電解質とは? わかりやすく解説

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でんかい‐しつ【電解質】

読み方:でんかいしつ

などの溶媒に溶かしたとき、正と負イオン分かれて電気伝導性をもつ物質イオン塩類酸・塩基など。

「電解質」に似た言葉

電解質

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電解質 ( electrolytes )


電解質

【仮名】でんかいしつ
原文electrolyte

体液中や水中溶解するイオン電荷帯びた粒子)になる物質のこと。電解質の例としては、ナトリウムカリウム塩素カルシウムなどがある。細胞内への栄養素移動細胞外への水の移動には、電解質が主要な働き担っている

電解質(でんかいしつ)

溶解して、その全部または一部イオン解離する物質。たとえば、食塩溶かすと、ナトリウムイオン(Na)とクロールイオン(C1)に電離する

電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 07:23 UTC 版)

電解質(でんかいしつ、英語: electrolyte)とは溶媒中に溶解した際に、陽イオン陰イオン電離する物質のことである。これに対し、溶媒中に溶解しても電離しない物質を非電解質という。


  1. ^ 田村 (1978),p101, p143.
  2. ^ 田中 (1981),p60-66, p91.
  3. ^ 田中 (1981),p96-97.
  4. ^ 田中 (1981),p106-108.


「電解質」の続きの解説一覧

電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:24 UTC 版)

電池」の記事における「電解質」の解説

「電解質」はイオン導電性が高いものが求められ、電解質が電気分解されない電圧である「電位窓」も広い方が良い活物質などに対して化学的に安定であることも求められ生物毒性発火性も無いことが望まれる電池の電解質は電解液呼ばれる液体のものが多いが、固体固体電解質もある。

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電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 01:05 UTC 版)

溶融炭酸塩型燃料電池」の記事における「電解質」の解説

MCFCナトリウムNa)とカリウム(K)炭酸塩からなる液体電解質(溶融炭酸塩)が使用される。この電解質は、多孔質セラミック(LiAlO2)によって保持され電極間に液体収容する。この電解質で酸素十分なイオン導電できるようにするために燃料電池高温が必要となっている。一般的なMCFC電解質は、62%の炭酸リチウム (Li2CO3) および38%の炭酸カリウム (K2CO3) を含む。十分な割合炭酸リチウムにより、高いイオン伝導性確保されるが、ガス溶解度および酸素イオン拡散性能が低いため62%に制限される。さらに非常に腐食性が高いため、炭酸カリウム添加することで腐食性抑えている。これらの問題のために、最近の研究では、炭酸カリウム炭酸ナトリウム置き換えることが検討されている。リチウム・ナトリウム混合電解質は、リチウム・カリウム混合電解質と比べ良好な性能(より高い導電率および陰極安定性)を有することが示された。さらに科学者たちは、相変化(γ-LiAlO2対α-LiAlO2)をセル中の材料加えることを検討している。相変化は電解質の体積減少に伴いイオン伝導度が低下する様々な研究通してアルミナ添加α-LiAlO2構造は、燃料電池性能維持しながら相安定性改善することが分かった

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電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:49 UTC 版)

リチウムイオン二次電池」の記事における「電解質」の解説

水溶液系電解質はリチウムによって電気分解することから使えず、非水溶液系電解質が使用されるリチウムイオン電池内の液状の電解質はLiPF6,LiBF4あるいはLiClO4のようなリチウム塩エチレンカーボネートのような溶媒によって構成される液体の電解質は正極負極の間に満たされ放電によってリチウムイオン移動する一般的に室温 (20 °C) での電解質の導電性10 mS/cm (1 S/m) で 40 °Cではおよそ30%–40%で0 °C付近ではさらに下がる。 しかし有機溶媒正極分解変質しやすい。適切な有機溶媒を電解質に用いているにもかかわらず本質的に溶媒分解し、相間固体電解質(SEI)と呼ばれる固体の層に変化する。これはリチウムイオン導電性妨げる。相間は充電後の電解質の分解防止する一例としてエチレンカーボネートリチウムより0.7 V高電圧分解し高密度で相間は安定である。

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電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 15:15 UTC 版)

ナトリウムイオン二次電池」の記事における「電解質」の解説

ナトリウムベースとした無機塩選択肢となる。NaPF6やNaTFSAなどが有力視されている。 他、バインダーセパレータにはポリフッ化ビニリデンPVdF)などの高分子材料集電体や外装にはアルミなどの非鉄金属想定されている。

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電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 20:44 UTC 版)

アルカリ電解質形燃料電池」の記事における「電解質」の解説

電解質には水酸化カリウムKOH)などのアルカリ溶液用いる。これが二酸化炭素反応してしまうことで劣化するC O 2 + 2 K O HK 2 C O 3 + H 2 O {\displaystyle \mathrm {CO} _{2}+\mathrm {2KOH} \longrightarrow \mathrm {K} _{2}\mathrm {CO} _{3}+\mathrm {H} _{2}\mathrm {O} } これを解決する方法として電解液定期的に交換する方法がある(流動形電解質)。交換機能を持たないものを静止形電解質という。 しかし、電解液流路確保するため大きく複雑になる他、負極の孔を塞ぐ炭酸塩取り除くことは出来ない。 また炭酸塩電極防水層徐々に劣化させ、構造劣化電極漏水引き起こす。 他には、二酸化炭素吸収しない固体電解質用い方法事前に水酸化カリウムなどと空気接触させることで二酸化炭素除去する方法研究されている。

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電解質

出典:『Wiktionary』 (2016/04/03 05:27 UTC 版)

名詞

電解 でんかいしつ

  1. 溶解したときに電流流れる物質アルカリイオンのなるために電流流れる。

関連語


「電解質」の例文・使い方・用例・文例

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