クソエンドウとは? わかりやすく解説

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クソエンドウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 14:05 UTC 版)

クソエンドウ
クソエンドウの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids
(真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: クララ連 Sophoreae
: センダイハギ属 Thermopsis
: Archithermopsis
: クソエンドウ T. chinensis
学名
Thermopsis chinensis Benth. ex S.Moore
上を向く豆果

クソエンドウ(糞豌豆[1]、学名:Thermopsis chinensis[2])はマメ科センダイハギ属の多年生草本。鹿児島県絶滅危惧I類[3]

特徴

草丈20–60 cmで、3出複葉の柔らかい葉が互生する。各小葉は倒卵形から楕円形で全縁、長さ1–4 cm。托葉は小さく狭卵形から披針形で葉状にならない。和名は葉を揉んだ際に生じる独特の臭いや種子の臭いに由来するとされる。開花期は冬から春(1–4月)で、長さ1 cmほどで淡黄色の蝶形花が集まった総状花序を茎の先端につける。豆果は長さ10 cm、幅1 cmの帯状で上を向き、中に13–16個前後の種子が入る。同属のセンダイハギT. lupinoidesは高さ1 mに達し小葉は5–8.5 cmほど、托葉は長さ3–4 cmほどと大きく小葉に似た葉状を呈するなど各部が大型になるが、本種は花色が淡く托葉など各部分が小型である点でセンダイハギと異なる[4][5][6][7][1]

分布と生育環境

奄美大島~宮古島、小浜島[8]、与那国島[7]、台湾、中国南部(浙江、江蘇、陝西各省)[4]。土砂が堆積した隆起サンゴ礁海岸の岩場や荒れ地、草地に生育する[6][1]。同属のセンダイハギは北日本(富山・茨城以北で主に仙台以北)、中国東北部、ロシア極東地方、北米の海岸に分布する[4][6]

脚注

参考文献

外部リンク




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