陽極(アノード) anode
陽極
アノード
陽極(燃料極)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/19 01:05 UTC 版)
「溶融炭酸塩型燃料電池」の記事における「陽極(燃料極)」の解説
陽極(アノード)材料は、典型的には多孔質(3-6 μm、45-70%の充填率)のニッケルベースの合金からなる。ニッケルは、クロムまたはアルミニウムのいずれかと2-10%の範囲で合金化される。これらの合金は、粒界にLiCrO2やLiAlO2を形成することを可能にし、材料のクリープ化現象を防ぎ、燃料電池の高い動作温度で陽極の焼結を防止する。最近の研究結果では、性能を向上させ、燃料電池の動作温度を低下させようとナノ粒子化したニッケルおよびニッケル合金が試みられている。動作温度の低下は、燃料電池の寿命を向上させ(すなわち腐食速度を低下させる)、安価な構成材料の使用を可能にする。同時に温度の低下は電解質のイオン導電率を低下させるので、陽極材料はこの性能低下を(例えば電力密度を増加させることによって)補償する必要がある。他の研究者は、運転時に陽極中のニッケルの質量輸送を減少させるためにNi3Al合金陽極を使用することによって耐クリープ性を向上させることを検討している。
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陽極
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 08:00 UTC 版)
電解ニッケルめっきの陽極として用いる金属ニッケルは高純度で、円滑に溶解するものでなければならない。一般的に使用されるものを以下に示す。 電解ニッケル カーボナイズド・ニッケル(スライム発生防止のために微量の炭素とケイ素を添加) サルファ・ニッケル(不動態化防止のために微量の硫黄を添加) デポライズド・ニッケル(円滑な溶解のために酸素を添加) 一般的には電解ニッケルが用いられるが、高電流作業などの場合それ以外の溶解性の物を用いる。 陽極の形状としては、板状の物を用いても良いが、一般的には小片にした物をチタン性のバスケットに入れて用いることが多い。陽極は電解によりスライムと呼ばれる溶解残渣を生じ、これが品物に付着するとザラになる。これを防ぐために布製のアノード・バッグを陽極に装着することが一般的に行われている。
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陽極
「陽極」の例文・使い方・用例・文例
- 電流は陽極から陰極へ流れる
- 陽極
- 陽極.
- 陽極[陰極]線.
- 遊離燃焼アークの陽極への熱伝導
- 陽極の、陽極において、または、陽極に関する
- 電子管板に一定の陽極電圧を与える電池
- 熱い陰極が電子光線を発し高圧の陽極を通して焦点を結ぶ、あるいは燐光を発するスクリーンにぶつかる前に偏光させられるような真空管
- 管を通して電子の流れをコントロールするために、真空管の陰極と陽極の間に置かれた電極
- 電子の中央の陰極から円筒陽極までの流れが交差している磁気と電場によって制御される二極真空管
- 亜鉛の陽極、酸化水銀の陰極、水酸化カリウムの電解質からなる初歩的な電池
- ニッケルの陽極とカドミニウムの陰極を持っている再充電できる電池
- 水酸化カリウムの電解質がある酸化ニッケル陰極と鉄の陽極がある蓄電池
- 陽極板に接続されるバッテリー端子
- 真空管の陽極のある直列で、フィードバックを提供するために配管網と結合される小さなコイル
- (電極の陽極、陰極という区別のように)明示された極を持っていること
- 真空管の陽極
- 電子管の中を陽極から陰極に向かって流れる電流
陽極と同じ種類の言葉
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