mesosphereとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > mesosphereの意味・解説 

メソスフェア【mesosphere】


メソスフェア

(mesosphere から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/25 02:27 UTC 版)

1.地殻、2.マントル、3a.外核、3b.内核
4.リソスフェア、5.アセノスフェア。メソスフェアはマントルの下部。

メソスフェア: mesosphere)は、地球の内部の層の一つ。

概要

マントル下部の層を指す。力学的性質に基づく分類であり、アセノスフェア外核との間に位置する。深度300kmから2900kmを指すが、場合によっては、アセノスフェアの下限を深度660kmにとる場合もあり、これ以深をメソスフェアと呼ぶこともある。アセノスフェアと化学組成は同じである。高温・高圧で高い剛性を持つ層であり、メソスフェアの上部に位置するアセノスフェアのような流動性の振る舞いはほとんどない。

温度分布の偏りやマントル物質の運動と関連付け、スーパープリュームホットスポット、スタグナントスラブの研究が行われている。詳しくはプルームテクトニクスを参照のこと。理論の元となる温度分布の観測手法には地震波トモグラフィーなどがある。

リソスフェアは岩圏もしくは岩石圏、アセノスフェアは岩流圏と呼ばれているが、メソスフェアに対応する共通の日本語は存在しない。

関連項目

参考文献

外部リンク


中間圏

(mesosphere から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 13:32 UTC 版)

地球の大気の鉛直構造
宇宙空間
約10,000 km
外気圏
800 km
熱圏
電離層
 (カーマン・ライン) (100 km)
80 km
中間圏
50 km
成層圏
オゾン層
11 km
対流圏 自由大気
1 km
境界層
0 km
※高度は中緯度の平均 /

中間圏(ちゅうかんけん、: mesosphere)は、地球大気の層の一つ。

概要

大気の鉛直構造において下から3番目(高度50kmから約80km)、成層圏熱圏の間に位置する[1]。成層圏との境界を成層圏界面、熱圏との境界を中間圏界面という[1]日本語からも分かるが、英語の"meso"とは、ギリシャ語の「中間、中央」などといった意味からきている。

中間圏の特徴

中間圏の下、成層圏では気温が高度とともに増加するのに対して、中間圏では対流圏と同じように高度(気圧)に比例して気温が減少する[1]。成層圏界面ではオゾン濃度が高いためにオゾンが紫外線を吸収して平均約-2.5℃、高いときには0℃前後あるのが、高度とともにオゾン濃度が減少し、中間圏界面では平均約-92.5℃の低温である。したがって中間圏界面付近は通常、大気の鉛直構造の内、一番低温な部分となっている。こう見ると中間圏でも対流圏のような対流が起こるのではないかと思う向きもあろうが、中間圏における平均的な気温減率は対流圏よりも小さく、対流は多少見られても比較的安定な状態が多く高気圧低気圧の発生は見られない。中間圏では大気密度が非常に低いために、この付近での熱構造は主に酸素分子が太陽からの紫外線を吸収し、大気を加熱することと、二酸化炭素赤外線を放射することによる冷却の両者のつりあいによって決定している。

中間圏では冬よりも夏の方が温度が低い状態にある。これは冬季に大気下層からの熱が大規模波動によって活発に輸送されるためである。したがって、夏季には中間圏界面では-100℃以下になるので、夜光雲という特殊な薄い雲が観測されることもある。中間圏界面付近から上では大気に含まれる原子分子太陽からの紫外線によって電離自由電子が増加する。このような大気が電離している層を電離層といい、この最下層にあたるD層は中間圏界面付近に位置し中間圏上層は電子密度が比較的多い状態となっている。

中間圏において高・低気圧の発生はないと、前に述べたが、中間圏では大気密度が非常に小さいことから、下層からプラネタリー波などの長周期波動が上方伝播した際、擾乱の振幅が相対的に大きくなる。こうした波動現象により、振幅が極端に大きい場所では力学的に不安定になっている部分もある。また、この波動現象は付近の大気大循環に大きな影響を与えていると見られる。

また規模が大きい噴火が起きた場合、火山噴出物が中間圏にまで入り込む[注釈 1]ことが知られている(2022年のフンガ・トンガ噴火など)。かつてソ連が行ったツァーリ・ボンバによる核実験では、キノコ雲が高度60kmの中間圏にまで達した。

関連するSF映画

SF映画『サイレント・ワールド2011 地球氷結』(Arctic Blast、2010年)は、人類の活動によりオゾン層に空いた裂け目から中間圏の冷気がオーストラリア周辺に吹き下ろし、人々が一瞬で凍死したり、航空機が墜落したりするパニックを扱っている[2]

脚注

注釈

  1. ^ その一例が、フィリピンピナトゥボ山の噴火である。大気のてっぺんの名前は?” (pdf). 名古屋大学太陽地球環境研究所. 2019年6月19日閲覧。

出典

関連項目



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「mesosphere」の関連用語

mesosphereのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



mesosphereのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメソスフェア (改訂履歴)、中間圏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS