エディアカラ生物群とは? わかりやすく解説

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エディアカラ生物群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 20:11 UTC 版)

エディアカラ生物群(エディアカラせいぶつぐん、Ediacara fauna)またはエディアカラ動物群(エディアカラどうぶつぐん)または、エディアカラ化石群(エディアカラかせきぐん)は、オーストラリアアデレードの北方にあるエディアカラの丘陵で大量に発見される生物化石群を指す。1946年にオーストラリアの地質学者レッグ・スプリッグにより発見された。肉眼で確認できる生物化石が多量に出るものとしてはもっとも古い時代のものであり、先カンブリア時代[注釈 1]の生物相を示すものとして数少ないものである。海藻やクラゲのような生物がたくさんいたと考えられている。


注釈

  1. ^ 原生代の末期にあたり、ヴェンド紀またはエディアカラ紀とも呼ばれる。
  2. ^ それらのほとんどは円盤形のもので、彼はクラゲ型生物と呼び、他のものはミミズ型虫や節足動物に似ており、分類不能のものもあった。(鎮西清高訳『世界の化石遺産 -化石生態系の進化-』 朝倉書店 2009年 11ページ)
  3. ^ ロシアの白海沿岸、ニューファウンドランド、カナダ北西部、ノースカロライナ、ウクライナ、中国など、どこでもおよそ6億7000万年前から最前期カンブリア紀(5億4000万年前)までに現れる。

出典

  1. ^ Ancient life and moving fluids(Brandt M. Gibson:2020)
  2. ^ ここまでこの項は大森(2000)、p.110 - 114
  3. ^ 白山編、(2000)、p.53
  4. ^ 谷合稔著『たくさんの生命を育む地球のさまざまな謎を解き明かす! 「地球科学」入門」』ソフトバンククリエイティブ 2012年 212ページ
  5. ^ 多細胞動物の出現”. 理科総合B 生命と地球環境. 岐阜大学教育学部 理科教育講座地学教室. 2009年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月7日閲覧。


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