠点放棄した。これにより、中華民国浙江省にあった実効統治区域全て喪失し1950年以降唯一となる支配地域喪失喫した。 また1958年8月には中国人民解放軍金門島中華民国国軍金門守備隊対し砲撃開始した(金門砲戦参照)。その際中華民国国軍人民解放軍との空中戦勝利し廈門駅破壊するなどの反撃行ったアメリカ中華民国支持表明アイゼンハワー大統領は「中共まぎれもなく台湾侵略企図している」とし、中華民国政府軍事援助開始した同年10月6日には人民解放軍が「人道的配慮」から金門島馬祖島封鎖解除し一週間一方的休戦宣言アメリカとの全面戦争避けた。これにより、中華民国金馬地区防衛成功し、大陳島に続く拠点喪失阻止した。ただし、人民解放軍による金門島への定期的かつ形式的な砲撃その後続き1979年1月1日米中国交樹立をもってようやく砲撃停止命令下された。 なお翌1959年9月には前内閣総理大臣であった石橋湛山私人として中華人民共和国訪問周恩来首相との会談行い冷戦構造打ち破る日中米ソ和同盟を主張。周はこの提案同意し台湾中華民国)に武力行使をしないと約束した石橋・周共同声明)。 1962年大躍進政策失敗し国力疲弊させた中華人民共和国対し蔣介石大陸反攻好機捉え攻撃計画国光計画)に着手したが、アメリカ国光計画反対表明実際に軍事行動発展することはなかった。また、1965年には台湾海峡航行巡って東引海戦中国語版)(5月1日)、東山海戦8月6日)、烏坵海戦中国語版)(11月13日 - 14日)がそれぞれ発生したが、いずれも偶発的な戦闘単発的衝突に留まった。 1979年1月1日米中国交樹立を受け人民解放軍金門島砲撃停止され以来中台間での戦闘行為発生していないが、緊張状態続いている。 詳細は「台湾海峡危機」および「台湾問題」を参照

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