リベドア帝国
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スオウニチコ リベドア帝国の皇帝であり、転生者の男。未来予知の特殊能力を持つ。ヘイグス粒子の消費が激しい能力のため、1万を超える配下転生者軍勢に献上させたエナを膨大に備蓄している。身長が皇帝の倍はある女性型衛人二体を常に従えている。左の耳たぶに長方形の烙印がある。 タイターニアとは千年の因縁があり、人形病の姉がいることを読み切り版『人形の国』で語っている。 中央制御層への侵入を企み、その超構造体殻を破壊するために不可欠だったAMBをタイターニアに盗まれ、更に叛逆者エスローがAMBを射出することで時空に歪みが生じて予測した未来が書き変わるという、かつてない事態に動揺する。エスローを抹殺してAMBを取り返すべく、転生者処刑隊のヌーキーと聖遺物捜索旅団のジェイトにそれぞれ勅命を下し、自身は予知能力に大量のエナを投入して望む未来に至る経路を導き出し、その通りに事を運ぶ。 処刑隊の刺客は悉くエスローの返り討ちに遭い、戦闘で貴重なAMBが使われる度に未来が改変されるジレンマに計画の修正を強いられながら、エスローと一騎打ちをして地底への入り口が開く未来を待ち受ける。 最後の戦いでは撃ち込まれたAMBを膨大なエナで受け止め無力化し、それを先端に巨大な砲弾と化して超構造体殻へ特攻を仕掛けるも、超構造体のネジを弾丸に用いるという奇策で撃墜され失敗。人体を再構成する隙を突かれ止めを刺された。 イーユ リベドア帝国上級転生者の白髪の男。氷を操る特殊能力を持つ。鎧化形態の色は紫。皇帝の次に強い正規人形を自称するなど自信家で口が悪い。 リベドア兵を殺害した白菱の梁に部隊を率いて襲撃を仕掛け、尋問のために捕獲したゼゾ他数名以外の民を虐殺する。運良く生き残ったエスローの狙撃を被弾寸前で防ぎ、即座に氷片を投じて右目に致命傷を与えるが、転化で命を繋いだエスローの能力を侮って胸部に大穴を空けられてタイターニア共々逃亡を許し、AMB回収の任務にも失敗する。 管轄する北合成スラブ地方でエスロー達がゲリラ攻撃を展開し、部下のジーオを殺されたことで顔つきが病的になる。エスローを倒す切り札として帝都からコードを取り寄せ、白菱の梁襲撃時に拉致して洗脳を施したビコを転生者にする。第三捕虜収容所へエスロー達をおびき寄せ、部下のビコと共に交戦する。目論見通りビコに手を出せないエスローを追い込むが、ケーシャとタイターニアに阻害されて最終的に一騎打ちとなり、とどめとして放った大質量の氷塊をエスローが即時成形した盾に砕かれ、同時に射出されたエナ弾を悪あがきで防ごうとするも時既に遅く、右目を撃ち抜かれて行動不能となったところを首が消し飛ぶほど執拗に撃たれて死亡する。 フューマ リベドア帝国上級転生者の茶髪の男。鎧化形態では騎士風の槍を装備し、馬型に鎧化したアイムに騎乗して一体攻撃を行う。 イーユの増援として北合成スラブ地方へ遣わされ、非戦闘員の命を軽んじるやり方を非難する。イーユを倒した直後のエスロー達の前に船から降下し、帝国へ迎え入れようと話し合いを試みるも一蹴され、紳士的な態度を装いながら内心では愚かな田舎者と口汚く罵る。エスローの銃撃をアイムの飛翔で避け、頭を捉えて刺突した槍をエスローが左腕で防いで封じられ、恐怖に怯えて必死に降伏を勧告するも、エスローが槍の刺さった前腕部を自切して切断面から放ったエナ弾に首を落とされる。頭部だけになっても辛うじて生きていたが、アイムが殺された後にとどめを刺される。 アイム リベドア帝国上級転生者の長身で眼鏡を掛けた女。馬型の鎧化形態でフューマを騎乗させる。浮遊移動の特殊能力を持つ。 