テレビアニメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 09:07 UTC 版)
放送枠
全日帯(6:00 - 24:00)
この時間帯に本放送されるテレビアニメを当項では便宜上「全日枠アニメ」と呼ぶことにする。
- プライムタイム(19:00 - 23:00)・ゴールデンタイム(19:00 - 22:00)
- 地上波キー局系列での19時台で放送作品は年々減少の一途を辿り、2019年秋改編でテレビ朝日系列にて放送されていた『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が土曜夕方へ時間変更となり、民放キー局で放送している19時台の新作アニメは一旦消滅したが[6][注釈 11]、2020年秋改編でテレビ東京系列にて放送されている『ポケットモンスター(第7シリーズ)』が日曜夕方から金曜19時台に枠移動したため[注釈 12]、民放キー局で放送される19時台のアニメが約1年ぶりに復活する形となった。
- NHK Eテレでは以前から平日・日曜の19時台に再放送を中心として複数のアニメが放送されている。上述した民放キー局でのアニメ枠消滅と入れ替わる形で新作アニメの放送も定期的に行われるようになったため、「NHKを含む地上波キー局で放送されるレギュラー放送の新作テレビアニメ」自体は(改編時期を除けば)途切れず維持されているといえる。
- アニメ評論家の藤津亮太は「アニメでは視聴率が稼げず、広告主から敬遠される傾向にあるため」と解説している[7]。
- 一方でTOKYO MXやBS11などのネットワークに属しない独立局ではキー局系列と比べると採算ラインが低いことから、ゴールデンタイム帯で放送される新作アニメもある[8]。
- 1976年のMBS制作・TBS系列『花の係長』や1984年のフジテレビ系列『ドタンバのマナー』(1986年3月まで)、1987年のテレビ東京系列『マンガ日本経済入門』、1989年のTBS系列『ギミア・ぶれいく』内で放送された『笑ゥせぇるすまん』、2000年のテレビ東京系列『ラブひな』が、22時台に放送されたことがある。その後は、テレビ東京やNHKで22時台末にフライングスタートを実施した深夜アニメが若干ある程度である。
- 2010年代に入ると、TOKYO MXが新作UHFアニメや再放送枠および関連情報番組を同時間帯(および連続して23時台)に放送している。そのほかKBS京都やサンテレビでもTOKYO MXからの同時ネット番組を中心に新作アニメのプライム帯の放送を行うことがある。
- このほか、主に2000年代後半頃から日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』枠やフジテレビ系『土曜プレミアム』枠など、21時〜23時前後の2時間枠において単発のアニメ特別番組を年1〜2回のペースで定期的に放送している。
- 地上波キー局系列での19時台で放送作品は年々減少の一途を辿り、2019年秋改編でテレビ朝日系列にて放送されていた『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が土曜夕方へ時間変更となり、民放キー局で放送している19時台の新作アニメは一旦消滅したが[6][注釈 11]、2020年秋改編でテレビ東京系列にて放送されている『ポケットモンスター(第7シリーズ)』が日曜夕方から金曜19時台に枠移動したため[注釈 12]、民放キー局で放送される19時台のアニメが約1年ぶりに復活する形となった。
- ノンプライム(6:00 - 19:00/23:00 - 24:00)
- 早朝帯(5:00 - 6:00前後):後述の理由により、近年ではローカル局では多くの作品が主に土日のこの時間帯に遅れネットしている。
- 平日の朝帯(6:00 - 8:00):テレビ東京は7時台前半に子供向け番組を放送しており、それに内包する形で短編アニメを放送することがある(かつては平日帯の朝アニメ枠が存在したが、『チャージ730!』開始に伴いレギュラー放送枠は廃止)。過去には他系列キー局でも放送されていたが、ワイドショー番組の拡大で現在は存在しない。
- 平日の午前帯(8:00 - 11:30):日本テレビ製作の夕刻帯アニメは、系列局の読売テレビ(ytv)では1988年10月から夕刻帯にバラエティ番組『ざまぁKANKAN!』の放送のため、学生層が視聴困難なこの時間帯に遅れネットされていた(後に平日早朝に移動した作品もある)。2016年4月改編で日本テレビでも『それいけ!アンパンマン』が金曜夕方からこの時間帯に移動となった。また、NHK Eテレは午後帯も含めて情緒教育目的の短編アニメが多く放送されている。
