観測装置
観測装置
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当初からサリュート6号に取り付けられていた主要な観測機器はBST-1Mマルチスペクトル望遠鏡で、これは赤外線、紫外線、サブミリ波の領域での天体観測が可能で、直径1.5メートルの反射鏡を利用したこの望遠鏡は約-269℃の極低温環境で使われた。望遠鏡はサリュート6号が地球の影に入る間だけ運用され、昼間の領域ではカバーを閉じていた。 もう一つの主要な観測機器は地上観測用のMKF-6Mマルチスペクトルカメラであり、地球資源の観測を行った。カメラは最初に飛行試験したソユーズ22号のものから改良されており、165×220kmの範囲を撮影することができ、解像度は20mまであげることができた。1200フレームのカセットで同時に6バンドの波長域で画像を撮影することができる。このカセットは、放射線の影響によって曇るため定期的な交換を必要とした。また、焦点距離140mmのKATE-140立体地形図カメラは、これは450×450kmの範囲を撮影可能で、可視光と赤外線の領域で50mの解像度を持っていた。これは遠隔操作、クルーによる操作のどちらも可能であった。このようにステーションの写真撮影機能は広範であり、ソビエト農務省はカメラの能力を試験するために、いくつかの特別に選ばれた作物をウクライナやバイカル湖近郊の試験場に植えていた。 サリュート6号は科学機能をさらに拡張するため、観測のための20のポートホール、機材を宇宙に露出させたりごみの排出にも使える2基の科学エアロック、生物学的実験を行うためのさまざまな装置を装備した。サリュート6号の飛行中に、プログレス補給船によってパラボラアンテナと5つの放射計からなるKRT-10電波望遠鏡が届けられた。このアンテナは後部のドッキングポートに装着した状態で展開された。このアンテナの制御機器はステーション内に設置され、アンテナは天文学と、気象科学観測に使われた。
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観測装置
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大型ミリ波望遠鏡には、星間分子の放射を観測するヘテロダイン受信機が3種類(SEQUOIA、赤方偏移観測システム、1mm帯SIS受信機)、星間塵が放射する連続波受信機が2種類(AzTEC、SPEED)搭載される予定である。このうちSEQUOIAは5大学電波天文台14m電波望遠鏡に、AzTECはジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡に搭載され、既に観測が実行されている。
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観測装置
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「プランク (人工衛星)」の記事における「観測装置」の解説
低周波数装置 (LFI) と高周波数装置 (HFI) から成る2台の装置が搭載されており、両方とも30GHzから857GHzの偏波と光子を検出する。
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観測装置
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「ニール・ゲーレルス・スウィフト」の記事における「観測装置」の解説
スウィフトは3種類の観測装置を搭載し、ガンマ線・X線・紫外線・可視光線に渡る広い領域でガンマ線バーストとその残光を観測することができる。 Burst Alert Telescope (BAT) 2ステラジアンの広い視野をもつガンマ線(15-150k電子ボルト)望遠鏡で、ガンマ線バーストの検出に使用される。バーストを発見すると探査機は姿勢を変えて詳しい観測を始める。年間およそ100個のガンマ線バーストがBATにより発見されている。 X線望遠鏡 (X-ray Telescope, XRT) BATが検出したガンマ線バーストをX線(0.3-10k電子ボルト)で追観測する。残光のスペクトルを観測するほか、バーストの位置の絞り込みにも利用される。XRTはJET-X宇宙望遠鏡のために開発されたハードウェアを基にしている。 紫外/可視光望遠鏡 (UV/Optical Telescope, UVOT) XRTと同様にバーストの追観測に使用される。残光を紫外線と可視光(170-600ナノメートル)で観測し、0.5秒角の精度で発生位置を特定できる。明るい残光ではスペクトルの観測も可能で、その場合赤方偏移に基づいてバーストまでの距離を測ることができる。XMMニュートンの搭載機器の1つである可視光モニター (OM) を設計のベースとしている。
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観測装置
