胃石とは? わかりやすく解説

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い‐せき〔ヰ‐〕【胃石】

読み方:いせき

ザリガニ胃の中にある、白色円盤形の炭酸カルシウムの塊。脱皮2、3日で体内吸収され外骨格形成用いられる古くオクリカンキリとよび、眼病として用いられた。アカテガニ・ベンケイガニなどにもある。


胃石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 02:17 UTC 版)

胃石(いせき、: gastrolith)は、動物が消化管内に持つ石である。英語での語源は、ギリシア語gastro-(胃)と lithos(石)。 正常な生理の範疇でない、消化器内に結石を生じる疾患(ベゾアール)も胃石と呼ばれる。


  1. ^ a b エジプトのワニのミイラ:胃石”. 日経ナショナルジオグラフィック社 (2010年4月30日). 2021年5月4日閲覧。
  2. ^ a b c みず (2019年10月10日). “解剖医に聞いてみた。胃から大量の硬貨が出てきたワニの死因”. Radi Chubu. CBCラジオ. 2021年5月4日閲覧。
  3. ^ a b おなかに石を飲みこんでいた恐竜がいたってホント?”. 福井県立恐竜博物館. 2021年5月4日閲覧。
  4. ^ フクイティタン・ニッポネンシス”. 福井県立恐竜博物館. 2021年5月4日閲覧。
  5. ^ a b 2007年度 第三次恐竜化石調査産出化石報告”. 福井県立恐竜博物館 (2008年). 2021年5月4日閲覧。
  6. ^ 小畠郁生、長谷川善和、鈴木直「白亜系双葉層群より首長竜の発見」『地質学雑誌』第76巻第3号、日本地質学会、1970年、 161-164頁、 doi:10.5575/geosoc.76.161
  7. ^ エラスモサウルス(Elasmosaurus sp.)”. 三重県総合博物館. 2021年5月4日閲覧。
  8. ^ a b 守隆夫. “胃石”. 日本大百科全書(ニッポニカ)(コトバンク). 2019年5月26日閲覧。
  9. ^ a b 川井唯史 (2009), ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ, 岩波科学ライブラリー 162, 岩波書店, ISBN 978-4-00-029562-8 
  10. ^ a b “胃石”, 大辞泉, Yahoo!辞書, http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%83%83%E7%9F%B3&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=00889400 


「胃石」の続きの解説一覧

胃石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 05:48 UTC 版)

竜脚下目」の記事における「胃石」の解説

竜脚類消化プロセスは、かつて胃石によるところが大きいと推測されてきた。しかし現在では諸々証拠から、今なお一部竜脚類が胃石を活用していた事実はあるものの、これまでの胃石偏重的な考え方否定されつつある。ちなみに胃石自体は、数多く獣脚類(タルボサウルスシノルニトミムス)や角竜プシッタコサウルス確認されており、恐竜という種族において非常にポピュラーな物だったようだ

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「胃石」を含む「竜脚下目」の記事については、「竜脚下目」の概要を参照ください。


胃石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/13 14:57 UTC 版)

ケダロサウルス」の記事における「胃石」の解説

2001年Frank SandersKim Manley、ケネス・カーペンターen) によりケダロサウルス標本とともに発見され115個の砕屑物に関する研究発表された。これらの砕屑物はシーダーマウンテン累層では初め発見された「in situ」状態の胃石である。部分的に基質支持の状態であり、砕屑物同士砕屑岩化石の間での多数接触がある状態にあった。狭い空間に纏まっていたことと、堆積時にまだ軟組織存在していたことを示す部分的な基質支持と縁の配向からこれらの砕屑物は胃石であると識別された。表面反射率が高いことも他の恐竜の胃石と一致している色は一般的な鈍い色で、色が竜脚類のものかどうか決定する要因とはならないことを示す 。3個ほどの例外除いて、ケダルサウルスの胃石は0.06 mの隙間まとまって見つかった。この空間腸の場所にあたる 。発掘地は1辺11 mの立方体範囲であるが、この範囲内では他の砕屑岩発見されなかった 。胃石がまとまっていたのは発掘地の中で単一の深いポケットの中にあったためだと考えられる骨格の姿勢から死体は胃を下にして倒れてたようだ発掘された胃石は総重量kg総容2703 cc、総表面積4410 cm2であった115個のうちの主要な67個は10 cc未満であった個々砕屑物容積は0.04 ccから270 ccであった 。最も小さ砕屑物重量1 g、最も重いものは715であった大部分の胃石は小さめで、球形近づく傾向があり、最大標本が最もでこぼこした形だった。形状43%が扁球形、34%が回転楕円体形、16%が長球形、7%が楕円体であった最大級の胃石が全体表面積大部分占めでこぼこした形状のものが最大サイズであることから、偶然飲み込まれたものとは考えにくい。ケダロサウルスは胃石としてより効果的なでこぼこした砕屑物を見つけて飲み込んだか、もしくは形状による選択はなかったのだろう 。胃石に含まれる砕屑物チャート砂岩シルト岩珪岩構成されていた 。チャートには化石含まれてるものもあった砂岩壊れやすい傾向があり、収集過程壊れたものもある。全体62%がチャート31%が砂岩シルト岩、7%が珪岩であった一般的に他のタイプ砕屑物から胃石を見分けるのに使われる石鹸のような手触りの胃石は存在せず手触りで胃石を識別するのは信頼できないとして却下された。胃石の色は黒、ダークブラウン、赤紫灰青変化富んでいるが、総じて鈍い色である。反射率50%以上で胃石を見分ける上で非常に有効である 。海岸浜辺砕屑物反射率通常35%未満である。浜辺砕屑物反射率50%から80%のに達するものは全体10%満たない。最も反射率の高い胃石はチャート構成されていた。いくつかの胃石は反射率測定妨げるような金属コーティング生じていた、おそらく赤鉄鉱よるものだろう。動きにくい砕屑物周囲での支持泥岩拡張収縮によってコーティングには平行な擦り傷がつく 。金属コーティングはおそらく化石周り鉄分多く含む泥岩由来するものであろう砂岩の胃石は堆積後に周囲化学環境によりセメント失われてもろくなってしまった可能性がある。もしケダロサウルス生きていたときからもろかったら、消化管の中でごちゃごちゃになってしまっていただろう。もし、もっと頑丈であったなら、ボールミル機構として役立っていただろう。最大級砕屑物体積あたりの表面積が最も大きいという結果磨り潰しモデル支持する

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