マケドニア軍の強さとは? わかりやすく解説

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マケドニア軍の強さ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 14:52 UTC 版)

アレクサンドロス3世」の記事における「マケドニア軍の強さ」の解説

純朴質素な生活営んでいたマケドニア人苦難耐える良い兵士であり、ギリシア南部の諸ポリス伝統的であったファランクス軽装化と盾の廃止による長槍長大化、それに対応した編成改良加えたマケドニア軍は、当時地中海世界において精強軍隊であり、各々将兵軍務誇りを持つ練達の兵士であったまた、アレクサンドロス状況に応じて異なった兵種組み合わせて即座に混成部隊編成し、敵がどのような軍隊であっても柔軟に対応することができた。例えば、遊牧民スキタイとの戦いでは、敵のヒット・アンド・アウェイ戦法対し投槍騎兵軽装歩兵混成部隊用いてこれを敗走させた。世界の歴史軍事指揮官において如何なる人間でもどのように過小評価しても、最大級評価されるべきほどの戦術家でもあるアレクサンドロス指揮されマケドニア軍は、当時世界最強軍隊であった戦術家としてだけではなくアレクサンドロス戦士としても有能であったアレクサンドロスら行軍中にあって荷馬車乗り降りして体を鍛錬したと伝えられる。彼は常に最前線将兵と共に戦い、自らの頭部胸部重傷を負うことさえあった。数々戦場危機乗り切ったアレクサンドロスは神懸かった戦士であり、将兵から絶大な人気得ていた。 このようなマケドニア遠征軍対しペルシア軍は大軍動員したが、当時利害絡み合う各国傭兵による混成であったことから士気低く相互に連携した行動を取る修練欠いていた。このため継戦能力乏しく敗走開始する建て直しが困難であった兵站と進軍 父王ピリッポス2世は、アテナイ軍人クセノポンからヒント得て歴史的に初の戦場へ馬車牛車家族帯同禁止し歩兵騎馬に荷(長槍食料道具調理器具毛布建築資材医薬品など40kg以上)を負わせることで、余計な足枷負担無くし迅速機動的戦力の展開行えるようにした。アレクサンドロス地形問題負傷兵が多い場合除き、父王の戦略踏襲している。 食料は、小麦大麦キビなどの乾燥穀物パンや粥として食べたそのほかには、干肉ナツメヤシイチジクなどのドライフルーツ現地調達の肉や貝、果物などである。進軍では、偵察から得た情報をもとに食料の多い地域優先し軍隊の規模維持していた。しかし、砂漠の多いペルシャでは、貴重なため水源から水源移動行った

※この「マケドニア軍の強さ」の解説は、「アレクサンドロス3世」の解説の一部です。
「マケドニア軍の強さ」を含む「アレクサンドロス3世」の記事については、「アレクサンドロス3世」の概要を参照ください。

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