化石の産地と産状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 08:24 UTC 版)
「フクイベナートル」の記事における「化石の産地と産状」の解説
本種のホロタイプ(正基準標本)である FPDM-V8461 は、福井県勝山市北谷町にある発掘現場から発見された。化石が産出した地層は手取層群赤岩亜層群北谷層(英語版)に属し、露頭の時代は白亜紀前期のバレミアンからアプチアンとされている。この地層からは、放射性同位体年代測定で約1億2700万年から約1億1500万年前の年代が得られている。模式標本は部分的な骨格と頭骨からなる。骨格は日本から発見された恐竜化石の中では最も保存状態が良い。化石は160個もの骨と骨の断片からなり、関節が繋がった状態では発見されなかった。これらの化石はすべて50センチメートル四方の狭い範囲から発見された。
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