ミンチ・カツとは? わかりやすく解説

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ミンチカツ

大阪弁 訳語 解説
ミンチカツ メンチカツ 「ミンスミートカツレット」の転。肉をミンチ状にしたもの揚げるのでミンチカツ。東日本ではメンチカツいうらしいが、大阪はけんかを売る文句にもなりかねないので、必ず「ミンチと言いましょう海外から横浜持ち込まれたものを神戸輸入し西日本広まった


メンチカツ

(ミンチ・カツ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/01 16:01 UTC 版)

メンチカツ
メンチカツ
発祥地 日本
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メンチカツは、洋食の一種。豚肉牛肉挽肉タマネギみじん切り食塩コショウなどを混ぜて練り合わせ、小判型または球型に成形し、小麦粉溶き卵パン粉からなるをつけて油で揚げたカツ料理で、形状はコロッケに似る。油で揚げるか、フライパンで焼き上げる。

メンチと略されるが、大阪を中心とする地域ではミンチカツとも呼ばれる[1][2][注 1]

カツという名称ではあるが、外見や材料、調理法の類似からコロッケと混同され、同じ材料・製法による「メンチコロッケ」という料理も存在する。

起源

19世紀イギリスの料理本に「Minced Cutlets(ひき肉のカットレット)」のレシピが確認できる[3][4]

日本では、1887年明治20年)の陸軍の献立表に「メンチカツレツ」が見える[5]。レシピとしては1907年明治40年)の赤堀吉松・峰吉・菊子『洋食五百種』に「ミンチカツレツ」が掲載されている[6]

また1909年明治42年)の佐藤緑葉『新食道楽』に「普通洋食店に出来ます料理」の一つとして「ミンチカツレツ」が挙げられ[7]1912年明治45年)の山田美妙大辞典』には「めんちかつれつ」が採録されており[8]、当時の普及が窺える。

一方、銀座の洋食店「煉瓦亭」は、明治32年ごろに店主が考案した「ミンツ・ミート・カツ(minced meat cutlet)」が起源だと主張している[9][10]。関東から関西に伝わった料理とされており[9]昭和初期に神戸市湊川の純神戸肉三ッ輪屋精肉店(明治34年創業、現三ツ輪屋総本店)の二代目の水野三次が、東京の洋食店の「肉の練り物」(ミートボールのこと)をヒントに命名したともされる。

食べ方

ウスターソース等を付加して食べることが多い。サンドイッチハンバーガー[11] の具とされることもある。一般にメンチカツは庶民的な洋食のイメージがあるが、ブランド牛使用をアピールした品もある。軽食ともされるが、定食としてとともに提供される場合も多い。

ご当地グルメ

日本各地で、メンチカツがご当地グルメとして町おこしに活用されることがあり

など多数存在する。

名称

「ミンチカツ」と書かれた看板。大阪市中央区にて。

語源については諸説ある。

  • minced meat(挽き肉)cutlet(フランス語の côtelette コートレットが語源)を合成した和製英語「ミンスミートカツレツ」が成立し、のちに省略される過程で「ミンス」が「メンチ」に転じ、「メンチカツ」となったという説[12]
  • 昭和初期に三ッ輪屋精肉店がこの料理を考案した際に「ミンチカツ」と命名したとする説

近畿地方で「メンチカツ」という呼称が使われない背景については

  • 近畿方言に「メンチを切る」(睨みつけるの意)という表現があることから、同音衝突を避けたとする説[13]
  • 西日本では、挽き肉をミンチ肉あるいはミンチと呼ぶことが東日本よりも多いため、ミンチで作るカツからそのまま「ミンチカツ」と呼ばれるようになった[13]

などがある。

脚注

注釈
  1. ^ 広辞苑』や『大辞林』など多くの辞書が見出し語に挙げているのは「ミンチカツ」ではなく「メンチカツ」。#名称を参照。
出典
  1. ^ 黒崎良昭. “方言大学/第二回「ミンチカツ」と「メンチカツ」”. ジャストシステム. 2003年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月28日閲覧。
  2. ^ 第二回 ハンバーグ”. ニッポンの洋食新発見。. ブルドックソース. 2007年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月30日閲覧。
  3. ^ (英語) Indian Cookery “local” for Young Housekeepers. The Imperial Press. (1887). https://archive.org/details/1indiancookery-1887/2IndianCookery1883/page/n77/mode/2up 
  4. ^ (英語) The Acocks Green and Solihull Journal. Allday Limited. (1899). https://www.google.co.jp/books/edition/The_Acocks_Green_and_Solihull_Journal/hdlApF7KH-EC?hl=ja&gbpv=1&dq=%22minced%20cutlets%22&pg=PA119&printsec=frontcover 
  5. ^ 医事新聞』医事新聞社、1887年https://dl.ndl.go.jp/pid/1533331/1/13 
  6. ^ 家庭応用 洋食五百種』新橋書店、1907年https://dl.ndl.go.jp/pid/849146/1/36 
  7. ^ 新食道楽』明治堂、1909年https://dl.ndl.go.jp/pid/886828/1/32 
  8. ^ 大辞典 下』嵩山堂、1909年https://dl.ndl.go.jp/pid/863254/1/1034 
  9. ^ a b “テレビで噂の揚げ物ブームは本当!? 東京メンチVS大分唐揚げの行列を検証する(前編)”. 日経BP. (2010年7月5日). p. 2. オリジナルの2010年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100716003436/trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100625/1032207/?ST=life&P=2 2023年10月3日閲覧。 
  10. ^ この差ってなんですか?|TBSテレビ”. 2026年4月2日閲覧。
  11. ^ モスバーガー地域・期間限定発売 - 宮崎県産霧島黒豚メンチカツバーガー”. モスフードサービス (2008年1月10日). 2023年9月30日閲覧。
  12. ^ 大阪食のタブー集・マナー集・常識集”. OSAKA-INFO 大阪観光情報. 大阪市. 2013年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月閲覧。 エラー: 閲覧日は年・月・日のすべてを記入してください。(説明
  13. ^ a b “メンチカツ?ミンチカツ?”. NHK. (2010年5月11日). オリジナルの2015年5月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150510224345/www.nhk.or.jp/kininaru-blog/55108.html 2013年2月6日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、メンチカツに関するカテゴリがあります。



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