- 平日の夕刻帯(16:00 - 19:00):17 - 18時台では1990年代前半まで在京キー局の多くで存在したが、4大キー局ではニュース番組や情報番組に移行したため現存せず、テレビ東京でも段階的に放送枠が縮小・ローカルセールス枠に移行されたため金曜日のみの放送となっている。ただし一部ローカル局ではこれらの番組の後続で後述する地域限定短編アニメが放送されることが稀にある。
- またテレビ東京系列局のテレビ大阪とテレビ愛知では18:30枠が過去作アニメ再放送枠であったため、他の系列局で同時ネット作品が別の時間帯で遅れネットされたりネット自体がされなかった作品もあり、編成の都合で頻繁に放送日時が変更されることもあった。TXN系列では局によってローカルセールス枠である17:25 - 18:25(金曜のみ - 17:55)枠を再放送、もしくは未放送作品・新作UHFアニメのネット枠としている。
- 地方局でも16 - 17時台にアニメを放送する局が多く存在したが、自社制作の夕方ワイド番組の台頭やニュース番組枠の拡大などで大幅に激減し、多くは早朝帯や深夜帯などに場を移している。
- 独立局では再放送番組を中心に放送されている。また、BS11では一部番組が18時台に放送されることがある。
- 夜23時帯 :「全日枠アニメ」「深夜アニメ」の両方に属する枠。近年のキー局においては、2022年のテレビ東京系列で『SPY×FAMILY』を皮切りに土曜23時台にアニメが放送されている。
- 土・日曜日の午前帯(6:30 - 11:00):放送期間は1年間かそれ以上の長期放送となる作品・シリーズが多い。1990年代後半、日曜朝に玩具会社・出版社がスポンサーの「子供向け」作品のベルト枠が登場し、義務教育の週休2日制の施行によってテレビ東京の土曜朝枠にも登場した。2017年4月改編ではMBS・TBS各1枠をベルト枠化した『アニメサタデー630』が登場するも、2019年6月をもって廃枠(MBS枠は深夜枠の「スーパーアニメイズム」へ事実上移動)となった。
- 日曜日の昼間帯(14:00 - 14:30):1982年10月、『超時空要塞マクロス』が該当時間帯に放送された。当時のアニメファンや「メカと美少女」の要素を強く求める「同人誌的なユーザを狙った」商売として数の見込める、アニメファン層を対象とした該当作はヒットし、後のOVA・深夜アニメに続く流れの始まりであり、閉塞の始まりとされている[9]。
- 土・日曜の夕刻帯(16:30 - 19:00):現在では前述の『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』のように、ゴールデンタイムから移動した枠が多く存在する一方、番組開始からレギュラー放送が一貫して同じ時間で放送されている枠は、2019年10月現在で、フジテレビ系列の『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』しか存在しない。
深夜帯(23:00 - 翌日5:00)
一般的には23:00 - 翌日5:00の間に深夜番組として本放送されるアニメ作品を指す(23:00 - 24:00は前述の全日帯アニメと重複)。
放送開始時はゴールデンタイムが22、23 - 24時 - 翌日5時に朝の番組が始まる直前までを深夜帯としていたことやプライムタイム・ノンプライムの区分がなかったこと、また特定の層を対象にした作品が多い(全日枠と比べてマイナーなジャンルなど)などの特徴があり、アニメのジャンルとして区別されることもある。
特殊な例
番組編成の都合による変則的な事例で、全日枠アニメが地方局やBS局では深夜帯に[注釈 13]、逆に深夜アニメが地方局やBS局では全日枠で放送される[注釈 14] 事例もある。また、シリーズによって全日枠と深夜枠が入れ替わった事例がいくつかある[注釈 15]。
最近では関東圏の独立局を中心に深夜アニメ放送時間帯の前倒しがすすんでいる。特にTOKYO MXでは週末を中心にプライムタイムに属する22時から関連番組を含めて放送を行っている。また選挙特番放送時などの際は放送時間をさらに前倒してゴールデンタイム帯にて深夜アニメの放送も行う場合もある。
放送形態・放映権
原則としてネット形態に関しては民放のケースで記述する。
ネットワークセールス番組の場合は原則として「製作局と同一系列局」でのネットとなるが、系列局のない地域では同じくスポンサードネット(スポンサー付き)か、番組販売(スポンサーなし)での放送となる。
