サンジョヴェーゼ サンジョヴェーゼの概要

サンジョヴェーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 10:06 UTC 版)

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サンジョヴェーゼ

名前の由来

ラテン語: sangius(血液)とラテン語: Joves(ジュピター)の合成語とされており、ぶどう液が非常に濃い鮮やかな赤色をしていることによるという。

起源

トスカーナ地方では、16世紀頃から栽培されていると見られている。最近のDNA鑑定により、この品種の「先祖」は、チリエジョーロとカラブレーゼ・モンテヌオヴォではないかとされている。

遺伝的に不安定で枝変わり(突然変異)が出やすい。同じトスカーナ州のシエーナ付近で作られているブルネッロ種や、アブルッツォ州で唯一赤ワインのDOCに指定されているモンテプルチアーノ種[要出典]、この品種の枝変わりまたは別名と見なされている。

ワイン

若いワインは、ブルーベリーヴァイオレットのようなフローラル系の香りを持ち、非常に濃いルビー色で、酸味・渋みが強く刺激性の味わいがある。十分に熟成したものは、良く熟したプラムプルーンなどの香りを持つコクのあるワインになる。

栽培地域

ヴィーノ・ノビーレ・ディ・モンテプルチアーノ

イタリア

この品種が単独で用いられている高級ワインでは、トスカーナのDOCGワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとヴィーノ・ノビーレ・ディ・モンテプルチアーノがある。トスカーナで最もポピュラーなキアンディ(キャンティ)もこれを主体に作られているほか、最近話題に上ることの多い、スーパー・トスカーナもこれを中心に作られるものが多い。

IGTクラスでは、この品種名を名乗るセパージュワインがかなり出ている。

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