refrigerant
「refrigerant」の意味・「refrigerant」とは
「refrigerant」は、冷却剤や冷媒という意味を持つ英語の単語である。冷却装置や冷蔵庫、エアコンなどに使われる液体やガスのことを指す。これらの装置では、refrigerantが熱を吸収し、それを別の場所に移動させることで冷却効果を発揮する。「refrigerant」の発音・読み方
「refrigerant」の発音は、IPA表記では /ˌrɛfrɪdʒərənt/ となる。日本人が発音するカタカナ英語では「リフリジェラント」と読む。なお、この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「refrigerant」の定義を英語で解説
英語での「refrigerant」の定義は、「a substance used to provide cooling (as in a refrigerator)」である。これは、「冷却を提供するために使用される物質(冷蔵庫などで)」という意味になる。「refrigerant」の類語
「refrigerant」の類語としては、「coolant」が挙げられる。この単語も冷却剤や冷媒を指すが、特にエンジンや機械の冷却に使われる液体を指すことが多い。「refrigerant」に関連する用語・表現
「refrigerant」に関連する用語としては、「refrigeration cycle」がある。これは冷却サイクルを指し、refrigerantが熱を吸収し放出するプロセスを表す。また、「refrigerant leak」は冷媒漏れを指す表現で、冷却装置の故障やメンテナンスの際によく使われる。「refrigerant」の例文
以下に、「refrigerant」を用いた例文を10個示す。 1. The refrigerant in the air conditioner needs to be replaced.(エアコンの冷媒を交換する必要がある。)2. The refrigerator uses a type of refrigerant that is environmentally friendly.(その冷蔵庫は環境に優しい種類の冷媒を使用している。)
3. The car's coolant is a type of refrigerant.(車の冷却剤は一種の冷媒である。)
4. The refrigeration cycle involves the use of a refrigerant.(冷却サイクルは冷媒の使用を伴う。)
5. The refrigerant leak has caused the air conditioner to stop working.(冷媒の漏れがエアコンの停止を引き起こした。)
6. The refrigerant is circulated through the system to cool the room.(冷媒がシステムを通じて循環し、部屋を冷却する。)
7. The refrigerant absorbs heat from the environment.(冷媒は環境から熱を吸収する。)
8. The refrigerant is compressed in the compressor.(冷媒は圧縮機で圧縮される。)
9. The refrigerant changes from a liquid to a gas in the evaporator.(冷媒は蒸発器で液体からガスに変わる。)
10. The refrigerant releases heat to the outside air in the condenser.(冷媒はコンデンサーで外部の空気に熱を放出する。)
冷媒(カークーラー)
冷凍設備には適当な圧力で蒸発、凝縮する液体が使用され、この液体を冷媒と呼ぶ。冷媒には特定フロン、代替フロン、炭化水素(プロパンやブタンなど)、アンモニアなどがある。カークーラーの場合には(1)化学的に安定で不燃性であり、安全に使用できる(2)液体を凝縮させる圧力が大きくない(3)人体に対して無害である、などからCFC-12が広く使用されていたが、オゾン層に破壊的な影響をおよぼすことから使用の中止が合意され、1995年までに新車への使用は中止され、代替フロンであるHCFC-134aに変更された。しかしこの代替フロンはオゾン層の破壊には影響しないものの地球温暖化効果ガスであることが認められ、使用期間が限定されようとしている。
冷媒
れいばい 冷媒 refrigerant, primary fluid
冷媒
(Refrigerant から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 04:57 UTC 版)
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冷媒(れいばい、英: refrigerant)とは、冷凍サイクルにおいて熱を移動させるために用いられる熱媒体のことを言う。
概要
冷媒は熱交換を必要とする機器(例: 冷蔵庫、エア・コンディショナー)で循環する物質である。フルオロカーボンなどのいわゆるフロン類を指すことが多い。
冷媒に求められる性質
冷媒に求められる性質で、代表的なものは以下。
- 冷凍サイクルの温度で安定であること
- 冷凍サイクルの効率が良いこと
- (蒸気圧縮冷凍サイクルの場合)冷凍機油となじみがよいこと
- 人体に有害でないこと
- 爆発性の無いこと
- 地球温暖化係数の小さいこと
- オゾン破壊係数の小さいこと
- コストが経済性にかなう範囲であること
性質には一般的に相反するものも存在しており、すべてを充足する冷媒は今のところ存在しない。フロンはオゾン層破壊の原因となるとして、国際協定の「モントリオール議定書」により規制が広まり、代替フロンが急速に広まった。
冷媒番号
冷媒番号は、アメリカ冷凍空調学会(ASHRAE)のStandard 34で定められた、冷媒の種類を表す番号(ISO817も同様の基準を採用)。
番号標記の原則
番号は「接頭辞+千の位の数+百の位の数+十の位の数+一の位の数+付加記号」であらわされる(各位の位の数がゼロの場合は省略される)。右(一の位の数)から読むのが正しい読み方である。
大まかな読み方は以下の通り。
- 先頭 : 環状化合物なら、英大文字「C」をつける。
- 千の位の数 : 炭素間の二重結合の数。ただし0(飽和)の場合は表示しない。
- 百の位の数 : 炭素の原子-1。ただし0(炭素1個)の場合は表示しない。
- 十の位の数 : 水素の原子数+1
- 一の位の数 : フッ素の原子数
- 付加記号 : 臭素を含むなら、英大文字「B」+個数をつける。
- 付加記号 : 異性体の区別があれば、2種類目以降は英小文字「a」「b」等をつける。
ただし、400~700番台はこの限りではない。100の位で大分類がなされる。10の位と1の位は2桁の数で、通し番号(400~600番台)もしくは分子量(700番台)である。さらに、混合物(400~500番台)の場合、英大文字の付加記号で異なる成分比率を表す。
接頭辞は正式にはR(refrigerantの略)だが、元素の種類に応じ、HFC(ハイドロフルオロカーボン)等を使うこともある。元素を表すアルファベットとその順序は、H(水素)・B(臭素)・C(塩素)・F(フッ素)・C(炭素)である。
接頭辞と番号の間にはハイフン「-」を入れることがある。
冷媒番号による冷媒の分類
(括弧内は例)
- 000番台: メタン系化合物(R50(メタン))
- 100番台: エタン系化合物(R170(エタン))
- 200番台: プロパン系化合物(R290(プロパン))
- 300番台: 環式化合物(C318)
- 400番台: 非共沸混合物(R441A、R443A)
- 500番台: 共沸混合物(R500、R501)
- 600番台: 有機化合物(R600(ブタン)、R601(ペンタン)
- 700番台: 非有機化合物(R702(水素)、R704(ヘリウム)、R717(アンモニア)、R718(水)、R744(二酸化炭素))
- 1000番台: 不飽和有機化合物
脚注
関連項目
- Refrigerantのページへのリンク