全日帯で放送される子供向け[注釈 16] の場合、系列外の遅れネットでもスポンサードネット[注釈 17] されることがあるが、深夜アニメでは放送局を限定しての制作委員会・スポンサーによる放送枠買取か、番組販売による放送が主流を占める。ローカルセールス番組の場合はその限りでなく、特にローカル局製作番組や制作委員会方式の番組では地域ごとに系列が異なるケースも見られる。
制作局の放映権契約が切れた後は、放送キー局の系列外局でも再放送されることもある。
また、長期シリーズ番組の場合にはシリーズ途中・作品ごとで異なる系列での放送に変更されるケースも稀に見られる。下記以外ではリメイクに際して放送局が変更されたり、『ガンダムシリーズ』や『デジタルモンスター』シリーズなど、1作から数作ごとに系列が異なるシリーズも少なくない。
- 例
- 『僕のヒーローアカデミア』(第1期はMBS・TBS系列[10]→第2期以降は読売テレビ・日本テレビ系列[11])
- 『進撃の巨人』シリーズ(第2期まではMBS・TOKYO MXほか→第3期はNHK総合[12][注釈 18])
放送サイクル
テレビ局の編成サイクルは1クール(3か月、13週)が基本単位で、3か月で計12 - 13回程度の放送枠を「1クール」とするのが基本になっている。
シリーズの最初の1クールの放送が終了してから続編の制作が決定した場合、続編は通称「2期」(または「第2シリーズ」など)とも呼ばれる。
1990年代までは1年単位(約50話前後)が最も一般的であったが、その後の情勢の変化で、全日枠アニメは6か月(2クール)、深夜アニメは3か月から6か月を放送期間とする放送権契約が主流になった。
放送期間は、民放局の場合は視聴率や関連商品の売り上げなどで(続編・シリーズ化を入れて)延長されることもあれば[注釈 19]、スポンサーの倒産や視聴率不振などの理由で打ち切り[注釈 20] や、放送枠が早朝・深夜枠などに変更される例もある[注釈 21]。また、原作が存在する作品で原作の連載が終了していない作品の場合、アニメオリジナルエピソードを間に挟むか、スポーツ中継の編成を通常よりも多めにすることで原作漫画とアニメ版の原作エピソードとの追いつきを防いだり[注釈 22]、あるいは打ち切り漫画に近い形で終結させたり[注釈 23]、期間をおいて続編を再開させる事例もある[注釈 24]。
深夜アニメでは、2002年頃から地上波デジタルテレビ放送準備工事に伴う放送休止や、事件・事故・災害の発生に伴う臨時の報道特別番組やスポーツ中継の延長などで放送枠が逼迫し、その影響で最終話まで放送できない事例も多発していた。その防止策として、企画当初から本編のエピソード数を通常の1クール(12話~13話)より1 - 3話程度削減し、全10話前後で終了する構成の作品も増加している[注釈 25]。
基本的な放送パターン
基本的に地上波(ここでは原則として広域放送を含む放送対象地域単位で扱い、同一広域圏内での複数独立局での同時期放送は含めない)およびBSでは1番組につき1放送局の1枠としている(スカパー!では週3回以上のリピート放送を多数行っている)。
- 下記は初回放送から1週間以内に複数回放送する(または放送された)事例である。
- 上記のようにスカパー!は除いた。また、キー局では全国ネットでのリピート放送について記載している。
- NHK Eテレ『舞妓さんちのまかないさん』『アオアシ』など
- TXN『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』『シャドウバース』など
- TOKYO MX『東京レイヴンズ』など
- BS11『黒子のバスケ』『DAYS』など
- 『魔界戦記ディスガイア』(GBS・CBC)、『響け!ユーフォニアム2』(KBS・ABC)、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(BBC・ABC)の場合、地上波放送では同時期に独立局と広域局で、『BanG Dream!』(第1期)の場合、BSではBS11とBSフジの2局でそれぞれ同時期に放送するという、変則的な体制を取っていた。
民放アニメの放送・配信の順番
ここでは基本的に放送に関してはローカルセールス枠番組の場合で解説する。
基本的にほとんどの作品が在京キー局や、首都圏の独立局(TOKYO MXなど)で先行して放送され、続いて近畿・中京圏など主要地域の民放で放送される。その他の地方局やBS放送ではさらに遅れネットか未放送となる傾向が強く、地上波未放送地域では有料のアニメ専門チャンネル頼みになるケースも未だ見られる。
