武宮陽光 武宮陽光の概要

武宮陽光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 17:14 UTC 版)

母方の祖父の梶和為に師事後、父の武宮正樹の門下となる。

経歴

5歳くらいの時、家にある碁の本を並べているうちに碁を覚えた。祖父の梶和為から本格的に手ほどきを受け、小学校1年の時には木谷会に通い、5、6級で打てるほどになった[2]

小学校5年の時に父から「やってみる? 入ってみたら」といわれ院生となった。父には院生で打った碁を見てもらっていたが、打ってもらうことはほとんどなく「どうしてもプロになれ」という感じではなかったが、あるとき父が世界アマ選手権で3位入賞したこともあるオランダのロナルド・シュレンパーから「子供に碁を教えるのは親の義務、教えなさい」と言われ、それから毎日朝5時に起き学校に行く前に父と20秒碁を1、2局打つ生活となった[2]

入段する直前には祖父に互先で勝つようになっていた。入段試験では4勝4敗と絶不調で父に一喝され、それから息を吹き返し10連勝してプロとなった[2]

1998年入段、1999年二段、2000年三段、2001年四段、2005年五段。

2007年度前期、NHK囲碁の時間』の講師を矢代久美子と担当。

2016年2月16日付けで、勝ち星対象棋戦通算90勝にて六段に昇段。

2016年6月7日、北九州市で開かれた人工知能学会の公開イベントでコンピュータ囲碁プログラム「Zen(ゼン)」と二子局(Zenがあらかじめ黒石2個を置くハンデ)で対戦し敗れた。

2016年7月8日放送のNHK『ドキュメント72時間』(新宿歌舞伎町の24時間営業の碁会所「秀策」が舞台の回)で、撮影2日目の夜にたまたま碁会所に来店し出演を果たした[3]

2024年7月、小林覚の後任として日本棋院の新理事長に就任。任期は2026年6月まで。

記録

著書

  • 「やっしー&陽光の置き碁で上達」(NHK出版、2008年)

脚注

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