イーユの増援として北合成スラブ地方へ遣わされ、イーユを倒したエスロー達の前に現れて対戦する。エスローの銃撃を飛翔して避けるが、フューマの首を落とされて錯乱し、エスローに非難の言葉を浴びせながら頭を撃ち抜かれる。 ジェイト リベドア帝国・聖遺物捜索旅団・准将、上級転生者の赤髪の女。自動機械を操作する特殊能力を持つ。鎧化形態の色は薄緑にオレンジ。人間形態では超構造体製の剣を帯刀している。100年近く生きている。 イーユの増援としてフューマ、アイムと共に北合成スラブ地方へ赴く。エスローがエイチとの戦闘で超構造体を破壊したことに驚く三人に聖遺物の不発弾だと教えるなど皇帝の密命を窺わせる。戦闘に参加することなく一人だけ帰還する。 エスロー討伐の勅命を受けたトオスを、自動機械による捜索で後方支援する。事の流れでイルフ・ニクの隠れ里を見つけて滅ぼしたもののエスローの返り討ちに遭ったトオスを船に回収。以降、配下として従える。 カジワンが恒差廟からウメに接続した回線を操作能力で乗っ取って落下軌道を変更する。エスローが阻止すべく放ったAMBを無意識に避け、ウメを恒差廟に衝突させて地表に直径180Kmのクレーターを作る。負傷したタイターニアとエスローの残骸、AMBを見つけてトオスに確保を命じた矢先、皇帝の未来予測では衝突で死ぬはずだったケーシャが現れて抵抗され、その最中に正規人形への転換を果たしたカジワンも立ち塞がり、未知の難敵に苦戦している間に全てをケーシャに持ち去られ、あと一歩のところで最大の機会を逃す。 タシツマが運んできた自分の巨大なクローン、アジェイトの捜索能力をフィードバックしてケーシャ達の隠れ家を特定する。その後、聖遺物捜索旅団としてAMB回収の勅命を受けた際、処分が下されたアジェイトを引き取って配下に加える。 帝国本国に侵入したエスロー達に接触して交渉するも、取り付く島もなく一蹴される。AMBを追跡する都合上、エスロー一行が道中で助けた民間人や兵士を保護したり、なぜか常に先を越される転生者処刑隊との戦いを観察しているうちに、ドコブの攻撃に追い詰められたエスローを衝動的に助けてしまい、リナイから危険な行為だと忠告される。 真地底教会による人形病汚染が帝国全土に蔓延して帝都にも迫っていながら本気で国民を守る対策を打たず、ただAMBに固執する皇帝への疑念を深める中クドウ大将戦死と艦隊壊滅の報を受け、帝都市民を救う戦力を温存する為にエスローを捕虜という形で帝都へ連れて行く取引を行う。 エイチ リベドア帝国上級転生者の男。鎧化形態では通常エナ弾で貫けないほど装甲が硬い。鎧化形態の色は緑。拳での戦闘を好み、射出系能力を嫌う。超構造体製外殻の船に乗る。 エスローが解放した帝国補給地の町に偶然通り掛かり、まだ鎧化戦闘が未熟で胞衣容量も少ないエスローを殴打で苦しめる。タイターニアが船に連れ去られそうになり、エイチの見せたエナ噴射による高速移動を速習してエスローが放ったAMBを被弾、胴体が消滅して戦闘不能になり、頭部を踏み潰される。エスローが初めて胞衣を奪った帝国の正規人形。 エイルとエイム リベドア帝国下級転生者の双子。瓜二つの容姿。統治する町で闘技会と称し、人形病患者を異様な自動機械と戦わせて見世物にしていた。 患者達に紛れて入場したエスローに自動機械を瞬殺され、勝負を挑まれる。素早い連携攻撃でエナ弾を躱して装甲を剥ぎ取るもタイターニアの拘束で動きが鈍った間際にエイルが散弾を浴びて頭部の鎧を砕かれる。不利を悟って抗エナ剤を装備した部隊を乱入させ、対正規人形弾で背後から砲撃するなどエスローを追い詰めるが、人形病患者に擬態していたケーシャが卑怯だと怒って鎧化、参戦したことで船での逃亡を図る。