エディアカラ生物群
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エディアカラ生物群(エディアカラせいぶつぐん、Ediacara fauna)またはエディアカラ動物群(エディアカラどうぶつぐん)または、エディアカラ化石群(エディアカラかせきぐん)は、オーストラリア、アデレードの北方にあるエディアカラの丘陵で大量に発見される生物の化石群を指す。1946年にオーストラリアの地質学者レッグ・スプリッグにより発見された。肉眼で確認できる生物化石が多量に出るものとしてはもっとも古い時代のものであり、先カンブリア時代[注釈 1]の生物相を示すものとして数少ないものである。海藻やクラゲのような生物がたくさんいたと考えられている。
注釈
- ^ 原生代の末期にあたり、ヴェンド紀またはエディアカラ紀とも呼ばれる。
- ^ それらのほとんどは円盤形のもので、彼はクラゲ型生物と呼び、他のものはミミズ型虫や節足動物に似ており、分類不能のものもあった。(鎮西清高訳『世界の化石遺産 -化石生態系の進化-』 朝倉書店 2009年 11ページ)
- ^ ロシアの白海沿岸、ニューファウンドランド、カナダ北西部、ノースカロライナ、ウクライナ、中国など、どこでもおよそ6億7000万年前から最前期カンブリア紀(5億4000万年前)までに現れる。
出典
- 1 エディアカラ生物群とは
- 2 エディアカラ生物群の概要
- 3 概要
- 4 脚注
- エディアカラ生物群のページへのリンク