ただしフジテレビ系列深夜アニメ『ノイタミナ』枠の場合は、2015年4月現在ではサガテレビを除いて地上波レギュラーネット局で同日ネットとなっている(一部局では同時ネット。かつてはBSフジでもネットしていたが打ち切りとなった)。MBSの深夜アニメ枠『アニメイズム』も、2015年4月より地上波レギュラーネット局で同日ネットとなった。また、AT-Xなどアニメ専門チャンネル製作委員会参加番組の一部には、出資局で最速放送となる事例もある。
2010年代なかばに入ると、テレビ東京とBSテレ東[注釈 26]、あるいはTOKYO MXなどの主要独立局とBS11やBSフジ[注釈 27] などのBS局との組み合わせによる、それぞれ「大都市圏は(独立局の)地上波、地方はBS」といった役割分担の形で、低コストでの全国同時ネットを実現させている番組が、特に後者において徐々に増加している(BS11の調査では同局の視聴者の8割が地方在住者であった[13])。
また、同じく少数派ではあるが「関東・関西圏の独立局のみでの同時ネット」は、TOKYO MX・KBS京都・サンテレビでの『有頂天家族(第1期のみ)』『ご注文はうさぎですか??』『ラブライブ!サンシャイン!!』『ろんぐらいだぁす!』『BanG Dream!(第1期のみ)』『カードファイト!ヴァンガード(2018年版)』などが挙げられる(いずれもBS局や広域局・他地域局で放送される場合は遅れネット)。
インターネット配信の場合、地上波全国同時ネット番組であっても視聴率の兼ね合いもあり基本的に最速テレビ放送の後になる(「見逃し配信」と銘打つケースも多い)。ただし日本テレビ製作深夜アニメ作品やMBS製作『TIGER & BUNNY』、TOKYO MX・BS11・ABC共同製作『アルドノア・ゼロ』、『ReLIFE』『ひなこのーと』などのように、最速放送局と同時配信、あるいは(有料ながらも)最速放送局より先行配信[4]、更に近年では最速放送局よりも更にいち早く無料配信を行うケースも登場している。また、『亡念のザムド』などWebアニメとして配信されたものを後日テレビ放送するケースも散見される。
注釈
- ^ 2000年代後半のわかさ生活が提供のTOKYO MX・KBS京都・テレビ大阪の全日枠放送作品など。
- ^ 主に毎日放送(MBS)製作作品など。
- ^ 「第○話」「その○」「EPISODE ○.」など(○の中に数字が入る)。
- ^ 数十話 - 数百話にまで長期化したりそうなると見込まれる場合、最初から話数を併記しない場合もある。また『サザエさん』では毎回サブタイトルの画面に「作品No.」も併記しているが、「放送順」と「作品No.の順番」は必ずしも一致していない。
- ^ 『とある科学の超電磁砲』シリーズや『魔法科高校の劣等生』シリーズ、『86-エイティシックス-』など。
- ^ 2010年頃からこの手法の作品が急増している。主に『Fate/Zero』や『Re:CREATORS』など。
- ^ 『デカダンス』など。
- ^ テレビアニメとしてはそれ以前に『もぐらのアバンチュール』『新しい動画 3つのはなし』『インスタントヒストリー』『おとぎマンガカレンダー』などが放映されている。
- ^ 『ふたりはプリキュア→ふたりはプリキュア Max Heart』などのように、同一の登場人物が複数年に亘って登場する作品でも1年ごとにタイトルを改題し別作品として商業展開することもある。
- ^ アンケートで不人気作品を積極的に整理する週刊少年ジャンプ掲載作品が多い。
- ^ 地上波とは別に2020年4月から2023年9月までは、BS朝日でも2019年9月までの地上波と同じ時間帯に『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が遅れネットで放送されていた(連動データ放送は未実施)。
- ^ 奇しくも、前述の通り、2019年9月までテレビ朝日で『ドラえもん』が放送されていた時間帯である。なお、19時台での放送は『アニポケ』前シリーズ『サン&ムーン』(木曜19時台前半)以来2年ぶりとなる。
- ^ 一例として、『HUNTER×HUNTER(日本テレビ版)』は、2013年9月まで多くのネット局で深夜帯での遅れネットであった(その後は日テレを含めて全局深夜帯放送)。また、『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は開始当初はTOKYO MXとサンテレビではプライムタイム帯、BS11では深夜帯であった。