エイムは追跡してきたケーシャの棒に頭を貫かれ、エイルはケーシャを抗エナ剤の罠に掛けて止めを刺そうとしたところをエスローに頭を撃ち抜かれる。 ジーオ リベドア帝国転生者の男。イーユの部下。とある町で破裂螺子を使った処刑装置を住民達の首に植え付けて脅し、水資源を搾取していた。採掘場でケーシャと交戦するも鎧化完了前に頭部を破壊される。 名称不明の転生者(第07話登場) リベドア帝国転生者の男。エスロー達を卑怯者と罵り、頭を撃たれる。撃墜された小型船に第三捕虜収容所の名簿を残していた。 トオス リベドア帝国・聖遺物捜索旅団、上級転生者の青緑髪の男。金属を操る特殊能力を持ち、人間形態でも強力な能力を発現できる。鎧化形態の色は黒。モノローグを含めて全く言葉を発しない。 リベドアの英雄、帝国最強の兵士と呼ばれ、何百年も皇帝に仕えている。適合するコードが見つからないまま延命の限界を迎えていたが、コード適合者の肉体へ脳移植した直後の転化が成功して正規人形となる。転化から僅か三日後の上級試験を勝ち抜いて皇帝から上級転生者の爵位を授与され、その場でエスロー一行討伐の勅命を受ける。 ジェイトの支援の下でエスロー達を追跡し、イルフ・ニクを立つところだったエスロー達を攻撃、イーユの上位互換とも言える金属操作でEBTGを破壊して身体拘束するが、ケーシャの始末に気を取られている隙にエスロー手製の準超構造体製ハンマーで顔面鎧を割られ、とどめを辛くも回避してイルフ・ニクの里に逃げ込む。エスローとケーシャの追撃を防ぐために居住空間を金属塊で遮蔽し、民の大半を死滅させる。 皇帝から期待されていたが、成り行きでイルフ・ニクを滅ぼしたものの、本命の任務では全く成果を上げられずに返り討ちに遭い、ジェイトの船に回収されて休眠状態に陥る。 その後、ジェイトの配下として、ウメの作戦ではシェルターを形成して衝撃から守ったり、転生者処刑隊ズドルイとクドバの襲撃から身を挺して庇って重傷を負うなど、殆ど単身で前線に立つことなくジェイトの護衛に徹している。 皇帝の能力を知らされており、言葉を発しないのは自身が喋るとジェイドが死ぬ未来へ繋がる事を聞かされていた為であった。 アルト リベドア帝国転生者の男。風を操る特殊能力を持つ。子供の頃に人形狩団に連れ去られたところをリベドア帝国の正規人形に救われ、力こそ全てと思い込む。上級転生者への昇級試験、いわゆる上級試験一回戦でトオスと当たるも圧倒的な格の違いで敗北して死亡する。 名称不明の転生者(第19話登場) リベドア帝国転生者の男。爆発性物質を作り出す特殊能力を持つ。軌道車両に罠を仕掛けてタイターニアを捕獲し、エスローとの戦闘は回避せよという皇帝の命令を軽んじて待ち伏せる。エスローのEBTGと見せかけた小銃での狙撃により、自身が生成した爆弾の爆発を至近距離で受けて頭が吹き飛ぶ。 セチア リベドア帝国転生者の男。空気弾を放つ特殊能力を持つ。AMB捜索拠点の一つを守る。真地底教会の再生者ジナタ、フィーサ、タスリ率いる人形病患者集団の襲撃を受けて交戦、空気弾でジナタを崖に叩きつけて粉砕を確信するが、フィーサの磁場生成に保護されていたジナタのエネルギー弾で頭を消し飛ばされる。 アル リベドア帝国転生者の新人の男。聖遺物捜索旅団に配属され、セチアと共に拠点を守る。ジナタ達と交戦し、特殊能力を持たないためにジェイトから借り受けた超構造体製の刃でタスリの準超構造体製武器を切断するも、フィーサの掩護を受けたタスリに頭部を叩き割られ、ジナタのエネルギー弾に頭を消し飛ばされる。 ボー リベドア帝国・中尉の転生者の男。捕虜にする規則の原住民を上空の船からレンズ砲で焼き殺して笑っていたところをケーシャの電磁攻撃で墜落する。