WE_ARE_THE_CHAMP_〜THE_NAME_OF_THE_GAME〜とは? わかりやすく解説

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WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 16:59 UTC 版)

「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」
THE WAVESシングル
B面 THE NAME OF THE GAME(オリジナル・バージョン)(歌:THE FANS)
リリース
規格 8センチCD
ジャンル ポップス
レーベル ポニーキャニオン
作詞 DEJA
DAIL SANDERS(ラップ詞)
作曲 ARMATH
チャート最高順位
THE WAVES シングル 年表
WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜
(1993年)
CORAGGIO!NIPPON
1994年
試聴
WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜 - YouTube
(ポニーキャニオン提供のYouTubeアートトラック)
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「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」
SAY・S and J.Worldシングル
初出アルバム『Myこれ!クション SAY'S best』
リリース
規格 8センチCD
ジャンル ポップス
レーベル ポニーキャニオン
作詞 ARMATH(Deja)
作曲 ARMATH
チャート最高順位
SAY・S and J.World シングル 年表
曇りのち晴れ
(1993年)
WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜
(1993年)
HAPPY ROAD
1994年
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WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜(ウィー・アー・ザ・チャンプ 〜ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム〜)は、1993年に発表された楽曲である。

概要

原曲はTHE FANSの「Olé, Olé, OléTHE NAME OF THE GAME)」(作曲:Armath)。「ANDERLECHT CHAMPION」(という別題もある。

日本サッカー協会公認'93日本代表オフィシャル応援歌として、また同年に開幕したJリーグでは、フジテレビの中継イメージソングにも採用された。

THE WAVES(無名のスタジオ・ミュージシャンらによるユニット[4])とSAY・Sの競作という形でそれぞれポニーキャニオンからシングルリリースされた。Jリーグブームの流れに乗って大ヒットし、出荷枚数はTHE WAVESとSAY・Sのものを合わせて120万枚を記録した。なお、Jリーグの公式テーマソングはこの曲ではなく、春畑道哉の「J'S THEME」である。

「日本でもっとも知られているサッカー応援歌」とも言われる[5]。1993年当時、テレビ番組などにおけるサッカーに関する場面では必ずと言っていいほど流れていた。

楽曲の使用

Jリーグ発足前に、ロッテオリオンズの応援団が演奏していたことがある。

1993年にはとしまえん[6]2010年にはソフトバンクCMにも使用された。

1993年6月、第40回衆議院議員総選挙の執行に際して、日本新党山梨県支部の立候補者が本曲を選挙カーで流していたところ、ポニーキャニオンが楽曲の使用中止を求めた。同支部は本曲の使用をとりやめた[7]

スーパー戦隊シリーズの『忍者戦隊カクレンジャー』では第21話で妖怪サルガミを騙すシーンでこの曲が使用されている。また、同じく39話ではセイカイ/ニンジャイエローが妖怪ノッペラボウに「俺~、俺はここだ~!」と替え歌で挑発していた。

1996年には友栄のアーケードゲーム「エアーサッカー」のBGMに使用された(JASRAC許諾済み)[8]

また、ハドソンから発売されていたゲームソフト「桃太郎電鉄シリーズ」に使われていた「Sリーグ応援歌」という曲には、本曲のイントロが使われている。

原曲

メディア外部リンク
音楽・音声
グラン・ジョジョ「Anderlecht Champion」(フランス語版) - YouTube
グラン・ジョジョ「Anderlecht Champion」(オランダ語版) - YouTube
トニー・マーシャル「Wir sind die Champions olé, olé, olé」 - YouTube
THE FANS「THE NAME OF THE GAME」 - YouTube
映像
Fuga lui Ceauşescu din 22 decembrie 1989 - YouTube
ルーマニア革命時に撮影された映像(ルーマニア・テレビ

元のメロディはメキシコ発祥とされ、南米をはじめとするスペイン語圏でサッカーをはじめとする様々なスポーツの応援メロディとして一般的に知られている。元々は闘牛観戦において19世紀より用いられていた[9]。アルゼンチンでは、観客が「オレオレオレ」の後の2節目のメロディで応援する選手の名前を連呼しながら歌う。

初のレコードは1985年にベルギーのサッカーリーグの応援歌として、アーティスト「グラン・ジョジョ」(Grand Jojo) によってフランス語フラマン語オランダ語のベルギー方言)で「Anderlecht Champion」の題で録音された。翌1986年にはドイツ人歌手トニー・マーシャルによってドイツ語でも「Wir sind die Champions olé, olé, olé」の題で録音されている。

