ミンダナオキイチゴシジミとは? わかりやすく解説

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ミンダナオキイチゴシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 18:07 UTC 版)

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ミンダナオキイチゴシジミ
ミンダナオキイチゴシジミのオス(上)とメス(下)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目Lepidoptera
: シジミチョウ科Lycaenidae
: キイチゴシジミ属 Sinthusa
: ミンダナオキイチゴシジミ    

Sinthusa mindanensis

学名
Sinthusa mindanensis
H. Hayashi, Schroeder & Treadaway 1978
和名
ミンダナオキイチゴシジミ

ミンダナオキイチゴシジミSinthusa mindanensis) は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シジミチョウ科に分類されるチョウの一種。フィリピン固有種。ホンコンで本属の一種が幼虫時代にキイチゴ類を食草としているところから、属名にキイチゴシジミの和名が用いられている。本属はインド北部からスンダランド、フィリピン、スラウェシに分布し、13種が知られている。フィリピンには6種が分布し本種を含む4種がフィリピン固有種である。

分布

レイテミンダナオで見られる。

形態

前翅長は約11-12mm。レイテ島とミンダナオ島で分布が重なるステファニーキイチゴシジミ (S. stephaniae)とよく似ているので、同定には注意を要する。オス、メスとも翅裏の斑紋の相違とオスの翅表・前翅前縁に青色鱗が出現するのが本種で、青色鱗を欠くのがステファニーキイチゴシジミ である。

生態

山岳地域で年数回発生しているものと思われる。

参考文献

  • Hayashi, Hisakazu, Schroeder Heinz & Treadaway Colin, 1978: New spcies of Rapala and Sinthusa from Mindanao (Lepidoptera: Lycaenidae): . Tyô to Ga 29 (4): 215-219. [1]
  • 林 寿一, 1984. 東南アジアのシジミチョウ Ⅱ :iii, 105pp., 14pls. ニューサイエンス社, 東京. ISBN 4-8216-0109-5
  • Treadaway, C. G., 1995. Checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera) Nachr. entomol. Apollo Suppl.14: 7-118.
  • Schroeder, Heinz & Treadaway, Colin G., 2012: Revised checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptra: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 20: 1-64.



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