- ^ 一例として、TBS・MBS共同製作『おおきく振りかぶって(第1期)』は、MBSでは本放送局で唯一土曜17:30枠の全日枠放送であった。また、フジテレビ系列『暗殺教室』の場合、BSフジでは土曜午前帯放送であった。
- ^ MBSやテレビ東京の番組に目立つ。
- ^ 『ポケットモンスターシリーズ』など。
- ^ 完全スポンサードネットとメインスポンサーのみネット(別にローカルスポンサーを設ける場合あり)の場合がある。
- ^ 毎日放送は引き続き製作委員会に参加。また、第3期の放送以前に前シリーズがBSプレミアムで放送されたり、劇場版のテレビ放送が総合テレビで行われている。
- ^ 『プリキュアシリーズ』など
- ^ 『手塚治虫のドン・ドラキュラ』は、広告代理店の倒産が原因で1クールも持たずに打ち切られた。また『サイボーグクロちゃん』は制作会社のパブリック&ベーシックが倒産したため、未完のまま打ち切られた。特殊な例としては『魔法のプリンセス ミンキーモモ』第1シリーズ(1982年)の場合、一旦打ち切りが決定された後、その打ち切り話は撤回された。
- ^ 2010年代の例として『HUNTER×HUNTER(日本テレビ版)』が放送途中で全放送局にて深夜枠に変更された。また、地方局では主に系列外ネット番組が同様の事態になることもある。
- ^ 『ドラゴンボールシリーズ』のうち、原作漫画を題材とした『ドラゴンボール』と『ドラゴンボールZ』が主に該当しており、昔からあるプロ野球中継に加え、Z後期の1993年からはJリーグ中継も加わっている。
- ^ 『鋼の錬金術師(第1作目)』など
- ^ 『銀魂』シリーズなど。近年では1- 2クール放送後、間をおいて次シリーズを放送するものが放送局や時間帯を問わず多く現れている。
- ^ フジテレビ系列深夜アニメ『ノイタミナ』枠や、KADOKAWA制作(特に旧角川書店)作品など。
- ^ 『プリパラ』(シリーズ途中まで)『カードファイト!ヴァンガード』(2011年版第2期からGシリーズまで、2018年3月まで)など。
- ^ 2017年4月から2019年3月までの火曜0時30分(月曜深夜)枠。
- ^ 2000年代以降から深夜アニメを主とした大人向けアニメが爆増したため、少子化情勢も重なっていることもあり、子供向け作品は少数派となりつつある。なお、完全に日本国外で製作するテレビアニメーションは、「アニメは子供のもの」の思想が強く残っていることへの反映として、未だに子供向けが主流であり、2000年代以降からは、手描きアニメーションからフルCGアニメーションへと移り変わっている。
- ^ 『忍ペンまん丸』『ボボボーボ・ボーボボ』『ケロロ軍曹』など。
- ^ 『探偵学園Q(後期)』・『カード学園』内ミニアニメ『ヴァイス・サヴァイヴ』およびMBSオンエア分の『びんちょうタン』を除く
- ^ 『銀魂』(第1期第4シーズンまでと傑作選の『よりぬき銀魂さん』)や『ケロロ軍曹』(6thシーズンまでと傑作選の『深・ケロロ軍曹』)、『トランスフォーマー アニメイテッド』など。
- ^ 『神撃のバハムート』シリーズなど
- ^ 特撮作品では、朝日放送テレビが全国高校野球選手権大会中継で「平成・令和仮面ライダーシリーズ」が臨時枠移動した際に、テレビ朝日からの裏送りで連動データ放送を実施した例がある。また「プリキュアシリーズ」は朝日放送テレビ制作のため、自社では臨時枠移動扱いとして、系列局には裏送りでの先行ネットとしていることから、連動データ放送はそれぞれに対応している。
- ^ 『らき☆すた』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『THE IDOLM@STER』など
- ^ 『TARI TARI』『ラブライブ!』など
- ^ 例:『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ
- ^ 例:『赤ずきんチャチャ』、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』
- ^ 例:『ハイスクール!奇面組』のDVD-BOX『初期』版。2007年末から2008年初冬にかけて発売の『COMPLETE』版では完全収録
- ^ 例:『墓場の鬼太郎』→アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(アニメ化にあわせて原作のタイトルも改題)。『落第忍者乱太郎』→アニメ『忍たま乱太郎』、『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』→アニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』、『バカ姉弟』→『ご姉弟物語』など。