ルーマニア革命ニコラエ・チャウシェスクが失脚した時には、市民がこのメロディに乗せて「オレオレオレ、チャウシェスクはもういない」と合唱した。

この曲は、日本だけで総計300万枚以上を売り上げており、世界50か国以上でカバーされている[10]ブルース・スプリングスティーンローリング・ストーンズのコンサートで観客がこのメロディに乗せて「オレオレオレ」と歌った映像も存在する[10]ベルリンの壁崩壊の際にも「オレオレオレ」が聞かれた[10]

カバー

オーレ!チャンプ

「オーレ!チャンプ」
NAKAZY、ガチャピンムック、世田谷ジュニア合唱団シングル
B面 なっとうをおいしくたべるには(歌:永井寛孝とおっ、ぺれった)
リリース
規格 8センチCD
ジャンル ポップス
レーベル ポニーキャニオン
作詞・作曲 ARMATH(#1)
DEJA(#1)
作詞 新井紀子(#1,日本語詞)
永井寛孝(#2)
作曲 竹田えり(#2)
チャート最高順位
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ひらけ!ポンキッキ』にて、新井紀子の日本語詞により「オーレ!チャンプ」として歌われた(歌:NAKAZY、ガチャピン、ムック、世田谷ジュニア合唱団)。1993年4月28日にポニーキャニオンからシングル発売。CD売上は10万枚を超えた[12]。1993年7月〜8月のポンキッキファミリーコンサートでの『ひらけ!ポンキッキ』における子供の好きな曲の来場者アンケートでは支持率67%で、2位の「ヤッホー!しんかんせん」の27%を大きく引き離して1位となった[12]

「オーレ!チャンプ」は水木一郎、森の木児童合唱団(日本コロムビア版カバー。1993年7月1日発売『こどものうた オーレ!チャンプ』(規格品番:COCC-10895)などに収録)、石原慎一サンリオ版カバー。1994年5月21日発売『みんなでうたおう!こどものうた オーレ!チャンプ』に収録)によってカバーされている。

WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜

「WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜」
36年会シングル
B面 OLE OLE,THE SATOSHI TOMIIE INTERPRETATION
リリース
規格 12センチCD
ジャンル ポップス
レーベル ポニーキャニオン
作詞・作曲 Armath
作詞 Deja
プロデュース 小倉良
テンプレートを表示

2002年5月15日には36年会により「WE ARE THE CHAMP NIPPON〜OLEOLE 2002 VERSION〜」としてカバーされ、ポニーキャニオンからシングル発売された。カップリングはインストゥルメンタル版の「OLE OLE,THE SATOSHI TOMIIE INTERPRETATION」。

その他のカバー

1994年フォルテ・ミュージックエンタテインメント(販売:日本コロムビア)から発売されたオムニバス盤『燃えろ!スポーツ!歌ってスポーツ!・テレビ主題歌篇』(規格品番:FMCF-7031)にB-MEGA、森の木児童合唱団によるカバー版が収録された。

脚注

出典

  1. ^ WE ARE THE CHAMP | THE WAVES、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
  2. ^ WE ARE THE CHAMP | SAY・S、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
  3. ^ WE ARE THE CHAMP | SAY・S and J.World、ORICON NEWS - 2025年6月7日閲覧。
  4. ^ 読売新聞』1993年5月31日付東京夕刊、3頁。
  5. ^ オーレーオレオレオレーなど歴代サッカータイアップ曲一覧!、ORICON NEWS、2006年6月7日。
  6. ^ 「CMかたろぐ Vol.47 としまえん」『実業往来』1993年10月号、実業往来社、62頁。NDLJP:2245740/32
  7. ^ 「ニュース 衆議院選挙に向けて音楽の無断使用」『コピライト』1993年8月号、著作権情報センター、20頁。NDLJP:2696732/11
  8. ^ 『アミューズメント産業』1996年6月号、アミューズメント産業出版、50頁。NDLJP:2874271/30
  9. ^ "Desde el vestuario realista salían voces cantarinas de los jugadores que se apuntaban al clarnor popular: «Campeones hobe, hobe, hobe». Lo de hobe se puede traducir por el mejor en la lengua vasca"
  10. ^ a b c Mais qui est donc Jules Jean Vanobbergen ?、LE SOIR.be、2012年12月11日。(フランス語)
  11. ^ 『オリコンチャート・ブック:1968-1997』オリコン、1997年、231頁。ISBN 4-87131-041-8
  12. ^ a b 博報堂トレンド研究会『コンセプトノート 1994』PHP研究所、1994年、42頁。NDLJP:13068763/24

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