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IXPEは同一設計の3つのX線偏光望遠鏡を搭載しており、3基の検出器ユニットとペアになった集光用ミラーモジュール3基で構成される。直径300mmの円筒状のミラーモジュール3基は打ち上げ後に伸長するブームの先端に取り付けられており、24層の多重ミラーからなるかすめ入射鏡を用いて4m先の衛星本体に取り付けられた検出器ユニットにX線を収束する。各望遠鏡は展張したブームにより4001mmの焦点距離を持ち、その視野は12.9分角で分解能は25秒角である。検出ユニットにはイタリア宇宙機関(ASI)が国立天体物理学研究所(INAF)および国立核物理研究所(INFN)との協力によって開発した、2~8keVのネルギー帯域のX線を高感度で観測可能なガスピクセル検出器(GPD)を採用している。またミラーモジュールの先端には打ち上げ後に展開されるX線シールドが配置され、ミラーモジュールを通過しない観測対象外のX線が検出器に入射することを防止する。
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観測装置
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「スピッツァー宇宙望遠鏡」の記事における「観測装置」の解説
軽量ベリリウムで構成された反射望遠鏡を搭載しており、高精度の赤外線観測のために液体ヘリウムを用いて5.5ケルビンまで冷却していた。 IRAC (InfraRed Array Camera) 4波長 (3.6 µm, 4.5 µm, 5.8 µm and 8 µm) の赤外線を同時に観測するためのカメラ。256 x 256 画素。 IRS (InfraRed Spectrograph) 4波長 (5.3 µm-14 µm, 10 µm-19.5 µm, 14 µm-40 µm, 19 µm-37 µm) の赤外線を分光観測できる分光計。 MIPS (Multiband Imaging Photometer for Spitzer) 遠赤外線を観測するための観測装置。24 µm帯では128 x 128画素、70 µm帯では 32 x 32 画素、160 µm帯では 2 x 20画素。 冷却用のヘリウムは2009年5月に底を突き、望遠鏡の温度は5.5ケルビンから30ケルビンにまで上昇した。これにより望遠鏡自体が赤外線を発するようになったため、最も長波長のチャンネルは観測に使用できなくなった。残りのチャンネルはその後も「ウォーム・ミッション」として稼働を続けたが、2020年1月30日に全ての運用を終了した。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 21:48 UTC 版)
全天を効率よく観測するため、スリットを用いたカメラが2台(ガススリットカメラ(GSC)、X線CCDスリットカメラ(SSC))を搭載している。ガススリットカメラは2-30keVのX線を、X線CCDスリットカメラは0.5-10keVのX線を観測することができる。またX線CCDスリットカメラはエネルギー分解能も高いので、検出された天体の性質をX線分光によって明らかにすることができる。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 06:40 UTC 版)
「国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡」の記事における「観測装置」の解説
近赤外線分光撮像装置 IRCS(地元ハワイ大学との共同開発) コロナグラフ撮像装置 CIAO 冷却中間赤外線分光撮像装置 COMICS 微光天体分光撮像装置 FOCAS 広視野主焦点カメラ Suprime-Cam 超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) 高分散分光器 HDS 多天体近赤外分光撮像装置 MOIRCS 東北大学理学部天文学教室との共同開発 これらの観測装置によって可視光から赤外線領域をカバーする観測が可能な仕組みとなっている。撮像を目的にした装置と分光観測を目的とした装置を、観測対象に応じて4つある望遠鏡焦点のいずれかに取り付けることで、広い範囲の波長をカバーする。なお、新しい観測装置は、各大学や国立天文台にて開発研究が進められている(国立天文台の項を参照)。 「HDS:高分散分光器」、「IRCS:近赤外線分光撮像装置」及び「Suprime-Cam:広視野主焦点カメラ」が、国立天文台ハワイ観測所開設の最初の時期に設置した観測装置である。その後、岡山天体物理観測所等で行われた開発に基づき新たに開発された機器「COMICS:冷却中間赤外線分光装置」や「FOCAS:微光天体分光撮像装置」を設置し観測に利用している。