オールスパイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 23:38 UTC 版)
オールスパイス | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Pimenta dioica (L.) Merr. (1947) [2] |
オールスパイスは現在でも中南米が産地であり、果実を未熟なうちに収穫し乾燥させて作られる。普通はパウダーで使われることが多いが、ピクルス液などではホールでも使われる。一般には食卓用というより調理中に使われる事が多い。クローブやシナモンと同じくオイゲノールが主成分のため、似た傾向のスパイシーな味と香りを持つ。トマトとの相性がよく、ハンバーグやソーセージなどの肉料理、ピクルスやソースに用いられる。甘い料理やデザート、果実にも向いている。また、上記のシナモン・クローブ・ナツメグと併用すると香りが調和しマイルドになる[4]。
オールスパイスは、生か加熱調理後かにかかわらずα-アミラーゼおよびα-グルコシダーゼに顕著な阻害作用を示し、糖尿病予防に利用できる可能性が示唆されている[5]。
関連項目
- バニラ - 同じくコロンブスによって持ち帰られた香辛料。
- ^ a b 米倉浩司『高等植物分類表』(重版)北隆館、2010年。ISBN 978-4-8326-0838-2。
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pimenta dioica (L.) Merr.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年8月18日閲覧。
- ^ ハーブ・スパイスの事典編集部『ハーブ・スパイスの事典』、成美堂出版、2013年、p25
- ^ 青山スパイスクラブ『かんたんスパイス40』、同文書院、1996年、p12-13
- ^ 市販香辛料のα-アミラーゼ活性およびα-グルコシダーゼ活性に及ぼす影響、三浦 理代、五明 紀春、日本食品科学工学会誌、Vol.43 (1996) No.2 p157-163
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