ヘイグス探知妨害装置を使った奇襲を掛けてケーシャの頭部鎧を戦鎚で叩き割り、素体を狙って射出した抗エナ剤をタイターニアに跳ね返されて行動不能となり、ケーシャの棒で頭を貫かれる。 タシツマ リベドア帝国・兵器局・准将の科学者の男。生まれつきDA(ダストアレルギー)体質のため、常に被っている防塵マスクのフィルターから意図せず「アヒー」という奇声が漏れて周囲を誤解させる。幼少期に帝都モースウルベで暮らしていたが、転生者の祖父が戦死して郊外の町へ移る。ジェイトのファンを表明するも当人からは嫌われている。 子供の頃に出会ったシヨバの死を切っ掛けに、成功率100%のコード開発と全ての人間への普及によって争いを無くすことを夢見る。 後年、人工コードによる転生者アジェイトを完成させるが、大型化のコスト面から処分が通達されて頭を抱えていたところ、ジェイトが引き受けを申し出て当然のように付いて行こうとし、あっさり拒否される。 アジェイト タシツマが作り出したジェイトの巨大なクローン。帝国船の全高ほどある身長を無視してもジェイトより若干ふくよかで髪跳ねがあり、精神的な幼さから顔つきがあどけないなど双子の姉妹といった差異がある。意識操作でタシツマの指示に従うように刷り込まれているものの基本的に誰に対しても素直で従順。ジェイトの能力を複製した人工コードを全裸のまま使用して転生者になる。鎧化形態もジェイトと同一である。AMBを探すために能力を早速発動し、ヘイグス粒子を使い切って驚異的に広範囲な捜索を実現してジェイトに情報を転送、ケーシャ達の隠れ家を特定する。 費用に見合わないとして処分命令が下されたが、ジェイトが皇帝の許可を得て聖遺物捜索旅団の一員になる。生まれて日が浅くエナの扱いにも慣れていないため、鎧化解除後や緊張した時などによく裸を披露するが羞恥心はあまりない様子。 名称不明の転生者(第30話登場) リベドア帝国転生者の男。ケーシャに棒で頭を貫かれながら、心の中で「リベドア万歳!」と叫んで死亡する。 リナイ リベドア帝国・聖遺物捜索旅団、上級転生者の白髪ロングの男。物質転送の特殊能力を持つ。鎧化形態の色は白とグレー。 能力を使うと素体に障害が蓄積される体質のために休養中で一線を退いていたが、AMBが隠された超構造体製の箱を地下150kmから地表へ転送する任務に駆り出される。久しぶりに再開したジェイトがいつになく人を心配する態度をリナイに示して地下への同行を無理強いする。転送を始めた直後に異変を覚えて謎の爆発が起きるも成功、全身のエナを使い果たしてジェイトに救護される。 その後、ジェイトの元で聖遺物捜索旅団の一員となり、AMB奪還任務の都合上、エスロー一行と関わった帝国転生者や兵士、民間人の転送による救助を主な役割とする。アジェイトからは呼び捨てにされ、無邪気な振る舞いに翻弄されながら兄のように慕われている。シャキサクを食べる姿が確認される。 シヨバ タシツマが幼少期に移り住んだ採掘場の町で出会った少女。生徒から一目置かれており、苛められていたタシツマを二度助ける。コード適合者だったが、転生の失敗や戦闘に駆り出されることを密かに怖れていた。モースウルベで転生式を受けるも失敗、死亡する。 ゴイ リベドア帝国・中将の転生者の女。小さな子供のような容姿をしており、ビコ他1名の女性転生者を従えている。カジワンが引き連れた全人形病患者のヘイグス粒子を吸収して放った巨大な火球を透明な防壁生成で弾き飛ばす。 名称不明の転生者(34話登場) リベドア帝国転生者の女。ゴイ中将の配下としてビコと行動を共にする。ビコへの当たりが強い。 リボフラス リベドア帝国上級転生者。指がドリルのように回転する特殊能力を持つ。