- ^ 『北斗の拳』など
- ^ 『タイムボカンシリーズ』『うる星やつら』『らんま1/2』など。
- ^ スカパー!では毎月第1第1日曜日の「午前4時頃~翌月曜日の午前4時まで」の24時間だけ、大半のチャンネルが無料放送されるが、「視聴年齢制限があるアニメ」「アニメ映画」「数話をまとめた放送(一挙放送)」などは視聴できない。
- ^ 『スーラジ ザ・ライジングスター』『TIGER & BUNNY』など。
- ^ 秋葉原を舞台とした『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』、大阪市を舞台とした『ハンドシェイカー』など。
- ^ TOKYO MX、MBS、熊本放送(RKK)、AT-Xの各局では予定通り全13話とも放送された。
- ^ 製作委員会方式の普及後は子供向け作品においても、製作委員会方式が採られているケースも少なくない。
- ^ TBS系列では1994年3月の『まんが日本昔ばなし』(毎日放送制作)を最後に在京キーの5系列でいち早くゴールデンタイムからアニメ枠を撤退している(2003年4月から半年間と2005年から1年間にかけて一時期復活したことがあるが、いずれも短期間で撤退している)。
- ^ 『グリーングリーン』『はっぴぃセブン〜ザ・テレビまんが〜』『狂乱家族日記』など。
- ^ かつての『サザエさん』など。『サザエさん』は2018年から初期作品のインターネット配信が解禁されている。
- ^ ニコニコ動画の「東映特撮ニコニコおふぃしゃる」で配信している動画は(制作の手法で見れば)厳密には「特撮」になるが、便宜上「アニメ」のカテゴリに区分されていた(その後、「特撮」のカテゴリとして分離された)。
- ^ 合併前の旧角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレインなどの各ブランドで出版している漫画・ライトノベルを原作としたアニメも有料配信を基本としているが、例外的に短期間(最長1週間)だけ無料配信される作品も存在する(ニコニコ動画の設立者であるドワンゴとの経営統合が図られて以降、配信が増加している)。
- ^ 『美少女遊戯ユニット クレーンゲール』、『進撃!巨人中学校』など
- ^ 1970年代には『宇宙戦艦ヤマト』と『アルプスの少女ハイジ』、特撮番組ではあるが『SFドラマ 猿の軍団』が同じ時間に放送されていたことがあった。
- ^ 例:テレビ朝日系列の日曜朝のアニメ・特撮枠と、フジテレビ系列の日曜朝のアニメ枠
- ^ かつては、日曜0時台→1時台(土曜深夜、MBS製作アニメイズム枠)の枠でBS11(ANIME+枠)と競合していたが、2020年4月期の枠移動により解消された。なお、2020年4月以降、BS民放5局の中で、唯一BS11と放送枠が競合していない。
- ^ 一例としては、日曜0時台(土曜深夜)の枠でBS日テレ(アニメにむちゅ〜枠)とBS11(ANIME+枠)の2局による競合がある。2016年7月期の月曜0時30分(日曜深夜)の枠において、『アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd』(BS日テレ)、『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』(BSジャパン、現在はBSテレ東)、『レガリア The Three Sacred Stars』(BSフジ)、『orange』(BS11)の4作品が同時に放送されたことで、BS4局の競合まで発生した。2019年10月期以降、同じ4局で火曜・水曜0時30分(月曜・火曜深夜)枠において、4作品が同時に放送されていることで、再びBS4局の競合が発生している。
- ^ 例としてMBSでの『アニメイズム』枠が、関西テレビでの『ノイタミナ』枠との競合を回避するために金曜未明(木曜深夜)から土曜未明(金曜深夜)に移動したケースがある。この場合、もともと土曜未明(金曜深夜)に放送されていたTBSやCBCと放送日を合わせ、東名阪同日時差ネットを実現するという理由もある。ただし枠移動後はMBSが製作局であるにもかかわらず、2019年4月期までは、編成の都合によりTBSがMBSより先行して放送する時期も目立っていた。
- ^ 土曜夕方5時30分枠におけるytv製作・日本テレビ系列『電波教師』とNHK Eテレ『境界のRINNE』。
