マケドニア語 マケドニア語の概要

マケドニア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 14:53 UTC 版)

マケドニア語
Македонски
話される国 北マケドニア
 ブルガリア
セルビア
モンテネグロ
ギリシャ
アルバニア
地域 バルカン半島
話者数 200万人
言語系統
表記体系 キリル文字
公的地位
公用語 北マケドニア
統制機関 「クルステ・ミシルコフ」マケドニア語研究所英語版マケドニア語版
言語コード
ISO 639-1 mk
ISO 639-2 mac (B)
mkd (T)
ISO 639-3 mkd
テンプレートを表示

アレクサンドロス大王で有名な古代マケドニア王国で話されていた言語は古代ギリシア語のマケドニア方言であり、それとは異なる。

マケドニア語はブルガリア語と近縁で、セルビア・クロアチア語とも類似性がある。また、別系統のルーマニア語ギリシア語アルバニア語などとも共通の特徴があり、バルカン言語連合と呼ばれる。

マケドニア語は北マケドニアの公用語である他、アルバニアセルビアモンテネグロギリシャでも一部で使われている。

記述の際にはキリル文字を使用する。文章語が成立したのは第二次世界大戦直後でありヨーロッパの言語としては新しい。

「マケドニア語」という名称にはギリシャとブルガリアの両方からクレームがある。ギリシャ側はマケドニア名称論争に関連して「マケドニア語」という言語名を問題視することがあったが、2019年の両国合意でギリシャ側は言語名の「マケドニア語」を容認するようになった。一方、ブルガリア側は「マケドニア語」を独立した言語ではなく、ブルガリア語の一方言とみなし、両国の国際関係および北マケドニアのEU加盟交渉などの政治面にも影響を及ぼす[1][2]

マケドニア語で使われるキリル文字

大文字 小文字
А а
Б б
В в
Г г
Д д
Ѓ ѓ
Е е
Ж ж
З з
Ѕ ѕ
И и
Ј ј
К к
Л л
Љ љ
М м
Н н
Њ њ
О о
П п
Р р
С с
Т т
Ќ ќ
У у
Ф ф
Х х
Ц ц
Ч ч
Џ џ
Ш ш

脚注

関連項目

外部リンク




「マケドニア語」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マケドニア語」の関連用語

マケドニア語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マケドニア語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマケドニア語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS