化石の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 00:08 UTC 版)
古生物遺体(遺骸)としての化石は、生物学上の分類にしたがって動物化石、植物化石などのように分類されるが、上述のように遺骸か遺跡か、また遺存の状況や程度によっても分類が可能である。表にまとめると以下のようになるが、あくまでもこれは代表的でわかりやすい事例を掲げたにすぎない。 分類遺体(遺骸)遺跡(生痕化石)実体のあるもの(軟質部ものこるもの) バージェス動物群、エディアカラ生物群、澄江動物群 バージェス動物群、エディアカラ生物群、澄江生物群 実体のあるもの 貝殻、骨、角、歯、琥珀にふくまれる昆虫など、炭化植物 巣穴、はい跡、足跡、胃石、病気 岩石や鉱物で置換されたもの 貝殻、骨、木の幹 食物、糞、卵 岩石にのこされた印象 貝殻、木の葉 食性、死、交尾 変形・変質したもの 石油、天然ガス、石炭、炭化木 リン、琥珀
※この「化石の分類」の解説は、「化石」の解説の一部です。
「化石の分類」を含む「化石」の記事については、「化石」の概要を参照ください。
- 化石の分類のページへのリンク