オオバコ
おおばこ (大葉子)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。道端や空き地などに生えています。名前は、幅の広い葉に因みます。また中国では「車前草」といい、車の通る道に多いことに因ります。根生葉で、4月から9月ごろ、花茎の先端に穂状花序をつけ、小さな花を下から順に咲きあげます。面白いのは、適度な踏みつけがなければ、他の草が高く伸びて光が当たらなくなり、生き延びられないということです。そのために葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しています。葉や種子は漢方では咳止めの薬として知られています。
●オオバコ科オオバコ属の多年草で、学名は Plantago asiatica。英名は Che Qian Zi, Oba-Ko。
オオバコ: | プランタゴ・メディア 大葉子 箆大葉子 蕾大葉子 |
丸葉
円葉
大葉子
於保波古
相撲取
蛙葉
車前
車前草
酸漿葉
オオバコ
(Plantago asiatica から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 11:55 UTC 版)
オオバコ(大葉子[6]、車前草[注釈 1]、学名: Plantago asiatica)とはオオバコ科オオバコ属の多年草。高地から平地まで、道端などによく生える野草で、地面から葉を放射状に出して、真ん中から花穂をつけた茎が数本立つ。葉は薬草として利用され、漢方薬でも使われている。中国では車前、車前草(しゃぜんそう)ともいう[2][8]。ハハキオオバコ[2]、ホウキオオバコ[2]や、スモウトリグサ(相撲取り草)の別名もある。
注釈
出典
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Plantago asiatica L. var. densiuscula Pilg. オオバコ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Plantago asiatica L. オオバコ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Plantago asiatica L. f. ochranthera M.Mizush. オオバコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Plantago major L. var. asiatica (L.) Decne. オオバコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Plantago asiatica L. f. polystachya (Makino) Nakai オオバコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 高橋秀男監修 2003, p. 66.
- ^ “難読漢字.jp”. 2020年3月29日閲覧。
- ^ a b c d e f 山田孝彦 & 山津京子 2013, p. 111.
- ^ a b c d e f 田中孝治 1995.
- ^ a b c d e f g h 篠原準八 2008, p. 8.
- ^ a b c d e f 貝津好孝 1995.
- ^ a b c d e f g h 金田初代 2010, p. 49.
- ^ a b c d 亀田龍吉・有沢重雄 2010, p. 58.
- ^ a b c d e 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2012, p. 69.
- ^ a b c d e 内藤俊彦 1995.
- ^ a b c d e 川原勝征 2015, p. 109.
- ^ a b c d e f g h 馬場篤 1996, p. 27.
- ^ a b 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 58.
- ^ 内藤俊彦 1995, p. 237.
- ^ 篠原準八 2008, p. 9.
- ^ “米粉パンを膨らみよくするには”. アレルギーの方の除去食、代替食検索、購入ならクミタス. 2021年9月11日閲覧。
- Plantago asiaticaのページへのリンク