- ^ 2000年代にはAT-Xやキッズステーション、アニマックスといったアニメ専門チャンネルや、WOWOWなどの民放BS局でそれぞれ独占放送のアニメ番組もいくつか存在したが、2010年代を境に激減、以後は有料チャンネルでも独占放送ではなく先行放送という手法を採る番組が多くを占める。
- ^ 『結界師』『D.Gray-man』など
- ^ 主な例としては、富山県高岡市周辺が舞台の『ゆるゆり』。原作者なもりは同市出身であるが、県内地上波ではテレビアニメ第2期終了後に制作されたOVAおよびテレビアニメ第3期『ゆるゆり さん☆ハイ!』まで放送されなかった。
- ^ 主な例としては、富山県が舞台の『true tears』。当初は地元ではBS11やネット配信でしか視聴できなかったが、県議会議員の要望などを経て、遅れネットながら地元局の富山テレビ放送(BBT、フジテレビ系列)でも放送され、以後、制作に関わった地元アニメ制作会社・ピーエーワークス元請作品のほとんどが地元民放テレビ局でも同時期放送されている。
- ^ 特に石川県を舞台にした『花咲くいろは』の場合、地元局であるテレビ金沢(KTK・日本テレビ系列局)で放送されたほか、地元金沢市の湯涌温泉にて劇中の祭りを再現した『湯涌ぼんぼり祭り』が2011年より毎年開催されているほか、劇場版を石川県先行上映並びに舞台挨拶を地元映画館で行った。
- ^ 主な例として『ダイヤのA』は、テレビアニメ第2期『ダイヤのA -SECOND SEASON-』までBSテレ東を含めた無料BS局では放送実績が無く、その後制作されたテレビアニメ第3期『ダイヤのA actII』が実質的な初放送となった。逆に『おそ松さん』は、第2期まではBSテレ東でも放送された一方で、第3期はBSテレ東では未放送となった。
- ^ BSテレ東以外のBS他局で放送された事例は2010年代以前にも存在しており、主な例として『たまごっち!』シリーズ(第2期まで)と『ガンダムビルドファイターズ』は、いずれもBS11にて地上波の同系列局と同時期に放送された。
- ^ 2019年4月現在では『あにレコTV』などを放送。一部番組は期間限定で無料配信されている。
- ^ 日本の場合、南西〜西南西寄りの方角にパラボラアンテナを向ける必要があり、ベランダが東〜南南東側を向いていると受信不可能となる。
- ^ 広島局にて『たまゆら』シリーズ、鳥取局にて『Free!』シリーズ[50]
- ^ 『進撃の巨人』(第3期以降)や『弱虫ペダル』(第5期)など。
- ^ ただしローカルセールス枠のため、地域によって時間帯が異なっている。
- ^ 一例として、2009年10月期に約25年ぶりとなる火曜19時枠を復活させたが、1年半で撤退した。
- ^ この期間には、2012年10月期から2クールに渡って『新世界より』が、2016年10月期には『タイガーマスクW』と『ユーリ!!! on ICE』がそれぞれ放送された。
- ^ 新作アニメについては同年1月から枠名なしで既に再開している。
- ^ 2007年4月期に土曜17:30枠で放送されていた『ラブ★コン』(系列局の毎日放送やCBCテレビでは深夜帯の放送)と、2011年に放送された関東ローカルのミニ番組『Suzy's Zoo』が該当。
- ^ ただし、2010年代後半以降は、地上波では(系列全局ネットを除き)基本的に関東ローカル(TBSのみ)となっており、関西圏を含めた地域でネットされる作品は少なくなっている。
- ^ ただし、放送枠自体はローカルセールス扱いであり、製作局である毎日放送またはTBSと、CBCテレビ以外の局ではパーティシペーション扱いで送出され、一部のネット局ではノンスポンサーのままか、各自ローカルスポンサーをつけて放送するという形を採っている。なお、毎日放送・TBS・CBCテレビもノンスポンサー扱いになることもある。
- ^ ただし、この傾向は2010年代以降はやや緩和され、性描写や残虐描写への規制が最低限に抑えられた作品も放送されるようになっている。
- ^ ただし、放送枠自体は作品毎に放送形態が異なっており、テレ東以外の系列局では系列全局ネットのパターンを除いて別時間帯で遅れネットか、ネット自体がない場合もある。
- ^ 初めて製作された『ワンサくん』、その後番組の『ゼロテスター』、29年ぶりに製作された『Gilgamesh』が該当。
- ^ 2020年4月期に「約10年ぶりの全国ネットアニメ」の製作に再参入したが、その3年後に再び撤退している。
- ^ 当局は、1977年10月の『無敵超人ザンボット3』(本局製作初の全日帯アニメ)放送以前の1969年に史上初の地方局製作深夜アニメである『六法やぶれクン』を製作している(当時はクロスネットの日本テレビ系列で放送された)。
