でんあつ 電圧 voltage
電圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 00:04 UTC 版)
電圧(でんあつ、英語: voltage)とは、電気を押し出す力を意味する[1]。国際単位系(MKSA単位系)で電圧の高低差を表す単位として、ボルト(V)が使われる。電圧を意味する記号には、EやVがよく使われる。電圧は電位差ないしその近似によって定義される。
- ^ “ボルト・アンペア・ワット - 電気のマメ知識|中部電力”. 中部電力. 2022年6月15日閲覧。
- ^ "Voltage", Electrochemistry Encyclopedia
- ^ 電子情報通信学会 大学シリーズ B-1 『改訂 電磁理論』、熊谷信昭著。ISBN:978-4-339-00068-9。9.2章
電圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 16:11 UTC 版)
給電の電圧がある程度高くないと電流が増して抵抗損失によるエネルギーロスが大きくなる。また電流を増やすために給電用の電線を太くしなければならない。給電電圧が高いとアーク放電が生じやすくなるが、直流では一度生じたアークは消えにくいため火事の原因となる危険が高まる。交流では直流と異なり周期的に0Vの電位があるためアークは切れやすいが、直流では常に一定電圧がかかるので一度流れ出したら他の条件が変わらない限りアークは切れない。また給電電圧が高いと感電時の危険も高まる。 2009年現在、データセンターでの給電電圧は国際的にも48Vであるが300 - 400Vにする考えもある。NTTデータでは360Vと380Vでの実証実験を開始する。家庭での給電電圧は国際的な規制のない60V以下の電圧であれば当初問題とはならず、48Vか24Vで開始されるかも知れないが、消費電力の大きなエアコンや加熱調理機器には数十Aの大きな電流を扱うことになり、太い電線の問題や感電時や短絡時の安全性の確保が難しい。パナソニック電工ではLED照明などの低消費電力向けの48Vの直流配電と従来の交流配電をハイブリッドにした給電盤を2010年には実用化する計画である。
※この「電圧」の解説は、「直流給電」の解説の一部です。
「電圧」を含む「直流給電」の記事については、「直流給電」の概要を参照ください。
電圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:24 UTC 版)
電池に何も接続されていない状態での端子電圧が「起電力」であり、電池が外部の回路に接続されて電流が流れると起電力より端子電圧が低くなる。この現象が「分極」であり、低くなった分の電圧は「過電圧」と呼ばれる。過電圧は内部抵抗とも呼ばれ、流れる電流に応じて増大することで端子電圧は低下する。過電圧は以下の3つから構成される。 過電圧抵抗過電圧:イオンが電解質中を流れる時や電子が電極内を流れる時に生じる抵抗によるエネルギー 活性化過電圧:反応物質と電解液との間での電子移動のために消費されるエネルギー 濃度過電圧:反応物質が電極表面に移動するためや電極表面で生じた生成物質が電解液へ拡散するために消費されるエネルギー 電池の端子電圧は使用温度や接続先の抵抗値とそれによる電流値が不明であるため、仮に製造誤差などに起因する製品ごとのバラツキが無くても、厳密には起電力や過電圧は定まらないが、電池の使用環境を想定した上で目安として「公称電圧」を定めている。端子電圧は使用温度や流れる電流の他に、電池の残量によっても変化する。 主な電池の公称電圧 一次電池 マンガン乾電池:1.5V アルカリマンガン乾電池:1.5V 酸化銀電池:1.55V 空気亜鉛電池:1.4V フッ化黒鉛リチウム一次電池:3V 塩化チオニルリチウム一次電池:3.6V 二次電池 鉛蓄電池:2.0V ニッケルカドミウム蓄電池:1.2V ニッケル水素蓄電池:1.2V リチウムイオン蓄電池:3.7V コバルトチタンリチウム二次電池 : 3.0V 二次電池では一般に「充電電流」と「充電時間」が標準と急速のそれぞれに存在し、最大充電電圧も定められている。「最大充電電圧」を越えて充電しようとすると「過充電」となって電池が劣化したり最悪では破壊に至る危険性もある。 一次電池と二次電池では放電終止電圧も定められている。一般に「放電終止電圧」はその電圧に至った時点でそれ以上放電してはいけない電圧であり、放電終止電圧を越えてさらに放電状態を続ければ「過放電」となって電池が劣化したりする。
※この「電圧」の解説は、「電池」の解説の一部です。
「電圧」を含む「電池」の記事については、「電池」の概要を参照ください。
電圧
出典:『Wiktionary』 (2021/07/16 13:31 UTC 版)
名詞
翻訳
電壓
「電圧」の例文・使い方・用例・文例
- 明日の午前9時から午後5時まで電圧削減による節電が予定されている。
- 電位計で電圧を制御する
- 10ミリボルトの電圧を発する
- 最大電圧を超えた場合、電源をシャットダウンしなければならない。
- 耐電圧検査
- それは高い電圧で使用される。
- その電極は直流電圧で動作する。
- ヒーターの使用電圧はいくつでしょうか
- 電圧の低い乾電池だとうまく動作しない場合がございます。
- 高電圧.
- ピーク電圧.
- 電圧計
- 電圧が急上昇した
- 電圧が一歩ずつ上がった
- 電圧や電力や電流を増やす行為
- 増減する(交流または電圧)
- 電気回路の電圧を上げる
- すべての電圧に適応できるラジオに使われる
電圧と同じ種類の言葉
- >> 「電圧」を含む用語の索引
- 電圧のページへのリンク