また、太陽系外惑星発見などを目指して開発された「CIAO:コロナグラフ撮像装置」によって、「連星系」や「太陽系外惑星系」の観測が行われる。また、大規模光学系を有効に活用するために、東北大学のチームが中心となって開発した「MOIRCS:多天体近赤外分光撮像装置」が設置されて現在にいたる。 2012年8月には、「Suprime-Cam:広視野主焦点カメラ」に代わって新開発の「超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム)」が設置され、2013年7月にファイストライト画像が公開された。Suprime-Camでは、アンドロメダ銀河の一部 (満月よりやや広い視野) を撮影できていたが、Hyper Suprime-Camは、満月9個分の広さの天域を一度に撮影できる世界最高性能の超広視野カメラとなった。独自に開発した 116 個の CCD 素子を配置し、計8億7000万画素を持つ巨大なデジタルカメラの持つ広い視野により、すばる望遠鏡はアンドロメダ銀河のほぼ全体を1視野で捉えることに成功した。 観測機器のアップデートに関しては、太陽系外惑星をピンポイントで観測するために、コロナグラフフィルターの精度とともに、補正光学系を改良した「HiCIAO」 が開発され、2009年より利用されている。 観測補助装置としては、浜松ホトニクスの開発した波面センサーによる補償光学装置や理化学研究所にて開発されたレーザーガイド星装置などがあり、高分解能かつ高精度(レイリー限界やドーズ限界に限りなく近くする)の観測が可能なように配慮している。ただし、波面センサーの分解能に関しては、これからも研究開発が進むことによって、将来更に解像度を上げた装置になる予定でもある。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 04:12 UTC 版)
「ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡」の記事における「観測装置」の解説
RxA 観測可能周波数:215 - 270 GHz 1画素 SIS受信機 HARP 観測可能周波数:325 - 375 GHz 16画素 SIS受信機 RxW 観測可能周波数:315-375 GHz または 630-710 GHz Submillimetre Common-User Bolometer Array (SCUBA) 観測可能波長:450マイクロメートルおよび850マイクロメートル ボロメータアレイ 画素数:91画素(450マイクロメートル)、37画素(850マイクロメートル) この他SCUBAの後継装置として、450マイクロメートルおよび850マイクロメートルの2波長帯においてそれぞれ1万画素を持つSCUBA-2の開発が進められている。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 01:14 UTC 版)
名称運用者用途アクエリアス(英語版) NASA 海面塩分測定マイクロ波放射計/散乱計 CARMEN I CNES 宇宙でのデブリや粒子の研究、宇宙線とその電子機器への影響の研究 DCS CONAE 地球上のプラットフォームからのデータの収集。アルゴスシステムと互換 HSC CONAE 高感度カメラ MWR CONAE 放射測定 NIRST CONAE CSA 赤外線カメラ、海温の推定 ROSA ASI GPS大気掩蔽観測装置 TDP CONAE GPSナビゲーションおよび慣性航法装置に関連する技術実証
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/26 07:17 UTC 版)
2003年現在の観測装置と設置場所は以下の通りである。 C・ドナルド・シェーン 3 m (120-inch) 反射望遠鏡 (Shane Dome, Tycho Brahe Peak) ジェームズ・リック 0.9 m (36-inch) 屈折望遠鏡 (South Dome, Main Building, Observatory Peak) カーネギー 0.5 m (20-inch) 双眼屈折望遠鏡 (Double Astrograph Dome, Tycho Brahe Peak) アンナ・L・ニッケル 1 m (40-inch) 反射望遠鏡 (North (small) Dome, Main Building) クロスレー 0.9 m (36-inch) 反射望遠鏡 (Crossley Dome, Ptolemy Peak) 0.6 m (24-inch) クーデ補助望遠鏡 (just South of Shane Dome, Tycho Brahe Peak) トークマン 0.5 m (22-inch) 反射望遠鏡 (Tauchmann Dome atop the water tank, Huyghens Peak) CCD 彗星カメラ 135 mm ニコン カメラレンズ ("The Outhouse" Southwest of the Shane Dome, Tycho Brahe Peak) カッツマン自動撮像望遠鏡 (KAIT) 76 cm 反射望遠鏡 (24-inch Dome, Kepler Peak) 自動惑星検出望遠鏡(2013年8月ファーストライト)