- ^ 日本テレビ系列主要局と共同で初めて参加した『Infini-T Force』と、他局と共同で製作参加した『継つぐもも』、同局が製作委員会の筆頭になって制作された『シキザクラ』が該当。
- ^ 2009年7月期の関西テレビとの共同製作『くるねこ』と、中京ローカルの短編帯番組形式で放送した『かよえ!チュー学』が該当。
- ^ CBCテレビでは、かつては土曜7時半枠に本局(当時は中部日本放送)製作による全国ネットのアニメ枠があり、『星のカービィ』が終了した2003年9月まで存在していた(枠自体は実写ドラマ・特撮番組の枠時代を含め2006年4月まで継続)。
- ^ 現在は土曜朝(8:30枠)の『しまじろうのわお!』を製作。参入当初は暫く月曜18:00枠を、その後は長らく月曜7:30枠を担当していた。
- ^ テレビ北海道に関しては一部地域放送の単独製作作品あり(『ヘイ!ヘイ!シュルーム』以降)。
- ^ 先述のようにTOKYO MXの送信所がNHK・在京キー局同様に東京タワーからより高層の東京スカイツリーへ移転した後の2012年10月期を境に、関東地方におけるUHFアニメは「TOKYO MXへ一極集中」が加速し、首都圏トライアングル3局での放送実績は激減している。
- ^ ただし、この2局では2011年4月からアニプレックス製作関与の土曜深夜枠の同時ネットを開始するなど、以前よりは放送本数が増えている。また、とちぎテレビは独自のアニメ専門サイトを開設している。
- ^ 『タイバニ』は本放送時は中京圏未ネットで、1年後に三重テレビで遅れて放送された。なお劇場版『The Beginning』のテレビ放送は広域局のCBCテレビとなっている。
- ^ 特に毎日放送や読売テレビの場合、キー局製作深夜アニメより独立局アニメを優先して放送する傾向すらある。
- ^ 特に毎日放送の場合、TBS製作作品が独立局のサンテレビ(一部はKBS京都でも)で放送されるか関西圏未放送の事態が多発している。
- ^ 当作品自体は1989年に制作されたものだが、鹿児島県に日本テレビ系列局の鹿児島讀賣テレビ(KYT)が開局した後の1996年に放送された。
- ^ 一例として、関東圏においては前者はTOKYO MX(本放送時)にて、後者は前述した通りテレビ東京(第2期以降は東京都・茨城県以外の各独立局でも)にて放送。
- ^ 1975年3月31日の関西地区ネットチェンジまで毎日放送がNETテレビ(現:テレビ朝日)系列局だった為に同系列の関係にあり、関西地区ネットチェンジ後もMBSメディアホールディングスと瀬戸内海放送との資本関係が残っている。なお瀬戸内海放送の本社が作品の舞台となった香川県に所在する一方、放送エリアの本来のTBS系列局であるRSK山陽放送および持株会社のRSKホールディングスの本社は対岸の岡山県に所在し、岡山県・山陽新聞社をはじめとした地元資本が強くRSKホールディングスもTBSホールディングスの株式を保有している一方、毎日新聞社や毎日放送およびMBSメディアホールディングスとの関係は資本・経営面では瀬戸内海放送より希薄である。
- ^ 広島県の民放テレビ局がテレビ新広島(TSS・フジテレビ系列)の開局で4局化・フルネット化する以前に中国放送が広島ホームテレビの編成から外れたNETテレビ系番組(腸捻転時代の毎日放送・腸捻転解消後の朝日放送制作分を含む)を相当数放送していたことや中国放送と広島ホームテレビの資本関係(中国新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社・広島銀行)が共通していた名残である。なお、広島ホームテレビでは1983年に実質的な再放送扱いで放送している。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』は、独立局などでの再放送の際に本放送版から楽曲などを差し替えている(BS11では再放送版を放送)。当作品の先行上映版・ビデオソフト版・テレビ放送版の差異も参照。
- ^ 2018年版(「中・高校生編」のみBS11)以前のテレビシリーズ、ならびに「overDress」Season2と「will+Dress」Season1はBSテレ東(旧:BSジャパン)にて本放送されたが、その後はBS日テレにネット局が移行した。なお、「overDress」Season1は無料BS局未放送。
出典
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