エディアカラ生物群に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/14 07:14 UTC 版)
「レッグ・スプリッグ」の記事における「エディアカラ生物群に関して」の解説
エディアカラ生物群に興味を持ったのは大学の頃で、自分が発見した化石の地層が、古杯類の出た地層より下であったことから、それを先カンブリア時代のものと考え、それらが最古の化石であると考えた。しかし、指導に当たるモーソン教授はこれを認めず、卒業時にこれを発表した際には、「そんなことをいうのは頭がおかしい」とまで言われたという。しかし彼はこの化石群と彼の考える「最古の化石」にこだわり続け、機会があるごとに調査を続けた。 彼の研究で初めてまとまったものは1947年に発表されたが、この時には周囲への配慮からかその表題は「サウスオーストラリアのフリンダー山脈から産出したカンブリア紀初期(?)のクラゲ様化石」というものであった。しかし彼の報告は次第に多くの人に認められ、それが先カンブリア時代末期のものであるとの判断もまた認められるようになった。彼の名はエディアカラの動物(?)のひとつの名にスプリッギナとして残っている。これはアデレード大学のマルティン・グレッスナー教授が彼に献名したものである。
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