クソゲー 具体例と理由

クソゲー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/27 14:01 UTC 版)

具体例と理由

クソゲーと呼ばれるゲーム作品は、例としては「難しすぎて、やる気がなくなってしまうゲーム」「ゲームシナリオや設定が悪く、一貫性に欠ける」「安易なキャラクターゲーム[7]などが挙げられている。

ごく稀に、「完成度が極めて低い」ゲームソフトが市場に流通することがあり、これらは「最低なゲーム」であるとしてクソゲーと認定されることがある。一例としては、レースゲームでありながら敵の車が動かないという致命的なゲーム性の破綻など様々な欠陥を抱え、レビューサイトで評価が軒並み最低点を記録、または最低点をつけることさえ放棄された『Big Rigs』が挙げられる。2009年にジャレコが発売したWii用ソフト『黄金の絆』は、社長(当時)の加藤貴康が、開発スタッフの制作体制に端を発する完成度の低さに苦言を呈し「クソゲー」と評価した。

ギャグ要素の強いゲームでは、発売元が「クソゲー」を自称する例もある。

他の呼称

1995年当時任天堂社長だった山内溥は、面白くも楽しくもないソフトは「ダメソフト」と表現した[8]が、これは任天堂の厳しいコンテンツ管理の観点から出てきた言葉といえ、ユーザーの間に広まっているクソゲー認識とは必ずしも対象が一致せず、あまり普及もしていない(『メイド イン ワリオ』のワード系プチゲームの選択肢にこの言葉が出てくる)。

また、設定や世界感やゲームシステムなど、どこかが普通とは違っておかしいゲームを「バカゲー」、ゲームの難易度設定が著しく低いゲームは「ヌルゲー」(クリアするまでの難易度が低い類)[注 4]、逆にクリア条件が厳格で初見ではまず攻略できないようなもの、RPGでないにもかかわらず学習で判明した特定の手順を毎回再現しないとステージなどがクリアできないデザインのゲームは、「覚えゲー」とも呼ばれる[10]。また、極端に難しく一見して攻略できないような場合は「無理ゲー」とも呼ばれる。これらのゲームも品質が低い、あるいは一般向けのゲームではないと見なされる場合が多い。

他には、クソゲーを監視・評価・コメントする人を「クソゲイザー」(クソゲー+gazer)と呼ぶ人もおり、SNSや動画サイトなどの著しい普及を背景に近年そのような人が増加傾向にある。

クソゲーを扱った作品・番組

書籍
  • 阿部広樹; 箭本進一 『超クソゲー』 太田出版、1998年4月2日。ISBN 978-4872333831 
  • 箭本進一; 阿部広樹; 多根清史 『超クソゲー2』 太田出版、2000年4月2日。ISBN 978-4872335149 
  • 阿部広樹 『企画屋稼業 超クソゲー外伝』 太田出版、2000年11月21日。ISBN 978-4872335477 
  • 箭本進一; 多根清史 『超クソゲーremix』 太田出版、2003年6月6日。ISBN 978-4872337587 
  • 多根清史; 箭本進一; 阿部 広樹 『超クソゲーrevolutions』 太田出版、2003年10月10日。ISBN 978-4872337839 
  • 阿部広樹; 箭本進一; 多根清史 『超クソゲー1+2』 太田出版、2011年9月13日。ISBN 978-4778312749 
  • 多根清史; 阿部広樹; 箭本進一 『超クソゲー3』 太田出版、2011年10月5日。ISBN 978-4778312756 
  • 多根清史; 阿部広樹; 箭本進一 『超クソゲーVR』 太田出版、2016年9月15日。ISBN 978-4778315412 
漫画
ライトノベル
DVD
番組



注釈

  1. ^ 「ファミコン若大将」とは、『ポケットモンスターシリーズ』の生みの親として知られる田尻智のこと[6]
  2. ^ これらの筆者はみうらじゅんではない[6]
  3. ^ ただし、この本は辞書形式ではあるが、著者の西島孝徳のコラム集としての側面が強いため、あくまで解説の内容は西島の個人的な印象とみられる[6]
  4. ^ 手ぬるいゲーム、または湯の温度がぬるいようにきつくないゲーム、転じてこの難易度しかクリアーできない下手なゲーマー(ヌルいゲーマー)を指す場合もある[9]

出典

  1. ^ 『EX MAX!』2008年6月号 P115
  2. ^ 元祖「クソゲー」の「いっき」が、ソーシャルゲームとしてモバゲータウンに登場![リンク切れ] - 業務提携ニュース 2011年3月10日
  3. ^ みうらじゅん「「バカ映画」の命名者、みうらじゅんが緊急提言 「バカ」がダメなら「バカチシズム」でどうだ!」『映画秘宝Vol.10 GOGO!バカ大将』洋泉社1998年、p160
  4. ^ GameWave みうらじゅんが選ぶクソゲーBEST3より
  5. ^ TBSラジオみうらじゅんの「サブカルジェッター」〜2番目がいいんじゃない』2007年11月3日放送 ゲスト:吉田豪とのトークより
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 「クソゲー」という言葉の起源は、みうらじゅん? 高橋名人? 徹底的に探ったら、意外な人物やあの雑誌が急浮上!”. 電ファミニコゲーマー. ドワンゴ (2018年9月18日). 2018年10月8日閲覧。
  7. ^ 『EX MAX!』2008年6月号 P113〜116
  8. ^ 1995年11月24日、第7回初心会ソフト展示会における講演での発言(『ファミコン通信』1995年12月22日号。平林久和赤尾晃一『ゲームの大學』メディアファクトリー1996年、p203)
  9. ^ 山猫有限会社編、『ごくらくゲームワード』、光栄、pp.76-77,p.173, 1993. ISBN 4-87719-033-3
  10. ^ 山猫有限会社編、『ごくらくゲームワード』、光栄、p.116,p.170, 1993. ISBN 4-87719-033-3


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