捕らえたケーシャとワサブにモースウルベ艦橋で頭部破壊の公開処刑を執行しようとした矢先、皇帝がAMBで狙撃されて外れるも、復活したエスローに再び銃口を向けられて恐怖で硬直した隙に通常エナ弾を頭部に受けて死亡する。 アルヘキノ リベドア帝国上級転生者の女。円錐形の矢を生成して放つ特殊能力を持つ。ケーシャ一行を捕獲した後、復活したエスローと交戦。リボフラスが通常弾で倒されたことに逆上して放った超大型の矢がオオアの捕縛紐と衝突、視界を塞がれた艦橋に乗り込んできたエスローに頭を撃ち抜かれる。 オオア リベドア帝国上級転生者。捕獲紐を投射する特殊能力を持つ。ケーシャ一行を捕獲紐で拘束して仲間と帰艦した後、復活したエスローと交戦。全力投射した捕縛紐をアルヘキノの矢に衝突させてしまい、激しく反応したエナに紛れて肉迫したエスローに頭を撃ち抜かれる。 名称不明の転生者(第35話登場) リベドア帝国上級転生者。ケーシャ一行の捕獲と刑の執行に居合わせるが、能力を見せる間もなくエスローに頭を撃ち抜かれる。 ヌーキー リベドア帝国・転生者処刑隊隊長・准将の上級転生者の男。鎧化形態は翼のある獣のような姿形をしており、貯め込んだエナで体長が中型船ほどもある。熱線を放出する特殊能力を持つ。ジェイトから屑と蔑まれている。 皇帝の勅命により、エスロー一行に配下の刺客を仕向ける。返り討ちに遭って死亡したズドルイとクドバの遺体を怒りに任せて踏みつけ、その後も配下を次々に失う。 ついに自らエスローと対戦し、広角の熱線攻撃でエスローの鎧を溶かして窮地に追い込むが、時間稼ぎの盾となったワサブ越しに放たれたAMBに撃ち抜かれて消失し、膨大なエナをエスローに奪われる。 ズドルイ リベドア帝国・転生者処刑隊の転生者の男。準超構造体刀を武器に近接攻撃を行う。 リベドア帝国本国の町に潜入していたエスロー達をクドバと共に攻撃する。迅速かつ強力な突きでエスローの頭部鎧を剥ぎ取るが、共通波通信でエスローを嘲りながら刺突した刀をEBTGの銃口で受け止められて射出され、自らの刀に頭部を貫かれる。 クドバ リベドア帝国・転生者処刑隊の転生者の女。鎧化形態では頭部と腕の鎧が透明なゲル状のエナになっており、腕のゲルを巨大アームのように操る特殊能力を持つ。 リベドア帝国本国の町に潜入していたエスロー達を一般人の被害を無視して襲撃する。ケーシャとワサブをゲルで掴んで拘束し、頭部を狙ったエスローのエナ弾を衝撃吸収して防ぐ。ズドルイを倒したエスローの連射に気を取られている隙にケーシャの放電棒で後ろから頭部を貫かれる。 テルニヒ リベドア帝国兵士の若い男。ルトーメロで警備中に浮遊する巨大な人形と遭遇。全市に退避命令が出され、住民の救助に向かった間に連隊の船に置き去りにされる。火球弾を目視してへルルに道連れを詫びた数秒後、近郊を走る民間列車からエスローの狙撃によって上空で爆発、へルルを庇って大怪我を負い、救助された聖遺物捜索旅団にそのまま配属される。 へルル リベドア帝国兵士の若い女。テルニヒと任務中に出現した巨大な人形を怖がる。退避する連隊の船にテルニヒを待つよう頼むも二人を残して離陸、間もなく操縦士が人形病を発症して墜落する。火球弾の飛来に覚悟を決めた直後、着弾前に爆発してテルニヒと吹き飛ばされる。聖遺物捜索旅団に無傷で保護され、しっかり撮影していた祝福の甲冑とジナタの画像をジェイトに提示する。 ナユタ リベドア帝国・転生者処刑隊の転生者の少女。短距離瞬間移動の特殊能力を持ち、洋風の両刃剣と盾で近接攻撃を行う。人間形態では変態的な格好をしている。クドウデンジの妹。 配下のババサム、ニャンと共に人形病患者に擬態してエスロー一行を待ち伏せし、抗エナ剤で奇襲を仕掛けてエスローとの一騎打ちに臨む。