じゃりガキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 23:30 UTC 版)
作品中に登場する小学生選手は全員小学4年生で9月9日生まれ(1983年時点での計算の為、逆算すると1973年生)となる。なお入団にあたっては全員ドラフト会議を通さない「テスト生」扱いで契約は契約金のみで年俸なしという規定が存在している。 星野英雄(ほしの ひでお) 武蔵野ワイルドキャッツ投手(基本的にポジションはどこでもこなせる)。背番号9。左右投左右打。パ・リーグ東西対抗での始球式でプロ顔負けの剛速球を投げ、選手の要望で西軍選手と対戦しスタメン9人全員を三振に斬り、志願して登場した田淵幸一もキャッチャーフライに仕留める。その後各球団から入団オファーがあるも西武入りを希望。しかし井戸端みつほとの勝負に敗れたことにより武蔵野入りさせられてしまう。性格は典型的な野球漫画主人公的熱血漢。持ち球は相手打者のバットをへし折る「クラッシュボール」。姉が一人いる。のちの「RISINGキッズ」でも主力投手として活躍。 堂上武(どのうえ たける) 武蔵野ワイルドキャッツ捕手。背番号5。英雄とは少年野球チームでバッテリーを組み、星野とともに西武入りするつもりだったが星野の武蔵野入りに付き合う形で一緒に入団。性格は温厚だが、選手交代時に悔しさからミットを投げつける面もある。特徴は鉄砲肩。また「国宝級の石頭」の持ち主でボールが頭に当たっても平気。「20世紀鋼鉄の男」の異名を持つ。なお南海戦で1試合内で全ポジションに付く偉業を達成(実在のプロ野球では高橋博士が1974年に達成済み)。兄、妹、弟がいる。「ぱぶろふ2世」という犬を飼っている。「RISINGキッズ」でも英雄とのバッテリーは健在。 井戸端みつほ(いどばた-) 武蔵野ワイルドキャッツ投手。背番号7。右投右打。「みっちょむ」の愛称がある。祖父は武蔵野球団のオーナーで、身売り寸前の球団を救うべく英雄を武蔵野入りさせる勝負をいどみ、見事勝利。自らも武蔵野入りする。いきなり開幕戦の対日本ハム戦に起用されるがプロの洗礼を浴び途中降板するが、2軍での猛特訓を経て復活。性格は英雄も顔負けの強気で、ハリセンで英雄にドツくこともしばしば。父・小次郎は作の途中で球団社長に就任する。弟が一人いる。「ボン」という狸似の猫と「アイリーン」という大型の牝犬を飼っている。 今泉雄太郎(いまいずみ ゆうたろう) 鈴鹿ドクロンズ投手。背番号6。作品当初は英雄の最大のライバルとして描かれていたがプロでの対戦は開幕前の1度(武蔵野のオープン戦に乱入した際に対戦)しかなかった。「村山実2世」の異名を持ち、彼譲りの「ザトペック投法」で打者を封じる。父が鈴鹿球団オーナーでみつほは親同士が決めた許嫁。雄太郎は彼女に想いを寄せるが、みつほはこの事に嫌悪感を覚えている。 岩渕新ノ介(いわぶち しんのすけ) ロッテオリオンズ捕手。背番号2→99(実在のロッテでは当時空き番だったが、連載中に丸山一仁が背番号2を付けたために変更)。ささやき戦術で打者を困惑させるのが得意。英雄とは顔を合わせる度に口喧嘩になる。打撃は英雄にも匹敵する長打力を持つ。ビートルズやジョン・レノンのファンであり、作中に彼らの歌を口ずさむ事が多い。父を既に亡くしており、母は病気療養の為に九州にいて、新ノ介とは離れ離れの生活をしている(叔父が保護者となっている)。 田丸藤丸(たまる ふじまる) 西武ライオンズ内野手。背番号1。俊足の持ち主で、強肩の武を持ってしても盗塁阻止は至難の業。性格はかなりの几帳面で宿題を済ませてから球場入りするほど。常に敬語で喋る。作中で応援団は「少年忍者風のフジ丸」の主題歌を応援歌にしている。 浪花麗香(なにわ れいか) 阪急ブレーブス投手。背番号3。アンダーハンドから繰り出すシンカーを勝負球にしている。容姿は清楚かつ華麗で英雄や新ノ介はメロメロだが、本人は「女扱い」を嫌っており、負けず嫌い。常に関西弁を話す。 チャーリー・エンジェル 日本ハムファイターズ外野手。背番号90。作の途中で登場。アメリカ人だが、「日本人の血が流れている」と語っている。シュアなバッティングが売り物だがラフプレーも多く、新ノ介と試合中に取っ組み合いの喧嘩を起こしたことも。みつほは彼にメロメロ。 偉昇龍(い しょうりゅう) 鈴鹿ドクロンズ内野手。背番号0。作の途中で登場。台湾出身で、兄は同チームの正捕手・偉閣張。能力は平凡だが超能力(テレパシー)を持っており、相手選手の心中を読み取って自軍選手にそれをテレパシーで伝えることができる。その能力のせいで友人を失うことも多く、彼を助けるべく雄太郎や英雄が動くことになる。
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