iPad mini (第5世代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 09:26 UTC 版)
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別名 |
iPad mini 5 iPad mini (2019) |
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開発元 | Apple |
製造元 | Foxconn |
姉妹機種 | iPad |
種別 | タブレット型コンピュータ |
世代 | 第5世代 |
発売日 | 2019年3月18日 |
OS | iOS 12.2(初期搭載)→iPadOS 18.4 |
SoC | Apple A12 Bionic 64ビットアーキテクチャ |
CPU | 2.49 GHz 6コア (2x high performance Vortex + 4x high efficiency Tempest) |
メモリ | 3 GB LPDDR4X RAM |
ストレージ |
フラッシュメモリ 64 & 256 GB |
ディスプレイ |
7.9インチ (200 mm) 4:3 アスペクト比 画面解像度: QXGA (2048x1536 px) (326 ppi), 4:3 アスペクト比, LEDバックライト IPS LCD display |
グラフィック | 4コア |
サイズ |
203.2 mm (h) 134.8 mm (w) 6.1 mm (d) |
重量 | 300.5g(Wi-Fiモデル), 308.2g(Cellularモデル) |
前世代ハード | iPad mini 4 |
次世代ハード | iPad mini (第6世代) |
関連商品 | iPad, iPad Air, iPad Pro, iPhone, |
ウェブサイト |
apple |
iPad mini (アイパッド ミニ)5は、Appleが開発、販売したタブレット型コンピュータである[1][2]。2019年3月18日にiPad Air (第3世代)とともにプレスリリースされ[3]、ライブ公開イベント無しで発表された初のminiシリーズでもある。同日に前世代のiPad mini 4の販売も終了した[4]。
概要
6コア(高性能2コア+高効率4コア)を有するApple A12チップを搭載しているため先代より処理速度が66%上昇しており、iPhone XRと同様の3GBのLPDDR4Xメモリを内蔵している[5]。
ディスプレイはアップグレードした7.9インチのRetinaディスプレイと、iPhone 8以降に引き続いて、環境に応じて明るさを自動調節するTrueToneディスプレイを採用している[6]。ただし、12.9インチiPad Pro (第2世代)以降のiPad Proが搭載しているProMotionディスプレイは非対応である。
フロントカメラはiPhone 7以来の7MP(1080p)を搭載する一方、リアカメラはiPad Air 2以来の8MP(1080p)とやや古いため、4K解像度での録画などはできない[7]が、シリーズとしては初めてLive Photosの撮影に対応した。
また、Bluetooth 5.0とminiシリーズとしては初めてApple Pencil(第1世代)に対応した。充電には前年発売の12.9インチiPad Pro (第3世代)や11インチiPad Pro (第1世代)で採用されたUSB Type-C端子でなく、Lightning端子を採用。同じくホームボタンとイヤホン端子もiPad mini 4から引き続き採用している。全体のサイズはiPad mini 4と同じであり、ベゼルレスデザインを採用しなかったため、外見もiPad mini 4に非常によく似ている。そのため、液晶保護フィルムやSmart CoverはiPad mini 4から流用できるが、微妙にカメラや音量ボタン配置が変わっているので、iPad mini 4用の背面を包むケースは流用できない[8]。また、マイクの位置がiPad mini 4はリアカメラの横にあったが、本モデルは本体上部に移動している。筐体デザインで大きく異なる部分がダイヤモンドカットの加工方法がiPad mini 4では光沢のある加工だったが、本モデルでは光沢がなくなっている。
Apple A12 Bionicを採用している点やTrue Toneディスプレイを採用している点など、同時期に発売されていたiPad (無印)シリーズのiPad (第6世代)のmini版というより、Smart Keyboardには対応していないが、同時発売のiPad Air (第3世代)のmini版といった位置づけである。
iPadモデルの変遷
(横スクロールできる画像です)

出典
- ^ Clover, Juli (2019年3月29日). “Hands-On With Apple's New iPad Air 3 and iPad Mini 5”. MacRumors. 2019年4月5日閲覧。
- ^ https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/ipad/ipad-mini-5
- ^ “All-new iPad Air and iPad mini deliver dramatic power and capability” (英語). Apple, Inc. (2019年3月18日). 2019年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月19日閲覧。
- ^ “iPad” (英語). Apple. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “iPad Mini 5 Teardown” (英語). iFixit (2019年4月2日). 2019年4月2日閲覧。
- ^ Seifert, Dan (2016年3月21日). “New iPad Pro announced: $599, 9.7-inch display, weighs less than one pound” (英語). The Verge. 2016年8月14日閲覧。
- ^ “iPad mini - Technical Specifications” (英語). Apple. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “新型iPad mini(第5世代,2019)にiPad mini4のケースやフィルムは使える?新旧モデル互換性について”
外部リンク
先代 iPad mini 4 |
iPad mini 第5世代 |
次代 iPad mini (第6世代) |
「iPad mini (第5世代)」の例文・使い方・用例・文例
- アップルのiPadが発表される
- 1月27日,アップル社はサンフランシスコでの記者会見で新しいタブレット型コンピュータ「iPad(アイパッド)」を発表した。
- iPadは厚さが約1.3センチ,重さが約680グラムだ。
- ユーザーはタッチパネルでiPadを簡単に操作することができ,インターネットや写真,ビデオ,音楽,ゲームを楽しんだり,電子メールを送ったりできる。
- アップルはまた,iPadで電子書籍を買って読むことができるようになる新しいアプリケーション「iBooks(アイブックス)」も発表した。
- iPadは3月下旬に世界中で発売される。
- アップルの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏は記者会見で,「iPadは我々の最も進んだ技術を反映した魔法のようで革新的な機器であり,驚きの価格で提供されます。」と語った。
- iPadが日本の電子書籍市場を活性化へ
- 5月28日,アップルのiPad(アイパッド)が日本,英国,オーストラリアなど9か国で発売された。
- アップルによると,iPadは4月3日の米国での発売から60日間で200万台以上が売れた。
- iPadの特徴の1つはその電子書籍リーダー機能だ。
- 米国では,iPadとアマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」が電子書籍市場を活気づけている。
- 同社はまた,iPad向けにキンドルのアプリケーションを無償提供し始めた。
- iPadの大型画面は雑誌や漫画を表示するのに適していることから,日本の一部ファッション誌はiPad版の制作を開始した。
- iPadの発売によって日本の電子書籍市場が活性化しそうだ。
- iPad(アイパッド)
- アップル社のiPadは5月の発売後すぐにタブレット型コンピュータ市場を独占した。
- iPadは持ち運べて,どこでも使える。
- ユーザーはiPadで電子書籍を読むことができるため,iPadは電子書籍市場を活性化させている。
- タッチパネル式携帯電話「iPhone」とタブレット型コンピュータ「iPad」はともにヒット商品となった。
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