瞬間移動で背後を取り、エスローの側頭部に大剣を打ち込んで窮地に追い込むも、油断の隙をケーシャに突かれ、ムグの殴打に圧倒されて戦意喪失、泣きながら遁走してトオスとリナイに救助される。 名称と鎧デザインは同作者の漫画『ABARA』の登場人物である那由多がモチーフ。 クドウデンジ リベドア帝国・大将の転生者の男。瞬間移動の特殊能力を持ち、手刀による近接攻撃を行う。何かと問題のある妹ナユタに活躍の機会を与えるべく転生者処刑隊に預ける。 帝都周辺まで迫った真地底教会の大軍勢に応戦。空襲する祝福の甲冑の上に瞬間移動し、ジナタの右腕を吹き飛ばして再生者達を一瞬に倒していき、カジワンから申し込まれた決闘でも優位に戦うも一対一の条件を反故にした真地底教会側に騙し討ちされ、程なくジェイトの元に戦死の一報が入る。 名称と鎧デザインは同作者の漫画『ABARA』の主人公である駆動電次がモチーフ。 ある村の姉弟(第45話登場) エスロー一行がクレドアに向かう道中に立ち寄った無人の村でコンテナに隠れていたところを保護した幼い姉弟。巨大人形襲来時、偶々遅くまでマスクをして遊んでいた為に感染を逃れる。 叔母がいるというクレドアまで一緒に行くことにし、村で飼われていた馬2体に分乗して出立する。途中の夜営でワサブ(少女擬態)からクダワタリを逆さにして丸焼きにしただけの手料理を振る舞われ、ケーシャにイルフ・ニクの古い伝承を聴き、エスローから酸素の採取を習ってワサブに報告するなど、エスロー達と打ち解ける。 ノシヨ リベドア帝国下級転生者の少年。真地底教会の攻撃で全滅したクレドア出身。犠牲になった家族の復讐をヤツマに誓う。 教会討伐に向かう観測艦が偶然発見したエスロー一行を下級転生者部隊40名の一人として攻撃。子供を連れて地下へ逃げたワサブを追ってヤツマと共に別行動した結果、エスロー達と対峙した転生者は全滅して二人だけ生き残る。 ヤツマ リベドア帝国下級転生者の男。教会討伐に赴く艦内で起きた些細な言い争いからノシヨを引き離し、身の上話を聞くなどして信頼を深める。 エスロー一行との交戦でワサブを捕縛するなど成果を挙げるも部隊は全滅。帰艦後に乗り込んできたドコブにノシヨと艦長共々拘束され、折りたたみ式自動機械の餌にされる。 ドコブ リベドア帝国・転生者処刑隊の上級転生者の男。思念を読み取り、自動機械を操る特殊能力を持つ。本来は鎧に消費するエネルギーを全て能力に回した無鎧・鎧化を常に維持し、衛人2体と折りたたみ式自動機械「トモダチ」を従えている。 教会討伐の観測艦に高速艇で乗り込み、副長(仮称)に煽られた艦長が本部に許可なくエスロー一味を攻撃して転生者38体を失った上に貴重な観測装置も破壊された失態を察知し、副長をトモダチの餌にして処刑、艦長以下転生者3名を拘束した後、ワサブを囮にエスロー達と交戦するが、ジェイトの援護を受けたエスローに側頭部を撃ち抜かれる。 名称不明の転生者(第50話登場) リベドア帝国転生者。ヌーキーに従ってエスロー一行を奇襲。鳥のような鎧化形態で飛来し、リモート爆撃を行ってケーシャの頭部とワサブの左腕を吹き飛ばし、ケーシャとムグの殺害に成功するが、タイターニアの防御で逃れたエスローに撃ち落とされる。
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リベドア帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:14 UTC 版)
皇帝スオウニチコが支配する大国。全人口10億人。アポシムズの貧しい資源を独占するために近隣諸国に激しく侵攻して支配下に置き、抵抗すれば虐殺も厭わない残虐な国とされる。
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