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/03 05:26 UTC 版)
エルクロスのペイロードは、9個の観測装置から構成されている。1つの可視光カメラ、2つの近赤外線カメラ、2つの赤外線カメラ、それに1つの可視光分光計、2つの近赤外線分光計、1つの光度計である。データ処理ユニットがそれぞれの計器から情報を集め、コントロールユニットに送信する。スケジュールと予算の制約のため、それぞれの装置は市販のものだが、宇宙で使えるように改良が施され、発射や飛行を再現した試験にもクリアした。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 06:26 UTC 版)
「W・M・ケック天文台」の記事における「観測装置」の解説
DEIMOS (Deep Imaging Multi-Obect Spectrograph) - 世界最大級の30cm口径の人造蛍石を搭載した、赤外分光撮像装置。
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観測装置
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「太陽系外惑星の発見方法」の記事における「観測装置」の解説
直接撮像法で惑星を発見出来る装置には、Gemini Planet Imager(ジェミニ望遠鏡)、SPHERE(VLT)、HiCIAO(すばる望遠鏡)などがあり、宇宙望遠鏡ではWFIRSTによる観測が予定されている。New Worlds Missionでは、対象の恒星を観測するために、近くにある無関係の恒星の光を遮る大型のオクルターの設計が提案されている。これは、すでに計画されている新たな専用の望遠鏡と一緒に使用する事が出来る。 2010年、ジェット推進研究所の研究チームがコロナグラフを用いることで惑星を直接観測出来る事を、以前にパロマー天文台の口径1.5mのヘール望遠鏡によって撮影されたHR 8799系の画像から実証した。コロナグラフを用いると明るい中心の恒星を隠すことができ、その周囲にある惑星から発せられる微弱な光を検出できるようになる。別の有望な方法として、明るい恒星からの光のみを干渉によって打ち消して、恒星からの光を大幅に暗くするナル干渉計(英語: Nulling interferometer)を用いるというものもある。 鏡の代わりにゾーンプレートを使用して光を集める宇宙望遠鏡は、よりコントラストの高い観測が可能にさせる。また、プレートは折りたためるので、安価で宇宙に打ち上げる事も提案されている。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 11:46 UTC 版)
「ユークリッド (宇宙望遠鏡)」の記事における「観測装置」の解説
VIS: 可視波長(550〜920nm)の観測を行うカメラ。36個のCCD素子を並べた構造で、合計約6億ピクセルとなる。重力レンズ効果による銀河の形状のゆがみを測定する。 NISP(近赤外線分光測光装置): 近赤外線波長(1000〜2000nm)に感度を持つテルル化カドミウム水銀検出器を16個並べた構造で、以下の2つの機能を持つ。多色フィルター(Y、J、Hバンド)を用いた測光を行い、10億を超える銀河の大まかな赤方偏移を測定する。 スリットレス分光計を使用して、銀河の近赤外線スペクトルを分析しする。測光による赤方偏移測定よりも10倍高い精度で数百万個の銀河に対して正確な赤方偏移を測定することができる。これにより、バリオン音響振動を測定する。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 16:19 UTC 版)
床面の振り子の可動域の円周上にピンやブロックを並べ、振り子の錘がこれらを倒すことで振動面の変位を示す方法が一般的である。 1851年、レオン・フーコーがパンテオンで実験したとき、錘の下部には鉄筆状のものが取り付けられた。一方、床面の振り子の可動域の端に砂を盛った土手を設け、鉄筆がこの土手をかすめることで振り子の振動面の変位を示すようにした。 日本の国立科学博物館にあるフーコーの振り子には、直径150cmの目盛盤があり、振動方向を検知する赤外センサとそれを表示する表示ランプが48組並んでおり、振動面の位置を表示できるようになっている。赤外線センサは発光部と受光部が1対になっており、錘の下の反射によって錘の通過を検知する。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 15:40 UTC 版)
