『過ぎ去りし逆転』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:47 UTC 版)
「逆転検事の登場人物の一覧」の記事における「『過ぎ去りし逆転』」の解説
御剣 怜侍[ミツルギ] 検事。20歳。 狩魔豪に連れられて「コードピア大使館員殺人事件」の公判を傍聴していたが、担当検事を務める一条が被告人から告発されるという場面に遭遇したため、これを好機と見た狩魔豪の推薦を受けて検事就任早々にして代理検事に抜擢される。 狩魔 豪(かるま ごう)[ゴウ] 検事。60歳。 狩魔の掟「狩魔はカンペキをもってよしとする」を忠実に遂行して35年の検事生活中に一度の敗北も許さず、今なお自身の無敗神話を更新し続ける法曹界の伝説的存在。「有罪判決の為なら何でもやる」とまで囁かれる強引な捜査手段や狡猾な審理手法をも辞さない姿勢から黒い噂が絶えないが、御剣と冥に己の経験や技術の全てを注いで検事の何たるかを徹底的に叩き込んだ厳格な師匠。歩くときは杖をついている。 狩魔 冥(かるま めい)[メイ] 狩魔豪の娘。13歳。 検事資格取得のために母国アメリカでの司法試験を目前に控える中、夏休みを利用して一時的に来日する。師を同じくする御剣に強烈な競争心を抱いており、様々な場面で躍起になって対抗する。苛立つと鞭を振るう癖はこの頃から健在であり、常に乗馬用の鞭を携帯している。 糸鋸 圭介(いとのこぎり けいすけ)[イトノコ] 刑事。26歳。 交番勤務の一巡査から念願叶って刑事課配属となり、熱意を燃やして捜査に当たるが空回りが過ぎてミスを頻発しては減給されている新米刑事。検事ではありながら年下の御剣に対して大きな態度で振る舞う。 一条 九郎(いちじょう くろう)[ケンジ] 被害者。享年40。 「コードピア大使館員殺人事件」の担当検事として法廷に臨んだ際、突如として証言を翻した真刈によって逆に告発される事態に陥り、担当検事を解任される。直後、検察側控室で刺殺体として発見された。 真刈 透(まかり とおる)[ヒコクニン] 被害者。享年32。 「コードピア大使館員殺人事件」の被告人として出廷した際、それまでの証言を根底から覆す「ヤタガラスは自分ではなく一条検事だ」「ヤタガラスから殺人依頼を受けた」とする爆弾発言を立て続けに公表し、一条の担当検事解任を含めた臨時休廷に持ち込む。直後、検察側控室で銃殺体として発見された。 モデルはプロデューサーの江城元秀。 葛 氷見子(かずら ひみこ)[ベンゴニン][カズラ] 声 - 中村有希 弁護士。22歳。 真刈の担当弁護士。天秤を模したイヤリングを着用し、細身のダブルスーツに身を包んだ上で襟を立てて着こなし、化粧崩れも即座に直すおしゃれ好き。笑いに対する沸点が低く、弾みが付くと堪え切れずに全力で吹き出してしまう笑い上戸。 BGMは「クールに笑わせて」。 馬堂 一徹(ばどう いってつ)[バドウ] 刑事。53歳。 糸鋸が刑事として憧憬の眼差しを注ぐ、殺人課所属のベテラン刑事。当初は証言のために出廷する予定だったが、突発的に起こった殺人事件の現場担当として捜査に参加することとなる。犯罪を追及する者の在り方と心構えに対して頑ななまでのこだわりを持ち、殺人事件の現場保存については誰よりも厳しく取り仕切る。狩魔豪とは浅からぬ仲にあり、立場は違えど現場第一主義の信念を認め合っている節がある。 BGMは「真実はアマくない」。 一条 美雲(いちじょう みくも)[ミクモ] 一条九郎の娘。10歳。 裁判所内をうろうろしている少女。御剣に小銭の両替を頼み、足早に立ち去ってしまった。性格は天真爛漫そのものだが、怒りに火が付くとキックボクシングの構えを取って渾身の力を込めた蹴りを放つ攻撃的な一面を持つ。 裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ] 裁判官。年齢不詳。 「コードピア大使館員殺人事件」の審理を統括する裁判長。地方裁判所の裁判官を長く務め、使い込んで慣れ親しんだ愛用の木槌を携帯している。 ディード・マン コードピア大使館職員。享年53。 「第2のKG-8号事件」の被害者で、真刈に殺害されたとされる。 マニィ・コーチン [マニィ] コードピア大使館職員。24歳。 「KG-8号事件」の被告人だったが、証拠不十分により無罪判決の処分が下された。 葛 由卯子(かずら ゆうこ) 「天野河コンツェルン」社員。享年不詳。 「KG-8号事件」の被害者。氷見子の妹。 ヤタガラス 「真実を盗む大ドロボウ」を自称する正体不明の怪盗。金品には目もくれず闇に葬られた機密情報を盗み出し、大企業などの不正行為を白日の下に晒す事にのみ行動を起こす義賊。「コードピア大使館員殺人事件」発生当日、大使館に潜入していたらしい。 BGMは「闇夜に舞うギゾク」。
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