SMI(中間赤外線観測装置 SPICA Mid-Infrared Instrument) 波長12 – 36 µmの中間赤外線帯の観測のため、LR、MR、HRの3つの分光装置と撮像装置 (CAM)が搭載される。SMIの開発は、名古屋大学と宇宙科学研究所を中心とするSMIコンソーシアムが担当する。SMIコンソーシアムには、大阪大学、東京大学、東北大学、京都大学、台湾中央研究院天文及天文物理研究所 (ASIAA) が参加している。 SAFARI(遠赤外線観測装置 SpicA FAR-infrared Instrument) 波長34 – 230 µmの広帯域で、適度な波長分解能 (R=300) を持つ高感度回折格子分光器。この帯域には電離したガス中のイオンが放出する様々な輝線が存在するため、遠方の銀河からこれらの輝線を検出することで、銀河における星生成や銀河中心の超巨大ブラックホールの活動の歴史を探ることが可能となる。SAFARIの開発は、SRONを中心とするSAFARIコンソーシアムが担当する。SAFARIコンソーシアムにはヨーロッパ10か国、アメリカ、カナダ、台湾、および日本が参加している。 B-BOP(遠赤外線偏光観測装置 Magnetic field explorer with BOlometric Polarimeter) 旧称POL。100µm、200µm、350µmの3つの帯域で動作するイメージング偏光計で、銀河のフィラメント構造の偏光マッピングによって、フィラメント構造および星形成における磁場の役割を研究する。B-BOPの開発は、フランスのCEAを中心とするヨーロッパチームが担当する。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 04:22 UTC 版)
「神麻嗣子の超能力事件簿」の記事における「観測装置」の解説
チョーモンインの各支部に設置されている、超能力の使用を探知する装置。その原理はまったく明らかでないが、超能力の残留エネルギーを探知するものらしい。ほとんどの超能力がいつ、どこで使用されたのか探知できるが、誰が使用したのかまではわからない。観測装置は力場の流れまで探知できることが多く、運良く高精度で観測できた場合は「部屋の外から中に向かってドアプレート付近に力場が集中」などという細かさでわかる。また、サイコ・シグナルという声紋や指紋のような、エスパー個人特有の思念をキャッチできる場合もある。誰が超能力を使ったのかまでわかる特定装置というものも存在するが、条件が限定されることや料金が高いことなどから作中では活躍しない。
※この「観測装置」の解説は、「神麻嗣子の超能力事件簿」の解説の一部です。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:30 UTC 版)
現在の観測所の設立当初から設置されている2台の望遠鏡のうち1台目は口径35cmの高橋製作所ε-350Nで、天体捜索に有利な広い視野を確保できる機種である。この鏡筒を昭和機械製作所のフォーク式赤道儀25EFに搭載し、イギリスのe2V technology社のCCDイメージセンサを備えたナカニシイメージラボ社製水冷式冷却CCDカメラ(2k×2k 400万画素)が取り付けられている。2台目は口径25cmの高橋製作所BRC-250で、天文台によく採用されるリッチー・クレチアン式望遠鏡の中でも視野の広いベーカータイプの機種である。この鏡筒を昭和機械製作所のエキセントリックエルボ式赤道儀25ELに搭載し、e2V technology社の2k×4k(800万画素)のCCDイメージセンサを2枚用いた冷凍機式冷却CCDカメラ(4k×4k 1600万画素)が取り付けられている。
※この「観測装置」の解説は、「入笠山光学観測所」の解説の一部です。
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観測装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 05:12 UTC 版)
大気ライダ (ATLID) ESAの開発しているライダ。主にエアロゾルと薄い雲を観測する。 雲プロファイリングレーダ (CPR) JAXAとNICTが共同で開発している、95 GHzドップラー計測機能付きレーダ。衛星の進行方向前面に取り付けられており、鉛直方向100 m単位でのエコー強度とドップラー速度を測定することで、主に厚い雲の内部構造と鉛直速度を観測する。 多波長イメージャ (MSI) ESAの開発しているイメージャ。さまざまな波長で幅150 kmの水平観測を行う。 広帯域放射収支計 (BBR) ESAの開発している放射収支計。衛星の前方・後方・直下の3方向からの放射輝度を統合して測定する。
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「観測装置」の例文・使い方・用例・文例
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